シラバス情報

授業科目名
環境と材料学
(英語名)
Environmentally Benign Material
科目区分
専門教育科目
対象学生
環境人間学部
学年
3年
ナンバリングコード
HHHBE3MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
深江 亮平
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9/目標12/目標13
オフィスアワー・場所
水曜日12:30-13:00 非常勤講師控室
連絡先

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
2◎/1〇/3〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標

私達の現在の豊かな生活は大量のエネルギーと物質(資源)を消費することによって成り立っているが、その消費が地球温暖化をはじめとする種々の環境問題を引き起こしている。そのようななかでSDGsにも掲げられている「持続可能な生産と消費のバランス」が強く求められ、あらゆる「もの」を生み出している素材や材料の生産時や廃棄時における環境負荷の極小化が喫緊の課題となっている。この講義では種々の素材の生産、消費、廃棄、リサイクルの各ステージにおける環境負荷について整理をしたうえで、環境負荷を軽減する新素材や新しい製法に言及する。受講により素材と環境との関連や、持続可能な社会の構築に必要な方策・技術を説明、提案することができる。

授業のサブタイトル・キーワード

SDGs、環境負荷

講義内容・授業計画

1. イントロダクション「鉄と木材について考えてみる」
2. 資源消費と環境問題
3. 素材生産と環境負荷Ⅰ
4. 素材生産と環境負荷Ⅱ
5. LCAとエコマテリアル
6. リサイクルの制度と現状
7. 再製品化技術とその限界
8. 再生可能な資源とケミカルウッド
9. 生分解性材料Ⅰ(機能と構造)
10. 生分解性材料Ⅱ(具体例)
11. バイオプラスチック
12. 新素材と環境適合性
13. 環境機能性材料Ⅰ(機能と構造)
14. 環境機能性材料Ⅱ(具体例)
15. まとめ(到達度の確認)

定期試験

この授業においては生成AIの利用を予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。

教科書
適時プリントを配付する。
参考文献
適宜紹介する。
有機資源化学(鈴木庸一著 三共出版)、バイオベースマテリアルの新展開(木村良晴監修 CMC出版)など
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
予習:講義で扱うテーマに関して、事前に問題点等を確認しておくこと。(約1時間)
復習:講義で取り上げた事象について、その関連する化学や物理の知識を確認整理すること。(約3時間)

アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
成績評価の基準
素材と環境との関わり、環境に適合した材料の必要性等を充分に理解し、関連する知識を習得した者に単位を授与する。これらの到達度に応じてSからCまで成績を与える。
成績評価の方法
定期試験の成績を100%として、受講態度を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
授業評価アンケートの教員コメント欄に、定期試験の結果に関するコメントをあわせて記載する。
履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。