母性治療看護論Ⅱ ｜シラバス情報

授業科目名

母性治療看護論Ⅱ

(英語名)

母性治療看護論Ⅱ

科目区分

ー

分野別専門科目

対象学生

看護学研究科

学年

1年

ﾅﾝﾊﾞﾘﾝｸﾞｺｰﾄﾞ

ANNMN5MCA1

単位数

2.00単位

ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の？から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。

授業の形態

講義 (Lecture)

開講時期

2024年度後期

(Fall semester)

担当教員

能町しのぶ

所属

看護学研究科

授業での使用言語

日本語

関連するＳＤＧｓ目標

目標3／目標5

ｵﾌｨｽｱﾜｰ・場所

12：20〜12：50　8階研究室

連絡先

snomachi@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標

二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。

学部DP

ー

研究科DP

1◎／2◎／3◎

全学DP

ー

教職課程の学修目標

ー

講義目的・到達目標

【講義目的】
周産期の正常経過からの逸脱に伴い生じる母子と家族の健康問題を明らかにするためのアセスメント方法とその健康問題の解決に向けて必要とされる援助方法を検討し、修得する。この学習を通して、エビデンスを臨床に適用する能力を養う。

【到達目標】
１．エビデンスに基づく看護を提供するために必要な知識の確認方法を述べることができる。
２．国内外の文献レビューの方法が説明できる。
３．確認した知識（エビデンス）の臨床応用の仕方が説明できる。

授業のサブタイトル・キーワード

【キーワード】母性専門看護師、ハイリスク妊産褥婦

講義内容・授業計画

【講義内容】
ゼミ形式で授業を展開する。授業は、母性治療看護論の学習と連動させ、周産期特有の逸脱状態及び慢性疾患合併により生じる健康問題についてのアセスメント方法並びに看護ケア提供に関する国内外の文献を分析し、逸脱状態に伴い生じる健康問題に対して行う得るエビデンスに基づく看護について検討する。また、母性看護専門看護師の役割と正常経過から逸脱した妊産褥婦と家族の看護援助の実際を理解し、機能の発揮の仕方と知識の活用方法を学習する

【授業計画】
1回目　ガイダンス（学生の興味・関心に基づき検討する逸脱状態や合併症を決定し、これまでの学生の看護の経験を発表する）
2・3回目　母性看護専門看護師の役割とハイリスク事例のアセスメント及び看護援助（沼田先生）
4・5回目　切迫早産に伴い生じる健康問題のアセスメント方法・看護ケア提供について国内外の文献から得られたエビデンスをもとに検討する（能町）
6・7回目　妊娠高血圧症候群に伴い生じる健康問題のアセスメント方法・看護ケア提供について国内外の文献から得られたエビデンスをもとに検討する（能町）
8・9回目　妊娠糖尿病に伴い生じる健康問題のアセスメント方法・看護ケア提供について国内外の文献から得られたエビデンスをもとに検討する（能町）
10・11回目　糖尿病合併妊娠に伴い生じる健康問題へのアセスメント方法並びに看護ケア提供について国内外の文献から得られたエビデンスをもとに検討する（能町）
12・13回目　心疾患合併妊娠に伴い生じる健康問題へのアセスメント方法並びに看護ケア提供について国内外の文献から得られたエビデンスをもとに検討する（能町）
14・15回目　甲状腺機能異常症合併妊娠に伴い生じる健康問題へのアセスメント方法並びに看護ケア提供について国内外の文献から得られたエビデンスをもとに検討する（能町）

＊生成系AI の利用については教員の指示に従うこと。生成系AI による出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。
生成系AI による出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。

教科書

・日本産科婦人科学会／日本産婦人科医会編集、産婦人科診療ガイドライン　産科編 2023、日本産科婦人科学会事務局、2023
・日本産科婦人科学会／日本産婦人科医会編集、診療ガイドライン婦人科外来編2023、日本産科婦人科学会事務局、2023
他、適宜指示する。

参考文献

適宜指示する

事前・事後学習（予習・復習）の内容・時間の目安

【事前学習】
・周産期の健康逸脱に伴う健康問題のアセスメント方法、看護ケアに関する国内外の文献検索とまとめ（各講義前2時間×6コマ）
・慢性疾患などの合併症に伴う健康問題のアセスメント方法、看護ケアに関する国内外の文献検索とエビデンスのまとめ（各講義前2時間×5コマ）

アクティブ・ラーニングの内容

周産期の健康逸脱時および慢性疾患などの周産期合併症への看護支援について、学生がプレゼンテーションを行い、学生間および教員によるディスカッションを予定（第4〜15回目）

成績評価の基準・方法

【成績評価の基準】
周産期の正常経過から逸脱した母子とその家族の健康問題を明らかにし、解決のための援助方法を明示できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に応じてS（90点以上）、A（80点以上）、B（70点以上）、C（60点以上）による成績評価の上、単位を付与する。

【成績評価の方法】
プレゼンテーション50％、講義終了後に提出するレポート50％（レポートの課題は講義初回に提示する）を基準として、受講態度（積極的な質問等）を含めて総合的に評価する。

課題・試験結果の開示方法

講義終了後の課題レポートについては、コメントを付して返却する

履修上の注意・履修要件

・履修にあたっては、国内外の関連する文献を検索・十分検討し、文献検討した結果をまとめるなど、十分予習した上で講義に出席すること。

実践的教育

周産期の女性やその家族に対する看護に携わった経験をもつ教員が、ハイリスク妊産褥婦の看護に必要な知識を解説する

備考

英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。