形態機能学Ⅰ

Anatomy and Physiology in Nursing I

専門教育科目

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看護学部

1年

ANNBN1MCA1

2.00単位

講義 (Lecture)

2024年度前期

(Spring semester)

谷田 恵子、大江 理英、横井 美由貴

看護学部

日本語

目標3

金曜12時〜13時・6階研究室（谷田）
木曜12時〜13時・6階研究室（大江）

keiko_tanida＠cnas.u-hyogo.ac.jp
rie_ooe@cnas.u-hyogo.ac.jp

3◎／4〇

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・疾病の予防や疾病からの回復ならびに健康の維持増進等に向けた援助を実践するためには，「正常な人体の諸器官の形態と機能」についての知識が必要である。本科目では，看護職者がなぜそれらの知識を必要とするのかを理解しながら，解剖生理についての知識を修得することを目的とする。
・本講義の到達目標は，①正常な人体の諸器官の名称と部位を説明できること，②各器官の連携について説明できること，③これらの知識と看護実践とのつながりについて説明できること，の3点である。

【サブタイトル】
　正常な人体の諸器官の形態と機能
【キーワード】
　人体の諸器官の連携と看護実践

・本講義では，器官系別に解剖学と生理学の知識について学習できるように，教科書の内容に加えて，研究論文などからの最新の情報も取り入れつつ，パワーポイントスライドや模型・映像などを用いながら講義を行う。
[序章・1章・7章・10章は谷田が，3章・4章は大江が担当する。］

１．ガイダンス（本講義の目標や概要の説明），全体像（序章）
２．細胞と組織1（1章①細胞）
３．細胞と組織2（1章②人体を構成する組織）
４．消化器系1（7章①食欲〜③嚥下）
５．消化器系2（7章④消化・⑤吸収）
６．消化器系3（7章⑥排泄）／皮膚と膜（10章①膜）
７．体温調節（10章⑦体熱産生と体温）
８．免疫系（10章②免疫系のしくみ〜⑥アレルギー）
９．循環器系１（3章④心臓，⑤血管と循環）
10．循環器系２（3章⑥心臓，血管の成長と老化）
11．循環器系３（3章⑦リンパ系）
12．呼吸器系１（４章①呼吸器系の構造と機能〜④縦隔）
13．呼吸器系２（４章⑤呼吸のプロセス，⑥呼吸の調整）
14．呼吸器系３（４章⑦呼吸器系の成長と老化）
15．まとめ
期末試験

※事前事後学習に⽣成AIを利⽤しても構わない。本科目ではレポートの提出は課していないが，課した場合，⽣成系AIによる出⼒結果をそのまま課題レポートとして提出することは認めない。⽣成系AIによる出⼒結果をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない，または取り消すことがある。

(1）武田裕子・林正健二（編）．ナーシング・グラフィカ　人体の構造と機能（1）解剖生理学（第5版）．メディカ出版（生協等で購入する）
(2） Martini, F. et al.（著），井上貴央（監訳）．カラー人体解剖学−構造と機能：ミクロからマクロまで．西村書店（生協等で購入する）

医療情報科学研究所 (編).「病気がみえる」シリーズ：【Vol.1消化器】，【Vol.2循環器】，【Vol.4呼吸器】，【Vol.5血液】，【Vol.6免疫・膠原病・感染症】そのほか. メディックメディア.
医療情報科学研究所 (編). からだがみえる　人体の構造と機能. メディックメディア.

・適宜，予習内容や既習内容について学生同士で確認する時間を設け，その内容について発表する機会を設ける。
・第15回授業では，各学生が循環器系と呼吸器系の諸器官の名称と機能を「まとめノート」を用いて振り返り，看護実践とのつながりについて学生間でディスカッションする。

・成績評価の基準：人体の構造と機能を理解し，それらの知識と看護のつながりが理解できた者に単位を授与する。目標の到達レベルに応じて，Ｓ（90点以上），A（80点以上），B（70点以上），C（60点以上）からD（60点未満）までの成績を与える。
・成績評価の方法：定期試験により到達度を評価する。合計60点以上（60％）の取得をもって合格とする。
・出席回数が10コマ以上を満たさない場合は，定期試験の受験資格はないものとし，再履修の対象となる。定期試験の総得点が著しく低い場合は，再受験ではなく再履修となる場合がある。

第15回授業では，「まとめノート」の内容について，看護師国家試験の過去問題も含めて授業内でフィードバックする。

・テキストの該当章を読み，予習して出席すること。

本科目は，看護師として臨床経験のある教員2名が解剖生理の知識と看護実践の結びつきを踏まえながら講義を展開することから，実践的教育に該当する。