教員名 : 黒田 有寿茂
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授業科目名
植物生態学特論
(英語名)
Prant Ecology
科目区分
ー
博士前期課程科目
対象学生
環境人間学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
HHHME5MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
黒田 有寿茂
所属
環境人間学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標15
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
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研究科DP
1〇
全学DP
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教職課程の学修目標
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講義目的・到達目標
生物多様性に配慮した植物・植生の保全は健全な生態系の存続や持続可能な社会の実現に向け極めて重要である。本講義では植物(主として維管束植物)の生活史や植生の組成・構造に関する基礎知識を習得することを目的とし、生物間相互作用、適応進化、植生史などの視点も踏まえた上で、その生態学的役割や保全上の課題などについて説明し、主体的に考察できる力を身につけることを目標とする。
授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
講義内容
植物の基本構造や生活史特性、植物群集の組成・多様性やその成因・維持機構、生態系機能などについて研究の実例を交えながら紹介する。外来種や気候変動の問題も取り上げる。また野外巡検と施設見学を実施し、身近な自然の実態や野生植物の域外保全について理解を深めると共に、生物多様性保全に係る現状の課題、手法などについて考察する。 講義計画 1.植物の基本構造と生活形 2.植物の生長と繁殖 3.種子の形態と散布様式 4.種子の休眠・発芽 5.芽生えの生態と種のすみ分け・共存 6.植物群集の組成・多様性と自然要因 7.植物群集の組成・多様性と人為要因 8.植生分布と植物群集の遷移・更新 9.完新世の環境変動と植生史 10.生物多様性と生態系機能 11.帰化植物と外来種問題 12.気候変動に対する植物・植生の応答 13.野外巡検−里山林の植物・植生 14.施設見学−博物館における野生植物の域外保全 15.まとめと評価(到達度の確認) ※この授業においては生成AIの利用を予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。 教科書
プリント資料を配布予定
参考文献
植物生態学(甲山隆司ほか著、朝倉書店)、図説日本の植生(福嶋司編著、朝倉書店)、植物群集の構造と多様性の解析(佐々木雄大ほか著、共立出版)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
事前学習
講義内容に関連した文献・資料の読み込み(30h) 事後学習 レポート作成(3回、15h)、講義内容の理解を定着させるためのプリント、関連文献・資料の読み直し(15h) アクティブ・ラーニングの内容
随時、講義内容についてのディスカッションを行う。
成績評価の基準・方法
成績評価の基準
植物生態学に関する概念と手法を理解し、生物多様性保全に向けた課題・方法を適切に考察できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。 成績評価の方法 レポート(25%×3回)の内容に受講態度(積極的な意見交換等)を加え(25%)評価する。 課題・試験結果の開示方法
レポートなどは原則次の講義内で講評、解説する。
履修上の注意・履修要件
十分な予習・復習をして出席すること。
実践的教育
該当しない。
備考
担当教員は植物生態学、植生学、保全生態学の研究を行っている。本講義はそれら専門分野の基本的な部分を解説するものである。詳細はresearchmap(https://researchmap.jp/)を参照のこと。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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