シラバス情報

授業科目名
建築文化ツーリズム学
(英語名)
Architectural Culture based Tourism
科目区分
全学共通科目
対象学生
環境人間学部/工学部/理学部
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
IA9991GCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
三田村 哲哉
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標11
オフィスアワー・場所
授業の前後・非常勤講師控室
連絡先
mitamura-tetsuya[アットマーク]shse.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
1-2◎/1-1〇/4-1〇
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
観光は、異国や地方など、日常の生活圏から外に出て、自然と文化に触れることであり、文化の中心にある建築は、今日どの国でもその対象となっている。建築のツーリズムは、こうした建築の鑑賞の繰り返しによって成立する。本講義は、こうした観点に立脚し、「コンバージョン」と「アール・デコ」という2つのキーワードを取り上げて、欧米の主要都市を対象に、現代の観光に大きな役割を果たしている建築を考察の対象とする。前者では歴史的建造物や建築ストックの課題と提案に、後者では戦間期フランスで興隆した建築と都市に焦点を当て、建築文化の歴史と現状を踏まえて、それぞれの建築文化ツーリズムを構想することを目標とする。
授業のサブタイトル・キーワード
建築意匠、建築歴史、建築設計
講義内容・授業計画
1. ガイダンス:目的と概要の紹介
2. 建築学の基礎知識:学術面
3. 建築学の基礎知識:実務面
4. コンバージョン:概要説明
5. コンバージョン:アメリカ・イタリア
6. コンバージョン:フランス(パリ)
7. コンバージョン:フランス(地方都市)
8. コンバージョン:ドイツ・オーストリア・スイス、オランダ・ベルギー
9. コンバージョン:北欧諸国(フィンランド・デンマーク、スウェーデン・ノルウェー)
10.アール・デコ:概要説明
11.アール・デコ:フランス(パり)
12.アール・デコ:フランス(大西洋岸の都市)
13.アール・デコ:フランス(地中海岸の都市)
14.アール・デコ:フランス(内陸の都市)
15. まとめと評価(到達度の確認)
※この授業の中で生成AIを利用することはない。
教科書
本授業の内容は「備考の欄」に記載した拙著に基づいたものである。授業内容に関連のある資料は、開講の際に紹介する。
参考文献
本授業の内容は「備考の欄」に記載した拙著に基づいたものである。授業内容に関連のある資料は、開講の際に紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】:関連文献等を用いた事前学習(25h)
【復習】:講義における口述内容に基づいた事後学習(25h)
*予習と復習に必要な時間のひとつの目安:講義1時間+予習・復習2時間×15週=45時間
アクティブ・ラーニングの内容
アクティブ・ラーニングは使用しない。
成績評価の基準・方法
成績評価の基準
 コンバージョンとアール・デコを主題に建築文化ツーリズムを理解し、自らの解釈を表現できる者に単位を授与する。
 講義目的・到達目標に記載する能力(知識、思考力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
成績評価の方法
 到達度の確認を基準として、受講態度(出席・質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
最終回の授業においてまとめと評価(到達度の確認)を行う。レポートの場合は、授業中に講評を行う。試験の場合は、授業中に要点を中心に解説する。


履修上の注意・履修要件
次年度から環境人間学部環境デザイン系において建築士試験受験資格科目を受講する者は、本講義を履修すること。

実践的教育
該当しない。
備考
担当教員は、建築史・意匠学に関する研究を遂行している。本講義は、担当教員の研究テーマに基づくとともに、建築学の新たな一側面を講述するものである。詳細は教員研究者データベースHP(http://kyoin.u-hyogo.ac.jp/)を参照のこと。
授業内容は主に次の資料に基づく。
小林克弘、三田村哲哉、橘高義典、鳥海基樹『世界のコンバージョン建築』鹿島出版会、2008年。
小林克弘、三田村哲哉、角野渉『建築転生 世界のコンバージョン建築II』鹿島出版会、2013年。
角野渉、木下央、三田村哲哉、小林克弘『建築転生から都市更新へ 海外諸都市における既存建築物の利活用戦略』日本建築センター、2022年。
三田村哲哉『アール・デコ 戦間期フランスの求めた近代建築』中央公論美術出版、2023年。
※本学の配付資料を参照して下さい。



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