シラバス情報

授業科目名
言語学特論
(英語名)
Advanced Study of Linguistics
科目区分
博士前期課程科目
対象学生
環境人間学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
HHHME5MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
木本 幸憲
所属
環境人間学研究科
授業での使用言語
日本語
英語
関連するSDGs目標
目標5/目標10/目標16
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
この講義では、認知言語学の基礎を理解することを目的とする。
【到達目標】
認知言語学が他のアプローチとどのように異なるかを説明できるようになるとともに、認知言語学で提唱されてきた概念を具体的な例で記述・説明できるようになることを目標とする。
授業のサブタイトル・キーワード
言語学、認知、捉え方、ことばの意味、英語、日本語


講義内容・授業計画
この講義では、認知言語学の知見を元に、言葉と人間の心の活動との関係について考察するものである。言語が、我々が思考をしたり、ものごとを理解したり、推論を行ったりする際に重要な役割を果たしていること、物事の理解の方法に言語の差が見られることを学んでいく。

1 はじめに:認知言語学とは
2 言語についての様々なアプローチ
3 人の認知活動とことば
4 ことばの意味:意味とは
5 ことばの意味:「ものの見方」と意味
6 ことばの意味:プロトタイプと「〜らしさ」
7 ことばの意味:背景知識と文化
8 文法と意味:数えられる名詞と数えられない名詞
9 文法と意味:「主語」とは?
10 文法と意味:二重目的語構文
11 比喩のいろいろ
12 メタファーについて (1) 意味生成
13 メタファーについて (2) 語用上の機能
14  メタファーについて (3) 創造的ことば
15 まとめ:認知言語学の射程

生成系AIの利用について
レポート作成に当たっては、構想段階において生成系AIを用いることは認められるが、生成系AIが出力した文書を自らの論としてレポートにすることは認めない。必ず自分で参考文献に当たり、責任を持ってレポートを執筆・完成させること。
教科書
授業中に配布する
参考文献
河上誓作(編著)『認知言語学の基礎』東京:研究社、ほか
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
予習として、配布されたテキストの内容を説明できるようにしておくこと、また復習として練習問題やテーマ課題に取り組むこと(各回目安4時間、レポート執筆の時間も含む)
アクティブ・ラーニングの内容
プレゼンテーション、図書館での調べ学習
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
授業で扱った概念を具体的な例を示しながら説明できる者に対して単位を与える。 講義目的、到達目標に記載した内容の理解度に応じて、SからCまでの評価を与える。
【成績評価の方法】
レポート課題(60%)、リーディング課題(20%)、授業内でのディスカッション(20%)から評価する。
課題・試験結果の開示方法
レポートの講評をUniversal Passportの掲示板を通じて行う。
履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。