臨床栄養臨地実習

Field Practice of Clinical Nutrition

専門教育科目

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環境人間学部

3年

HHHBE3MCA5

1.00単位

実習 (Practical Training)

2024年度後期

伊藤 美紀子、田中　更沙

環境人間学部

日本語

目標3

4◎／2〇／5〇

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【講義目的】病院等の医療を提供する施設において、栄養部門業務の全体を知ると共に、専門職として行う活動内容、特に実践の栄養管理計画、栄養食事指導、給食管理などの業務と医療現場における責務について修得できることを目的とする。また、他の医療スタッフや患者とのコミュニケーションにより、チーム医療の重要性を理解する。
【到達目標】本実習の到達目標は、大学で修得した様々な専門知識と技術を統合し、実習施設での課題発見（気づき）・問題解決を通して、疾病者の病態や栄養状態の特徴に基づいた適切な栄養管理を実践できるようになることである。

サブタイトル：臨床現場における管理栄養士の実際の業務を学ぶ
キーワード：病院、NST、栄養指導、栄養管理

【講義内容】医療を提供する施設において、5日間(45時間）で主に下記のことを学ぶ、疾病者を対象とした。実習内容は各施設によって異なるが疾病者を対象とした栄養（食事）療法を基盤とした栄養管理について学習する。
【授業計画】
1.   栄養管理部門の業務の概要の把握
2.  栄養管理システムの把握
3.  栄養アセスメント、カンファレンス、栄養ケアプランの立案
4.  チーム医療（NST、クリニカルパスなど）の実際
5.  多職種連携の実際
6.  外来・入院患者を対象とした栄養食事指導
7.  ベッドサイドへの訪問により、入院患者の栄養問題が実際に存在していることの把握
8.  医療スタッフの一員として、患者への関わり方（対応やマナーなど）
9.  入院患者に対する個別対応（栄養・食事面から）の実際
10.  栄養食事指導や栄養管理の報告書、並びにカルテの実際
11. 経腸栄養剤、経静脈栄養剤の種類と適応
12. 医薬品と食品の相互作用の実際
13. 栄養指導教材の作成
14. 症例検討・発表
15.  まとめと到達度確認

＊この科目は１単位であり、授業期間は2月から3月に実施を予定しているが、実習施設側の都合等により変更となる場合がある。実習先によって日程は異なる。

※ パソコンの利用：必要に応じて使用する。

※生成系AIの利用：生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。

エッセンシャル臨床栄養学(医歯薬出版株式会社）、「実践　臨床栄養学実習」（第一出版）、「臨床調理」（医歯薬出版）、「糖尿病食事療法のための食品交換表」（文光堂）、「腎臓病食品交換表」（医歯薬出版）など

臨地実習および校外実習の実際（2014年版）　日本栄養士会、全国栄養士養成施設協会編
今日の治療薬（南江堂）
早引き検査値・数式ハンドブック(エクスナレッジ）

【予習】実習前に教科書等関連分野の復習と事前課題の実施を行う（事前学習10時間、実習期間中 1時間を5日、計15時間）
【復習】実習ノートの記入や設定目標の振り返りを行う。（実習期間中1時間を5日、事後学習10時間、計15時間）

学生同士のグループワークやディスカッションを行う。

【成績評価の基準】
臨地実習施設で意欲をもって積極的な態度で実習を行い、実践的な知識の修得に努め、管理栄養士業務について理解する者について、実習前に配布するルーブリック評価表に示した「実習前の学習」「挨拶・服装・言動」「持ち物について」「実習に対する積極性」「課題に対する取り組み」「臨地実習ノート」の到達度と実習目的、到達目標に記載する能力の到達度に応じてS(90点以上）、Ａ（80点以上），B（70点以上）、C(60点以上）による成績評価の上、単位を付与する。
【成績評価の方法】
臨地実習施設の指導担当者による実習態度、課題内容等のルーブリック評価(50％）、報告書（臨地実習ノート）(50％）を基準とし、学生本人によるルーブリック評価等もあわせ総合的に評価する。

報告書(臨地実習ノート）には、コメントを付与して返却する。

・本実習時に臨床栄養学Ｉ，II、病態栄養学Ｉ，II、臨床栄養学実習、給食の運営のすべての単位が、取得済みまたは取得見込みであることを基本要件とする。
・一社会人としての自覚を持って社会的常識に則った行動をとること。積極的な実習態度で臨むこと。
・医療従事者として実習に臨むため、複数の検査やワクチン接種が要件となる場合がある。交通費やワクチン接種は原則として各自の負担となる。

兵庫県内の医療機関での実習であり、実際に医療機関にて勤務する管理栄養士や臨床栄養に関わる関係者から教育・指導を受けることから実践的教育に該当する。