シラバス情報

授業科目名
自然災害と観光復興
(英語名)
Natural disaster and tourism development for recovery
科目区分
専門教育科目
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
2年
ナンバリングコード
KD9992MMA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
馬場 美智子
所属
減災復興政策研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標8/目標9/目標11
オフィスアワー・場所
講義の前後・講義室
連絡先
banba@drg.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
3-2◎/2-2〇/4-1〇
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標

【講義目的】災害後の観光復興を学ぶ上で、被災地の特性を理解し、地域の復興につながる観光のあり方を考えることが重要である。本講義では、被災地の復興に資する観光開発において重要な概念や方法論を学び、観光復興プランを提案することで理解を深める。

【到達目標】

1)被災地の地域課題を理解し分析できること、2)復興に関する基礎知識を修得すること、3)観光を通した被災地の復興の方法論について論じられること、である。

授業のサブタイトル・キーワード
観光をテーマに被災地の復興を考える
被災地、復興、観光、地域課題解決
講義内容・授業計画
【講義内容】本講義では、被災地の復興における役割を理解し、観光促進のための基盤整備、観光マーケティングによる旅行者のニーズ分析、地域資源を生かした観光開発、観光の社会学的概念について講義する。また、ケーススタディとグループディスカッションを通して、観光復興の方法について考え議論しながら被災地における観光復興プランを提案しプレゼンテーションを行う。

【授業計画】
1.イントロダクション:本講義の目標や概要
2.被災地の地域特性と課題
3.観光の概念と被災地復興における役割
4.災害からの観光復興政策と災害観光の功罪
5.交通基盤整備等の復興事業の観光促進効果
6.被災地の地域資源と観光マーケティング
7.観光復興による被災地への地域効果
8.観光復興事例①(阪神・淡路大震災、、雲仙普賢岳噴火、熊本地震等)
9.観光復興事例②(東日本大震災等)
10.海外の観光復興事例(ハワイ、ニュージーランド、フィリピン他)
11.災害時の観光客への対応と備え
12.ケーススタディワークショップ:被災地の課題整理
13.ケーススタディワークショップ:プランニング
14.ケーススタディワークショップ:プランのとりまとめ
15.まとめと評価(到達度の確認)

・この科目は毎週2コマ実施するため、授業期間はを含めて12〜1月となる。
・生成系AIの使用については、教員の許可があれば、学生はその指示の範囲内で使うことを可とします。
・課題・レポート等の作成に際して、教員が認める範囲を超えて生成系AIを使用したことが判明した場合は、単位を認定しないこと、または認定を取り消すことがあります。
教科書
参考文献
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安

【予習】テキストの事前読み込み(15h)、文献検索(15h)

【復習】レポート作成(2回、10h)、プレゼンテーションの準備(5h)、テスト、講義・ディスカッション内容を基に復習(15h)

アクティブ・ラーニングの内容
5人程度のグループに分け、グループ単位でのディスカッションとプレゼンテーションを予定。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
被災地の地域課題を理解し、復興に関する基礎理論を修得し、観光を通した被災地の復興の方法論について論じることができる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】
レポート60%、プレゼンテーション30%を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
レポートは、それぞれにコメントを付して返すとともに、優れた内容のものについては講義の中で紹介する。
履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。