教員名 : 加藤 陽二
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授業科目名
体と物質
(英語名)
Biomolecules
科目区分
専門基礎科目(専門関連科目)
ー
対象学生
環境人間学部
学年
2年
ナンバリングコード
HHHBE2MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
加藤 陽二、村上 明、金子 一郎
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標2/目標3
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに表示)を参照のこと
連絡先
全体に関することは加藤(とりまとめ)に、講義の内容などについては該当する各担当教員に連絡すること。オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに表示)を参照のこと。ユニバーサルパスポートのクラスプロファイルから連絡することも出来る。
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/2〇
研究科DP
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全学DP
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教職課程の学修目標
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講義目的・到達目標
【講義目的】生体物質はDNA・蛋白質(高分子)からビタミン・無機塩などの低分子まで様々であり、管理栄養士として、これら物質・成分の働き・機能についての知識・理解が重要である。その動態を把握・追跡するため、種々の生体物質の分析法が活用されている。加えて、健康診断や病院での検査など、健康を評価するためにも種々の分析手法が用いられる。
本講義では、管理栄養士が必要とされる基礎的な知識として、生体物質(食品成分含む)について分析する手法を簡単な実例を参考にしながら学ぶことを目的とする。同時期に実施する実験実習で利用する研究手法の解説を兼ねる。また、その発展として、我々を取り巻く環境由来の分子(食品成分含む)の分子レベルでの作用・働きについても学ぶことを目的とする。 【到達目標】本講義の到達目標は、1)食品、生体の分析法の概略を理解し、2)物質・分子の働きを理解するための知識を身につけ、管理栄養士としての化学・生化学的な面での基礎力・応用力を身につけることを目標とする。 授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:生体物質について、分析法から環境因子としての働きまで学ぶ「体と物質」
キーワード:スペクトロメトリー、クロマトグラフィー、生化学・分子生物学的手法、環境に由来する物質と生体 講義内容・授業計画
【講義内容】本講義では、基礎となる分光法(スペクトロメトリー)、成分の分離方法、次いで混合系でも解析できる電気泳動法やウエスタンブロットなど免疫化学的な研究手段、質量分析法を学ぶ。また栄養科学的な研究手法としてDNA解析や実験動物の取り扱い手法を学ぶ。発展編として、汚染物質や食品成分などと生体機能との関わり、自然免疫と獲得免疫に関して学習する。
【授業計画】 [生体成分の分析方法] 1.スペクトロメトリー(可視・紫外・蛍光・発光) 2.クロマトグラフィーの基礎 3.クロマトグラフィーの利用方法(TLC, GC, LC) 4,電気泳動法・免疫化学的手法 5.質量分析法 [栄養科学的な研究手法] 6.DNA配列情報の入手法(*PCを使用しデータベース検索を行う) 7.PCRの基礎から応用まで 8.シークエンス解析技術の進化 9.実験動物の飼育、投与方法、サンプルの採取 10.遺伝子改変動物の種類、Genotyping [物質と生体の関わり(環境と生体成分・機能)] 11.環境汚染物質 12.日本の公害問題 13.薬物異物代謝機構 14.食品成分と薬物代謝 15.自然免疫と獲得免疫 ※生成系AIの利用について: 生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポート等として提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。 教科書
教科書は指定しない。プリント資料などを適宜配布する。
参考文献
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキスト・オンデマンド教材の部分を事前読み込み(25h)
【復習】レポート作成、講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト・オンデマンド教材を読み直し(35h) アクティブ・ラーニングの内容
アクティブラーニングは利用しない。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
体を構成する成分の分析法やその影響について、分子レベルで説明できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。 【成績評価の方法】 レポート及び小テスト90%を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
小テスト・レポートについては、学生からの問い合わせに応じ、模範解答などを開示する。
履修上の注意・履修要件
・社会で広く用いられている様々な分析法や体を構成する成分の働きについて新聞・ニュースなどから興味をもっておくこと。十分な予習・復習をして講義に出席すること。食環境栄養課程の学生に限る。
実践的教育
該当しない
備考
この講義は、担当教員の専門分野である体を構成する物質の検出やその働きの解明などの学問的基礎部分を解説・教授するものである。詳細は教員研究者データベースを参照のこと。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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