シラバス情報

授業科目名
人材育成手法演習
(英語名)
Method of Human Resource Development
科目区分
専門教育科目
-
対象学生
環境人間学部
学年
3年
ナンバリングコード
HHHBE3MCA7
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義・演習 (Lecture/Seminar)
開講時期
2024年度後期
担当教員
木村 玲欧
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4/目標10/目標17
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
4◎/2〇/3〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】長い歴史において人材育成は、教育者が「どのように教えるか」の理論と技術の追求に焦点が置かれてきたが、インストラクショナル・デザイン(ID)の誕生と発展によって、学習者が「どのように学ぶか」という学習目標を構造化することで、より効果的な人材育成が可能となった。本授業では、インストラクショナル・デザインの考え方のもと、効果的な人材育成プログラムと教材の分析・設計・開発・実装・評価手法を学ぶことを目的とする。
【到達目標】本講義の到達目標は、1)インストラクショナル・デザインの考え方を理解すること、2)効果的な人材育成プログラムと教材の分析・設計・開発・実装・評価手法ができるようになること、である。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:効果的な学習プログラムを企画・実施する力を身につける人材育成手法演習
キーワード:インストラクショナル・デザイン(ID)、学習目標、学習指導案、ワークシート、確認テスト、ピア・ラーニング、グループワーク
講義内容・授業計画
【講義内容】
 インストラクショナル・デザインの理論にもとづき、人材育成プログラムや教材に関する分析・設計・開発・実装・評価手法を学ぶ。なお講義では、実際に各受講生がテーマを1つ設定して、テーマに関する教育・研修プログラムと教材案を作り、発表・討論を行う機会を設ける。
【授業計画】
1.教育者と学習者の関係性
2.学習目標とコンピテンシー
3.教材をイメージし、教材の責任範囲を明らかにする
4.教材の構造を見きわめる、テストを作成する
5.独学を支援する作戦をたてる、形成的評価を実施する
6.教材パッケージを作成する、教材を改善する
7.演習(1)授業実践と討論(導入)
8.演習(2)授業実践と討論(時間管理)
9.演習(3)授業実践と討論(教材作成)
10.演習(4)授業実践と討論(授業展開)
11.演習(5)授業実践と討論(視聴覚表現)
12.演習(6)授業実践と討論(質疑応答)
13.演習(7)授業実践と討論(確認テスト)
14.演習(8)授業実践と討論(次回以降への展開)
15.まとめと評価(到達度の確認)

※生成系AIの利用:生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
必要に応じてプリント等を適宜配布する。
参考文献
『教育の方法と技術 主体的・対話的で深い学びをつくるインストラクショナルデザイン』、稲垣忠(編著)、北大路書房、2019年
『授業でも研修でもすぐに使える グループワークのトリセツ』、木村玲欧、北樹出版、2020年
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示する資料の部分を事前読み込み(5h)、授業の準備(30h)
【復習】フィードバックレポート作成(5回、5h)、レポート作成(1回、15h)、講義内容の理解を深め定着させるために資料を読み直し(5h)
アクティブ・ラーニングの内容
受講者による模擬授業への参加を予定(5回)。また、5人程度のグループに分け、グループ単位での作業・発表を予定(3回)。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 インストラクショナル・デザインの考え方を理解し、効果的な人材育成プログラムと教材の分析・設計・開発・実装・評価手法ができるに単位を授与する。
 講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価の上、単位を付与する。
【成績評価の方法】
 本演習でのグループワーク20%、授業実践・レポート80%を基準として、受講態度などを含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
授業実践・フィードバックシートをもとに作成したレポートは、メールにてそれぞれコメントを付して返す。
履修上の注意・履修要件
・本演習は、グループワーク、授業実践を中心に進行する。授業実践のための、指導案・教材づくりなどの準備、授業後のフィードバックシートをもとにしたレポート作成も必要となるため、積極的に取り組める者の履修を希望する。
・履修定員を最大30名程度とし、履修希望者が定員を超える場合は、ランダム抽選により履修者を決定する場合があります。但し、履修希望者が定員を若干名超える場合は、履修希望者全員の履修を認める場合もあります。また、2年生以上対象の専門科目の場合は、教員が担当する系の学生や上級生を優先する場合があります。

実践的教育
該当しない
備考
担当教員は「防災分野における人材育成手法」の研究を行っている。この講義は、担当教員の専門分野(防災心理学、防災教育学)を含む教育学・教育心理学の学問的基礎的部分を教授するものである。詳細は木村玲欧HP(https://kimurareo.com/)や木村ゼミHP(https://kimurareo-lab.com/)を参照のこと。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。