生化学Ⅱ

Biochemistry Ⅱ

専門教育科目

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環境人間学部

2年

HHHBE2MCA9

2.00単位

講義・実習 (Lecture/Practical Training)

2024年度後期

加藤 陽二

環境人間学部

日本語

目標2／目標3／目標9／目標14／目標15

オフィスアワー一覧表（ユニバーサルパスポートに掲示）を参照のこと

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2◎／1〇

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【講義目的】栄養や健康のことを知るためには、生化学の知識は必須である。生体を構成する物質はDNA・蛋白質（高分子）からビタミン・無機塩などの低分子まで様々であり、これらが複雑に作用して生命が維持されている。本講義（生化学II）では、生化学Iにつづいて、これら生化学の基礎知識を得ることを目的とし、脂質・タンパク質・核酸の代謝、及び、生体機能の調節について学ぶ。
【到達目標】本講義の到達目標は、１）生体分子の基礎的な代謝を知り、２）生体を制御する基礎的な仕組みについて理解・習得をすること、である。

サブタイトル：生化学・生命科学・生物化学を理解する基礎力〔特に代謝、遺伝子発現、調節分野〕を身につける生化学II
キーワード：代謝の連携、遺伝子の発現・調節、生体防御

【講義内容】本講義では脂質の代謝からはじまり、次いでアミノ酸・タンパク質代謝など、生体成分の基礎的な代謝機構を理解する。更にエネルギーの獲得や遺伝子の発現を介した生体機能調節についても学ぶ。一部はビデオ教材を使って、また、生化学の知識が生かせる最新の新聞記事なども紹介しながら、理解を深める。タンパク質については同時期に実施している生化学実験２と連携し、一部を実習スタイルとする。

【授業計画】
１． 脂質の代謝１（脂肪酸の合成、酸化）
２． 脂質の代謝２（脂質の輸送、コレステロールの代謝）
３． タンパク質の分解とアミノ酸代謝（※実習スタイル含む）
４． 生体エネルギー学１（高エネルギーリン酸化合物・生体酸化）
５．  生体エネルギー学２（呼吸鎖と酸化的リン酸化）
６． 中間代謝の概要１（糖質代謝と脂質代謝の相互関係）
７． 中間代謝の概要２（糖質代謝とアミノ酸代謝）
８． ヌクレオチドの代謝
９． 遺伝子の発現 （転写・タンパク合成）
１０．遺伝子の発現調節機構
１１．遺伝子の制御（修復、遺伝病、遺伝子工学）
１２． 個体の調節機構（情報伝達）
１３． ホメオスタシス（生体調節）
１４． 生体防御機構
１５． まとめと評価（到達度の確認）
定期試験

※生成系AIの利用について：
生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポート等として提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。

園田勝 編：栄養科学イラストレイテッド　「生化学」　改訂第３版（羊土社）（生化学Iでも使用する）（生協などで購入する）

【予習】授業に際して指示するテキスト・オンデマンド教材の部分を事前読み込み（30ｈ）
【復習】講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト・オンデマンド教材を読み直し、小テストの復習（30ｈ）

アクティブラーニングは利用しない。

成績評価の基準
　生化学Iに引き続き、基礎的な代謝経路（遺伝子発現含む）を説明出来る者に単位を授与する。
　講義目的・到達目標に記載する能力（知識・技能、思考力、判断力、表現力等）の到達度に基づき、S（90点以上）、Ａ（80点以上）、B（70点以上）、C（60点以上）による成績評価のうえ、単位を付与する。

成績評価の方法
　レポート・小テスト30％、定期試験70％を基準として、受講態度（積極的な質問等）を含めて総合的に評価する。

課題・テストについては、学生からの問い合わせに応じて、個別に対応する（模範解答例を伝える、解説する等）。

・与えられた宿題（課題）はもとより、十分な予習・復習をして講義に出席すること。食環境栄養課程の学生に限る。なお、生化学I（前期）と連携して講義する。

該当しない

この講義は、担当教員の専門分野である生化学の学問的基礎部分を解説・教授するものである。詳細は教員研究者データベースを参照のこと。