シラバス情報

授業科目名
生物科学
(英語名)
Biological Science
科目区分
全学共通科目
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
1年
ナンバリングコード
IA9991GCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
宮澤 淳夫
所属
理学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4
オフィスアワー・場所
講義終了後・教室にて
随時・播磨理学キャンパス 研究2期棟 S301室
連絡先
開講科目一覧(履修の手引き)を参照のこと
ユニバーサルパスポート・クラスプロファイルにより問い合わせること

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
1-2◎/2-1〇/3-2〇
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
生物科学の基礎的な知識の確認と共に、日常生活と密接な関係にある生物学、ヒトの健康に関わる生命科学を「ヒトの生物学」として学修する。その結果、生物学の知識が、ヒトの日常生活、自分の将来と強く結びついていることを理解する。

【到達目標】
1.成人した社会人の常識として生物学の基礎的事項を説明できる。
2.日常生活に関わる生物科学の知識を応用できる。
3.生命科学を基にして健康で豊かな生活を送ることができる。
授業のサブタイトル・キーワード
【サブタイトル】ヒトの生物学
【キーワード】食品生産、現代医療、環境問題
講義内容・授業計画
【講義内容】
テキストに沿って、ヒトの日常生活に密接した「食品」、「医療」、「環境」と関わる生物学に関するトピックスや身近な内容の議論を中心として「ヒトの生物学」について論究を行う。

【授業計画】
1.授業ガイダンス 講義の概要と授業計画
2.生物科学と食品(1) 微生物と食品生産
3.生物科学と食品(2) 食品生産における発酵技術の応用
4.生物科学と食品(3) 遺伝子組換え食品
5.生物科学と医療(1) 抗生物質とワクチン
6.生物科学と医療(2) 臓器移植
7.生物科学と医療(3) 遺伝病の検査と治療
8.授業内評価
9.生物科学と医療(4) ヒトゲノム情報の活用
10.生物科学と医療(5) 生殖補助医療
11.生物科学と医療(6) ワクチン開発のターニングポイント
12.生物科学と環境(1) 外来種の侵入
13.生物科学と環境(2) 環境汚染物質
14.生物科学と環境(3) バイオ燃料
15.生物科学と環境(4) ポリ塩化ビフェニル中毒事件・授業のまとめと総括
定期試験

※授業ではパソコンは利用しない

【生成AIの利用について】
この授業においては生成AIの利用を予定していない。レポートは学生本人が手書きで作成することを前提としているため、生成系AIのみを用いて作成したレポートを提出することはできない。もし、提出したことが判明した場合は、単位を認定しない、または認定を取り消すことがある。
教科書
「大人のための科学 高校で教わりたかった生物」 、趙 大衛(編著)・松田良一(監訳、編著)、日本評論社、ISBN 978-4-535-60033-1 (生協等で購入する)
参考文献
(1)「生命の化学と分子生物学」、E.J.Wood・C.A.Smith・W.R.Pickering 著、林 利彦・水野一乘 訳、東京化学同人、ISBN 4-8079-0510-4(生協等で購入する)
(2)「ウイルスと感染のしくみ」、生田哲 著、日本実業出版社、ISBN 4-534-02513-0(生協等で購入する)
(3)「はじめの一歩のイラスト感染症・微生物学」本田武司 編、羊土社、ISBN 978-4-7581-2023-4(生協等で購入する)
(4)「発酵はおいしい! イラストで読む世界の発酵食品」、ferment books・おのみさ 編著、パイ インターナショナル、ISBN 978-4-7562-5112-1(生協等で購入する)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】講義内容・授業計画で指示するテキスト部分の読み込み等の事前学習(2h×14回=28h)
【復習】講義内容の理解を深め、定着させるために講義ノートおよびテキスト、参考文献等の読み直し等による事後学習(2h×14回=28h)、ならびにレポート作成(2h×2回=4h)
アクティブ・ラーニングの内容
授業中に、ヒトの生物学に関わる社会的な課題について履修学生に質問したり、可能であれば学生同士のディスカッションを行ったり、または全員にアンケート調査を行う。アンケートの集計結果について履修者全員で共有することにより、自分と他者との考え方や意識の違いを知ると共に、お互いの意見を尊重することにより社会的な課題に対する人々の認識の多様性を理解する。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
「ヒトの生物学」に関わる生物科学を学習し、自分の日常生活と将来に関連付けて生命科学を理解し、これを活用できる者に単位を授与する。講義目的と到達目標に記載する能力、ならびに各自の学習と理解の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による評価を行う。
【成績評価の方法】
アンケート・レポート課題(20%)、授業内評価/中間試験(30%)、期末試験(50%)を基準とし、学修目標に即して多面的な方法により総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
・アンケートは、原則、次回の授業時に集計結果を履修者全員で共有する。
・レポートは、優れた内容のものを講義の中で紹介しながら講評する。
・授業内評価は、次回以降の授業時に解説と講評を行う。
・定期試験は、授業評価アンケートの教員コメント欄に試験結果に関するコメントもあわせて記載する。
履修上の注意・履修要件
・授業の履修に必要な予備知識として高等学校での「生物基礎」が前提となる。
・日常生活に密接に関わる「ヒトの生物学」に対する興味と関心があること。
・理学部では2年次以降、本講義の内容をより深く学修する専門教育科目が開講される。
・「授業内容・授業計画」に記載したテキストの該当箇所や、それに関連する事項については参考文献などで、十分な予習・復習をして講義に出席すること。
・履修希望者が履修定員を超える場合は、ランダム抽選により履修者を決定する。なお、履修希望者が履修定員を若干名超える場合は、履修希望者全員の履修を認める場合もある。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。