シラバス情報

授業科目名
微生物学実験
(英語名)
Experiments in MIcrobiology
科目区分
専門教育科目
対象学生
環境人間学部
学年
2年
ナンバリングコード
HHHBE2MCA4
単位数
1.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
実験 (Experiment)
開講時期
2024年度後期
担当教員
有満 秀幸、小村 智美、森岡 八栄子
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/2〇/3〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
生活に身近な微生物の培養と観察を通じて、食中毒予防対策に重要な考え方を養うとともに、検出薬にも利用されている抗原抗体反応を学ぶ。本実習の到達目標は、1)微生物の適切な取り扱い方法、 2)微生物の性質や培養・観察法、3)抗原抗体反応、の理解を通じて、微生物検査の操作方法を習得し、同定する方法を説明できることである。
授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
本実習では自ら目的に応じた培地を作製し、微生物の取り扱い法、培養後の培地の変化や染色標本の観察を行うことで、培地や菌の特性を学ぶ。
【実習計画】
1-2. ガイダンス/細菌と真菌(酵母)の違いの観察(コロニーの観察、グラム染色等) 
3-4. (1)培地の作製法 (2)手指にいる菌の観察 (3)鼻腔内細菌の検出
5-6. 発酵食品に含まれる菌の分離
7-8. 腸内細菌科細菌の同定
9-10. (1)芽胞の性質 (2)抗体の精製
11-12. (1)偏性嫌気性菌の性質 (2)ELISA法
13-14. アニサキスの観察
15. まとめと評価(レポートの書き方)

生成系AIの利用については担当教員の指示に従うこと。課題レポートの作成や事前・事後学習に当たり、事例検索、翻訳等に補助的に生成系AIを使用しても良いが、生成系AIの出力した内容について、事実関係を示す出典・参考文献を確認・追記すること。

教科書
実習書を配布する
参考文献
微生物学実習提要(丸善)、戸田新細菌学(南山堂)など
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】実習に関して指示するテキスト・配布資料の事前読み込み(1時間×8回=8時間)
【復習】実習内容の理解を深め、定着させるためのテキスト・配布資料の読み直し(1時間×8回=8時間)、レポート作成(2時間×8回=16時間)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 微生物の取り扱い、培養・染色技術を修得し、結果を正しく説明できる者に単位を授与する。講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に応じてS(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
 主としてレポート90%を基準として、受講態度(実習中の取り組み姿勢、積極的な質問等)10%も考慮して総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
提出されたレポートについて添削・コメントを付して返却する。
履修上の注意・履修要件
・ 2年前期の「微生物学・免疫学」の単位を修得しておくことが望ましい。また3年次前期の「食品衛生学実験」と関連しているため、十分な復習をすること。
・ ガスバーナーを多用する実験であるため、髪の長い人は着火防止のため、括るためののゴムや髪留めを持参すること。


実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。