教員名 : 喜友名 菜織
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授業科目名
家族法特論
(英語名)
Selected Topics in Family Law
科目区分
ー
博士前期課程科目
対象学生
環境人間学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
HHHME5MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
喜友名 菜織
所属
環境人間学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4/目標5/目標10
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
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研究科DP
1◎/2〇
全学DP
1-1〇/2-1〇/4-1〇
教職課程の学修目標
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講義目的・到達目標
【講義目的】本講義は、家族法分野(民法第4編・第5編)に関する制定過程や判例を素材に、家族を巡る現代的な諸課題を探究する力を身に付けることを目的としている。 【到達目標】本講義の狙いは、1)家族紛争の背景・争点を説明できること、2)判決で示された判断枠組みを整理・分析できること、3)不平等を是正し得る解決策について検討すること、4)自己の見解を表明すること、にある。 授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:標準的家族像、司法の役割について問い直す
キーワード:家族の多様化、個人の尊厳 講義内容・授業計画
【講義内容】
第1回から第6回まで:家族法の概要、歴史、判決文の構成について確認する。 第7回から第14回まで:受講者による判例報告をもとに討議・解説を行う。 【授業計画】 第1回 ガイダンス 第2回 家族法とは①:法の役割 第3回 家族法とは②:戦前の家族 第4回 家族法とは③:戦後の家族 第5回 判例の読み方①:認定事実 第6回 判例の読み方②:判決要旨 第7回 判例報告①:夫婦別姓訴訟 第8回 討議・解説 第9回 判例報告②:親子関係不存在確認訴訟 第10回 討議・解説 第11回 判例報告③:養子縁組無効確認訴訟 第12回 討議・解説 第13回 判例報告④:同性婚訴訟 第14回 討議・解説 第15回 総括と評価 教科書
二宮周平『家族と法−個人化と多様化の中で』(岩波新書、2007年)
※適宜、資料を配布する。 参考文献
落合恵美子『21世紀家族へ 家族の戦後体制の見かた・超えかた〔第4版〕』(有斐閣、2019年)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【事前学習の内容(時間の目安)】
・配布資料や指示した文献の該当部分の読み込み(2時間×15週) ・判例報告にむけての準備(1回の報告につき5時間) 【事後学習の内容(時間の目安)】 ・講義内容の理解を深め定着させるための教材の読み直し(2時間×15週) ・判例報告を受けてのレポートの作成(1回の報告につき2時間) アクティブ・ラーニングの内容
・家族に関する報道を収集し発表する。
・社会的関心が高いテーマを取り上げ、ディベートを行う。 ・判例報告をふまえて、ディスカッションを行う。 成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】判決の妥当性および紛争解決の方向性について論究することができる者については、「講義目的及び到達目標」に記載する能力の到達度に応じた、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】判例報告50%、レポートの提出50%を基準として、受講態度(討議における発言、積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
判例報告について:判決の妥当性について受講者どうしで討議し、まとめとして解説を行う。
レポートについて:それぞれにコメントを付し、講義の中で紹介・講評する。 履修上の注意・履修要件
・遅刻・欠席の場合は、必ず事前に連絡すること。 ・十分な予習・復習を行い、講義に臨むこと。 実践的教育
該当なし
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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