シラバス情報

授業科目名
公衆衛生学
(英語名)
Community and Public Health Nutrition
科目区分
専門基礎科目(専門関連科目)
対象学生
環境人間学部
学年
3年
ナンバリングコード
HHHBE3MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
有満 秀幸、味木 和喜子、北窓 隆子
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標6/目標8/目標13/目標14
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/3〇/5〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】公衆衛生学を学ぶ上で、社会・環境と健康とのかかわりについて学ぶことは重要である。本講義では、公衆衛生の基礎、並びに人口保健統計、環境と健康、生活習慣の現状と対策、主要疾患の疫学と予防対策、保健・医療・福祉の制度等に対する理解を深めることを目的とし、公衆衛生学の概念やそれを取り巻く課題について論究する。
【到達目標】1)健康に関わる諸問題、個人および集団の疾病の予防法、健康の維持・増進に関する基礎理論を説明できる、2)公衆衛生の現状を理解し、将来における方策を含めて説明できる。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:社会・環境と健康に関する思考力、実践力等を身につける公共健康科学
キーワード:人口保健統計、環境と健康、生活習慣の現状と対策、主要疾患の疫学と予防対策、保健・医療・福祉の制度
講義内容・授業計画
【講義内容】公衆衛生学とは、「組織化された地域社会の努力により疾病を予防し、寿命を延長し、身体的、精神的健康と能率の増進をはかる科学と技術」であり、個人、家族、地域社会および国民全体の「健康」を最終目標とする学問である。そのための原理追求とともに、現実問題への対応について講述する。
【授業計画】
1. ガイダンス・公衆衛生の意義 (健康・公衆衛生の定義、公衆衛生の歴史、健康の社会的決定要因)
2. 人口保健統計(保健統計の意義、静態・動態・傷病統計)
3. 健康状態・疾病の測定と評価(疫学の概念、疾病頻度の測定、曝露効果の測定)
4.   〃 (スクリーニング、根拠に基づいた保健対策、疫学研究と倫理)
5. 環境と健康(生態系の中の人間生活、環境汚染と健康)
6.   〃 (生活環境−環境保健−)
7. 生活習慣の現状と対策(行動と社会、身体活動・運動、喫煙行動)
8.   〃 (飲酒行動、睡眠・休養・ストレス、歯科保健行動)
9. 主要疾患の疫学と予防対策(がん、循環器、代謝、骨・関節疾患)
10.  〃 (感染症)
11.  〃 (精神、その他の疾患、自殺・不慮の事故・虐待)
12.保健・医療・福祉の制度(社会保障、行政、医療制度、福祉制度)
13.保健対策(地域保健、母子保健、成人保健、高齢者保健・介護)
14.  〃 (産業保健、学校保健、国際保健)
15.情報の入手と取扱い、まとめと評価(到達度の確認)
定期試験

この授業においては生成系AIの利用を予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。
教科書
伊達ちぐさ・松村康弘 編著「三訂 公衆衛生学」 建帛社
参考文献
厚生の指標「国民衛生の動向」厚生統計協会編(毎年臨時増刊号として発刊)、担当教員がまとめた冊子(資料として配布する)。
有満担当分は講義中に適宜紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】関連するテキスト部分の事前読み込みを1回あたり2時間×15週=30時間
【復習】講義時に配布したプリントや、記載されている参照Webページの閲覧などを用いた学習に2時間×15週=30時間

アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 社会・環境と健康とのかかわりを理解し、公衆衛生学の概念やそれを取り巻く課題について説明できる者に単位を授与する。講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に応じて、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
成績評価の方法
 定期試験(90%)、講義中の小テスト(10%)を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
課題のフィードバックの方法については担当教員が事前に提示するが、小テストは講義前に実施した場合は即時、講義後に実施した場合は次回講義時に解答と解説を行う。定期試験結果も求めに応じて開示する。
履修上の注意・履修要件
・食環境栄養課程の学生に限る。
・十分な予習・復習をして講義に出席すること。

実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。