シラバス情報

授業科目名
学校栄養教育の理論と方法
(英語名)
Theory and methods of NutritionEducation in Schools
科目区分
専門教育科目/教職課程科目
対象学生
環境人間学部
学年
3年
ナンバリングコード
IAHBE1TCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
永井 成美、坂本 薫、湯面 百希奈
所属
環境人間学部

授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4
オフィスアワー・場所
オフィスアワー 一覧表(ユニバーサルパスポートに掲 示)を参照のこと
連絡先
オフィスアワー 一覧表(ユニバーサルパスポートに掲 示)を参照のこと

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
2◎/4〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標
目標2:教え、寄り添う力

講義目的・到達目標
【講義目的】
栄養教諭の職務や学校給食の役割について、周辺の知識とともに学ぶ授業である。本講義では、栄養教諭創設や職務、および学校給食の歴史や意義・役割に関する知識、児童生徒の栄養に係る課題、食文化や食の歴史に関する知識を修得し、具体的な食育指導へと発展させるための基盤を作る。また、現職栄養教諭による講義や実践例からの学びを通じて、学んだ知識が学校現場でどのように活かされるかについても理解を深める。
【到達目標】
1. 栄養教諭創設や学校給食の役割を十分に理解した上で、栄養教諭の職務を正しく把握すること。
2. 子どもの発達や栄養上の問題点を踏まえ、食の指導に必要な知識を身につけること。
3. 食文化や食の歴史(現代を含む)などについて理解すること。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:学校栄養教育に必要な諸知識を修得する
キーワード:栄養教諭創設、学校給食の役割、子どもの発達や栄養上の問題点、食文化・食の歴史
講義内容・授業計画
【講義内容】本講義は、栄養教諭の職務や学校給食の役割について学ぶ9回の授業(集中講義・湯面)、児童生徒の栄養に係る課題について学ぶ2回の授業(永井)、および食文化や食の歴史について学ぶ4回の授業(坂本)より構成されている。具体的事例を通した講述や現職教員による特別講義等を通して、学校栄養教育に学んだ知識が学校現場でどのように活かされているのかについて理解を深める。

【授業計画】
(栄養教諭・学校給食・諸課題 全11回・土曜集中・A311)
1.ガイダンス(永井)、栄養教諭制度創設(湯面)
2.栄養教諭の役割と職務(湯面)
3.児童生徒の栄養指導および管理に係る法令や諸制度(湯面)
4.学校給食の意義と役割(湯面)
5.家庭・地域と学校給食(地産地消など)(湯面)
6.  家庭・地域と連携した食育・アイディア発表とディスカッション(湯面)
7.  現職栄養教諭による特別授業「栄養教諭の職務の実際」ゲスト講師、湯面、永井)
8. 現職栄養教諭による特別授業「学校給食管理の実際」ゲスト講師、湯面、永井)
9. 学校給食に関連する法令や諸制度(湯面) 
10. 児童の栄養に係る課題1(絵本を使ったマナーの指導・発表)(永井)
11. 児童の栄養に係る課題2(絵本を使った「感謝の心」の指導・発表)(永井)

(食文化・食の歴史 全4回・金曜1限・S203)
12.食に関する歴史と文化(坂本)
13.食文化の変遷と学校給食(坂本)    
14.日本の食文化及び食習慣の特徴(坂本)
15.地域の食文化(郷土食、行事食、地場産物の活用)(坂本)
定期試験は実施しない。
※※パソコンの利用:毎回使用予定(課題記入、授業資料閲覧等)
※生成系AIの利用:生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはい けない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、または認定を取り消すことがある。
教科書
田中延子(編集):栄養教諭のための教職実践演習・栄養教育実習ノート(学研書院)(生協などで購入してください。4年生の教育実習でも使用します)
参考文献
参考書1:栄養教諭論−理論と実際−(金田雅代著)、建帛社(図書館にあり)
参考書2:第2次改訂の食に関する指導の手引き(文部科学省)図書館にあるが、
  http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/syokuiku/1292952.htm よりダウンロードできる。
その他、適宜指示する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業の事前に指示する教材やプリントを読み込む(10h)、絵本の読み込みや発表準備(5h)
【復習】レポート等作成(30h)、講義内容の理解を深め定着させるためのテキストや教材の読み直し(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
・家庭・地域と連携した食育・アイディア発表とディスカッション(1回)
・ゲスト講師を交えたディスカッションを予定(2回)
・絵本を使用したマナーや感謝のミニ指導(発表とディスカッション)(2回)
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
学校栄養教育の基礎的事項を理解し、説明ができる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
レポート等提出物50%、各教員による小テストや課題50%を基準として、受講態度(積極的な発言や質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
授業で行った演習課題や課題の発表に対して、直接教員からコメント、あるは修正指示メール・資料提供という方法でフィードバックを行う。
履修上の注意・履修要件
・履修にあたっては、以下を満たしていることを要件とする。
1)教科に関する科目(教育の基礎的理解に関する科目、道徳・総合的な学習の時間等の内容および生徒指導・教育相談に関する科目)のうち、1〜2年生での履修科目を修得していること(もしくは、履修中で単位修得見込みであること)。
2) 食育指導の理論と方法を同年次に履修することが望ましい。
・履修上の注意
1)授業の一部を集中講義(土曜日)で実施する。
2) 回により教室が異なるので注意すること。
3) 授業中に指示した宿題や事前・事後学習はもとより、「講義内容・授業計画」に記載したテキスト等の該当箇所などについて、十分な予習・復習をして講義に出席すること。
実践的教育
管理栄養士として小児への栄養指導等に携わった経験を持つ教員による授業が含まれることから、本授業は、実践的教育に該当する。食育指導の理論と方法(3年次後期)や、4年次の実習(学校栄養教育実習1・2[教育実習と事前と事前事後指導])との連動により、実践力を培うことを目指す。
備考
・授業の一部を集中講義(土曜日)で実施する。回により教室が異なるので注意すること。
・授業日程は、ゲスト講師や教育実習スケジュール等の都合により変更することがある(事前に連絡する)

英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。