シラバス情報

授業科目名
保健医療福祉論
(英語名)
Health and Welfare System
科目区分
専門基礎科目(専門関連科目)
専門基礎科目(専門関連科目)
対象学生
看護学部
学年
3年
ナンバリングコード
ANNBN3MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
森合 真一
所属
看護学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
講義終了後、教室にて
連絡先
学務課→非常勤講師

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
5◎/2〇/3〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
少子高齢化に伴う要介護者の増加、生産年齢人口の減少などの問題に対応するために保健医療福祉システムの構築が進められている。そのようななか、我が国の保健医療福祉行政の全体像を把握し、「地域づくり」の推進を柱に、施策化や政策形成のプロセスをPDCAサイクルに沿って理解し、「ネットワークづくり」「社会資源の開発・活用」「事業化」などについても理解を深め、それらの問題点や解決方法を挙げることができることを目的とする。
【到達目標】
1)保健師国家試験の合格に必要な知識を述べる。
2)保健・医療・福祉の制度改革、我が国の医療制度の特徴、健康・衛生指標を説明する。
3)現行の保健医療福祉システムの課題を挙げる。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:少子高齢化に対応するための保健医療福祉システム
キーワード:保健医療福祉行政、社会資源、ネットワーク
講義内容・授業計画
【講義内容】
保健医療福祉の基本と行財政
保健医療制度・社会福祉制度と政策
保健医療福祉政策への住民参加と政策動向
【授業計画】
1.保健医療福祉行政の法的基盤
2.保健医療福祉活動を推進する行政① 
社会保障と税の一体改革、関係機関とその仕組み、地方自治と住民の役割、情報公開と個人情報保護
3.保健医療福祉活動を推進する行政②
   公衆衛生政策の基盤形成、健康政策の充実と発展、社会福祉制度
   
4.保健医療福祉活動を推進する行政③
   医療提供体制、介護保険制度
5.保健医療福祉財政① 国と地方の財政の仕組み
6.保健医療福祉財政② 国と地方公共団体の関係、社会保険制度の概要
7.公衆衛生行政
8.地域保健の機能① 
   保健所の活動、市町村の保健医療福祉活動、地域保健法の概要
9.地域保健の機能②
   市町村保健センターの役割、関係機関との連携と保健師の役割
10. 保健医療福祉の計画・実施・評価
 11. 保健医療福祉行政と保健師の地域づくり
12. 政策形成のプロセスと方法① 行政組織の特徴と意思決定過程
13. 政策形成のプロセスと方法② 政策形成のためのPDCAサイクル
14. 国際保健
15. 国家試験を使った問題演習講座
定期試験
教科書
『これからの保健医療福祉行政論 法・制度のしくみ/施策化・政策形成/地域づくり』第3版、日本看護協会出版会、4,070円(税込み)
参考文献
随時、紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】該当箇所のテキストを読むこと。20分程度
【復習】講義で扱った箇所のテキストを読むこと。30分程度
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 講義目的・到達目標に記載する能力
【成績評価の方法】
 定期試験において評価する。
課題・試験結果の開示方法
提出課題を課すことはない。
定期試験の結果を希望する学生には、点数を開示する。
履修上の注意・履修要件
テキストと筆記用具を持参すること。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。