シラバス情報

授業科目名
看護倫理
(英語名)
Nursing Ethics
科目区分
専門教育科目
対象学生
看護学部
学年
4年
ナンバリングコード
ANNBN4MCA1
単位数
1.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
小野 博史、中西 永子
所属
看護学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標5/目標10
オフィスアワー・場所
授業後60分・教員研究室
連絡先
hiroshi_ono@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
2◎/4◎/8〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
 看護の専門職として必要不可欠である倫理的な実践能力を養う。

【到達目標】
 1.倫理・看護倫理の定義を説明することができる。
 2.多様な価値基準があることに気づきを示すことができる。
 3.倫理原則、重要な倫理概念を説明することができる。
 4.倫理的意思決定のプロセスにおいて、倫理原則や看護実践上の重要な倫理概念を適用することができる。
 5.自己の価値観を認め、他者の価値観を尊重する態度を示すことができる。

 


授業のサブタイトル・キーワード
倫理、実践、振り返り
講義内容・授業計画
【講義内容】
 理原則及び看護実践上の倫理的概念について学習し、看護実践において生じやすい倫理的問題とその問題へのアプローチ方法について理解を深める。また、演習を通して自らの実践経験を振り返り、よりよい倫理的実践の在り方を模索する。

【授業計画】
 第1回 オリエンテーション、看護倫理と歴史的変遷(テキスト第1章)
 第2回 徳の倫理、倫理原則、ケアの倫理について(テキスト第2章)
 第3回 看護実践上の重要な倫理的概念について(テキスト第3章)
 第4回 倫理的意思決定のプロセスについて(テキスト第4章)
 第5回 事例分析①(演習)
 第6回 看護研究における倫理(テキスト第8章)、事例分析②(演習)
 第7回 事例分析の発表(演習)
 第8回 事例分析の発表(演習)、まとめ

・学生本人の考えを重視するため、この授業における生成系AIの使用は認めない
教科書
小西恵美子編:看護倫理 よい看護・よい看護師への道しるべ(南江堂)
参考文献
日本看護協会監修:看護者の基本的責務 定義・概念/基本法/倫理(日本看護協会出版会)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキストや教材の事前読み込み(5h)、振り返り事例の選定や課題準備(10h)
【復習】レポート作成(10h)、講義内容の理解を深め定着させるためのテキストや教材の読み直し(5h)
アクティブ・ラーニングの内容
参加者を4人程度のグループに分け、各回の講義において、グループワークやディスカッションの時間を設ける。
また第7講、8講ではグループ単位でのプレゼンテーションを行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 看護実践者として果たすべき倫理的な役割を理解でき、倫理的なケアのあり方について考察できるものに単位を与える。また、知識を今後の看護実践へと反映できるようになるために、思考、判断、表現する能力についても評価し、その到達度に応じて、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)までの成績をつけて単位を与える。

【成績評価の方法】
 課題(20%)、事例発表(40%)、最終レポート(40%)の配分で、グループワーク・事例発表への参加度、受講態度を含めて総合的に評価する。


課題・試験結果の開示方法
講義後にユニバーサルパスポートを用いた質問や感想を受け付け、次回講義冒頭でフィードバックを行う。また事例発表時には、各グループの内容に対するコメントを行う。最終レポートについては、全体のフィードバックは行わず、希望者に対して個別対応を行う。
履修上の注意・履修要件
・授業中に指示した課題やテキストの該当箇所について、十分な予習・復習をして講義に出席すること
・倫理的なケアのあり方を検討していく上で、これまでの実習経験を事例として活用するため、過去の実習記録を振り返っておくこと

実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。