シラバス情報

授業科目名
スポーツ運動学演習
(英語名)
Practical in Sports Biomechanics
科目区分
専門教育科目/教職課程科目
-
対象学生
環境人間学部
学年
3年
ナンバリングコード
HHHBE3MCA3
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
演習 (Seminar)
開講時期
2024年度後期
担当教員
福田 厚治
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標4
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
2◎/3〇/5〇
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2〇/2-2〇
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力/目標2:教え、寄り添う力/目標3:協働する力

講義目的・到達目標
スポーツを科学的に学ぶ上で,ヒトの身体運動を身体の仕組みや動きの仕組みの視点から理解することは重要である.本授業では身体運動をバイオメカニクスの研究手法を用いて数値化する方法について学ぶとともに,特にデータをどう読み解くかについて実践的に学習する.
 本授業の到達目標は,1)バイオメカニクスの主要な研究手法とその基礎理論を実践できること,2)身体および運動の仕組みの基礎知識を活用のうえ研究課題を発想し取り組めること,である.
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード: 身体運動の計測,データに基づく考察
講義内容・授業計画
講義内容
 スポーツ運動学で学んだ知識をもとに,バイオメカニクスの各研究手法について詳しく学習し,グループごとに実際の人の身体運動について分析し調べてみる.グループで実験や分析作業および議論を行う機会が多いため,授業への積極的な参加を求める.

授業計画
1. バイオメカニクスの研究手法
2. 動作分析のための撮影
3. コンピュータおよび手作業による動作分析
4. 地面反力測定の概要と方法
5. 地面反力の測定で運動を調べる
6. 筋電図の概要と実験方法
7. 筋電図を使って運動を調べる
8. グループミーティング,実験テーマを考える
9. 実験から発表までの進め方,機器の使い方を学ぶ
10. 実験を行う
11. 身体運動を数値化する
12. データ分析
13. 統計処理
14. 結果をまとめる
15. グループ発表とまとめ
教科書
必要に応じて資料を配布する.
参考文献
金子公宥著,スポーツ・バイオメカニクス入門(第4版),杏林書院
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】次回対象部分の教材の事前確認(20h),次回に用いるデータの分析(10h)
【復習】学習・実践内容および他者との議論内容の振り返り(20h),レポート作成(10h)
アクティブ・ラーニングの内容
学生同士のディスカッション、グループ課題(実験)の取り組みを実施する。
授業内でデータ分析を行う(各自PCの用意を指示することがある)。
成績評価の基準・方法
成績評価の基準
バイオメカニクスの主要な研究手法を理解し,身体運動に関する科学的分析に応用的に活用できる者,また実践的学習として積極的に課題に取り組める者に単位を付与する.
講義目的・到達目標に記載する能力(知識,思考力,応用力など)の到達度に応じてSからCまで成績を与える.

成績評価の方法
内容の理解度やレポート等の成績(50%)および受講態度(実践内容およびグループ課題への積極的な参加等)(50%)を総合的に評価する.

課題・試験結果の開示方法
レポートは、授業内にて講評・解説を行う。
実験および分析・データ検討時には、それぞれの取り組み状況に応じてコメントを行う。
履修上の注意・履修要件
①スポーツ運動学(前期)が基礎となるので,本演習を希望する者は併せて履修すること.
②施設,用具の関係で受講希望者が15名を超える場合は,人間形成系,教職履修者を優先する.その状況に応じて1回目の授業時にランダム抽選する場合があるので必ず出席すること
 なお、履修希望者が定員を若干名超える場合は,履修希望者全員の履修を認める場合もある.
③授業内容に応じて各自PCの用意を指示することがある.



実践的教育
プロスポーツチームでコーチとしてスポーツ指導経験のある教員が,身体運動について科学的に調べる方法とその理解について教授する演習科目であるため,実践的教育に該当する.
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。