シラバス情報

授業科目名
生涯広域健康看護実習(精神)
(英語名)
Life cycle and Community health nursing practicum(Psychiatric Nursing Care) Psychiatric&Mental
科目区分
専門教育科目
対象学生
看護学部
学年
3年
ナンバリングコード
ANNBN3MCA5
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
実習 (Practical Training)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
川田 美和、西池 絵衣子、菊池 奈津、林田 一子
所属
看護学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
メールでアポイントメントをとって下さい。
連絡先
川田:miwa_kawada@cnas.u-hyogo.ac.jp
西池:eiko_nishiike@cnas.u-hyogo.ac.jp
菊池:natsu_kikuchi@cnas.u-hyogo.ac.jp
林田:kazuko_hayashida@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【実習のねらい】
 精神科病棟や地域で実践されている様々な治療や生活支援のためのアプローチ方法を理解するとともに、その展開を担う多職種の役割について学ぶ。
 また、精神科病棟に入院中の患者を受け持ち、患者-看護者関係の形成-発展-終結のプロセスを体験的に学ぶ。さらに、精神障害をもつ人への理解を深め、患者との関係性をもとに、専門的知識を用いて働きかけを行う。体験したことについて、ストレングスやセルフケアの視点から考え、アセスメントを行うことを通して、リカバリー思考の支援を取り入れた看護過程の展開を学ぶ。

【到達目標】
  1. 精神障害をもつ人の地域生活を知るとともに、利用できる社会資源や支援を担う多職種の役割について体験的に理解し、説明できる。
  2. 自己洞察を行い、自己のコミュニケーションや考え方の傾向に気付き、ケア対象者-看護者間の相互作用について考察し、説明できる。
  3. 患者-看護者関係の形成-発展-終結のプロセスを体験的に学び、展開できる。
  4. 専門的知識およびコミュニケーション技術を用い、患者を多面的・統合的に理解し、説明できる。
  5. ストレングスやセルフケア理論に基づき患者をアセスメントし、リカバリー志向の支援を取り入れた看護目標を明らかにすることができる。
  6. 患者との関係性をもとに、ストレングスやセルフケアの視点から働きかけを行うことができる。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:セルフケア、リカバリー、ストレングス
講義内容・授業計画
【実習内容】
 実習は、学内実習と地域事業所実習、病院実習を組み合わせて実施する。病院実習期間中、原則的に学生はそれぞれ1名の患者を受け持ち、実習のねらいに沿って実習を展開する。

【スケジュール】
①学内実習(初日):実習全体のオリエンテーションおよび実習に向けた演習、全体カンファレンスを行う。
②地域事業所実習(2〜3日間):地域事業所での体験や利用者とのかかわりを通し、地域で生活する精神疾患をもつ方への理解を深める。
③病院実習(5日間):地域事業所での学びを踏まえ、臨床指導者や教員に相談し、指導を受けながら受け持ち患者とかかわり、実習を進める。
④学内実習(最終日):全体カンファレンスや個人面談を通し、実習全体の学びの統合を図り、実習レポートを作成する。

≪カンファレンス≫
 学生の体験や気づき、学びを促進し、統合する機会として位置づける。
  • 全体カンファレンス
①実習初日:実習初日の気づきや学びを共有し、翌日からの実習に備える。
②地域事業所 実習最終日:地域事業所での体験および学び、それらを踏まえた病院実習における目標および課題を共有する。
③実習最終日:病院および病棟の紹介、実習全体の体験および学びを共有する。
  • カンファレンス
毎日、地域事業所や実習病棟ごとに行い、地域事業所の担当者および実習指導者、教員も参加する。ここでは、その日に気づいたことや学び、疑問、悩み等を自主的に話し合う。
  • 院内カンファレンス
①病院実習初日:病院実習初日の振り返り、地域事業所実習での学びを踏まえた目標および課題(ポートフォリオ)、明日からの方向性を共有する。
②病院実習最終日:患者理解および関係づくり、アセスメントと働きかけ、実習全体の学びを共有する。

※生成系AIの利用:生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、または認定を取り消すことがある。
教科書
精神健康看護論・精神障害論・精神障害看護論で用いた教科書及び講義資料。
実習要項と実習ガイダンス資料を熟読しておいてください。
参考文献
必要時に提示します。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【学内実習(実習初日)・地域事業所・病院実習】
<事前学習:2h>これまでに学習した知識や演習の内容について復習する。精神障害をもつ人へのかかわりや看護ケアに向けて、必要な自己学習を行う。
<事後学習:2h>1日の実習を通して学んだことや考えたこと、実際に行ったかかわりや看護の場面等を振り返り、日々の記録等にまとめる。翌日の実習に向けて、行動目標および行動計画の作成、ケアの実施に向けて予習をする。

【学内実習(実習最終日)】
<事前学習:2h>実習を通して学んだことや考えたこと、実際に行ったかかわりや看護の場面等を振り返り、全体カンファレンスに向けた準備をする。
<事後学習:2h>実習や全体カンファレンスを通して学んだことや考えたこと、実際に行った看護の場面等を振り返り、実習での学びをレポートにまとめる。
アクティブ・ラーニングの内容
  • 毎日、地域事業所ごとに事業所の担当者を交えてカンファレンスを行い、体験や気づき、学びを深める。
  • 毎日の病棟ごとのカンファレンス、定期的な院内カンファレンスにて臨床指導者および教員を交えたディスカッションを行い、体験や気づき、学びを深める。
成績評価の基準・方法
到達目標の到達度:75%、カンファレンス・態度・レポート:25%を基準として、 総合的に評価します。
到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(70点以上)による成績評価のうえ、単位を付与します。 
課題・試験結果の開示方法
実習最終日の学内日に、実習担当教員からのフィードバックの時間を設けています。
履修上の注意・履修要件
クリニカル看護実習を履修しておくこと。
実践的教育
看護師、精神看護専門看護師としての経験を有する教員が、実践的な指導を行うため、該当する
備考
実習初日に、実習要項に沿ってオリエンテーションを行います。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。