教員名 : 山口 裕毅
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授業科目名
教育原論
(英語名)
Principles of Education
科目区分
専門教育科目/教職課程科目
—
対象学生
環境人間学部
学年
2年
ナンバリングコード
IA9991TCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
山口 裕毅
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/1〇/2〇
研究科DP
ー
全学DP
4-1◎/1-1〇/1-2〇
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力
講義目的・到達目標
【講義目的】
本講義では、教育の基本的概念を踏まえ、教育の理念を歴史や思想上の事項と関連づけながら、現代の教育のビジョンや方策を考案・表現できるようになることを目的とする。 【到達目標】 本講義の到達目標は、(1)教育学の諸概念並びに教育の本質及び目標を説明できること、(2)子供・教員・家庭・学校など教育を成り立たせる要素とそれらの相互関係を説明できること、(3)家族と社会による教育と歴史的な事項との関連づけができること、(4)現代の学校教育と近代教育制度の成立・展開過程との関連づけができること、(5)現代社会における教育課題と歴史的な事項との関連づけができること、(6)家庭や子供に関わる現代の教育観を教育の思想と比較し、特徴を説明できること、(7)学校観や学習観を教育に関する思想と比較し、特徴を説明できること、(8)代表的な教育家の思想から現代の教育を捉えなおし、新たなビジョンや方策を考案できること、である。 授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
【講義内容】
本講義では、教育の基本的概念を踏まえたうえで、教育の理念を歴史や思想との関連から概観する。現代社会や教育の諸課題との関連性についても論究する。 【講義計画】 1.ガイダンス:講義目的・目標・概要の説明、食育・健康教育の重要性と展望 2.教育空間の開放性と閉鎖性:子ども・家庭・地域・社会と教育 3.ビルドゥング:人間形成と学びの基礎概念、形式陶冶、実質陶冶 4.古代ギリシャ、中世、ルネサンス:西洋の教育の歴史と思想① 5.コメニウス、ロック、ルソー、カント:西洋の教育の歴史と思想② 6.ペスタロッチ、フレーベル、ヘルバルト、デューイ:西洋の教育の歴史と思想③ 7.近代学校の誕生と展開:西洋の教育の歴史と思想④ 8.進歩主義教育運動、改革教育学の運動:西洋の教育の歴史と思想⑤ 9.近代以前の人間形成、手習塾、藩校、私塾:日本の教育の歴史と思想① 10.近代教育制度の成立過程、西洋教育思想との邂逅、近代学校の教授法:日本の教育の歴史と思想② 11.大正新教育運動の思想と実践:日本の教育の歴史と思想③ 12.戦争期の教育、戦後教育改革:日本の教育の歴史と思想④ 13.教育の現代化運動、教育問題と教育課程の変遷、戦後日本型循環モデル:日本の教育の歴史と思想⑤ 14.現代の社会状況と公教育の刷新 15.まとめと評価(到達度の確認) ※パソコンの利用:講義内では使用予定なし。 ※生成系AIの利用:生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。 生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。 教科書
随時指定する。
参考文献
宇内一文編著,2018,『教職のための学校と教育の思想と歴史』,三恵社.
教育思想史学会編,2017,『教育思想事典』(増補改訂版),勁草書房. 教育哲学会編,2023,『教育哲学事典』,丸善出版. 事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】テキストの該当章の事前読み込みと課題への解答(40h)
【復習】講義内容の理解を深め、定着させるためのテキスト・資料教材の読み直し(20h) アクティブ・ラーニングの内容
グループワーク、発表等を取り入れたアクティブラーニング型授業を実施予定。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
教育の基本的概念、歴史、思想を理解し、社会や教育の課題群と関連付け、新たな教育のビジョンを表現できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。 【成績評価の方法】 授業中のコメントシート・課題:50%、期末レポート:50%を基準として、受講態度(グループワークやクラスへの貢献度等)を含めて総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
優れた内容の課題については、講義内で紹介しながら講評する。
履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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