シラバス情報

授業科目名
母性高度実践看護実習Ⅲ
(英語名)
母性高度実践看護実習Ⅲ
科目区分
領域別専門科目
対象学生
看護学研究科
学年
2年
ナンバリングコード
ANNMN6MCA5
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
実習 (Practical Training)
開講時期
2024年度後期
担当教員
工藤 美子、能町 しのぶ、沼田 富久美、岡邑 和子
所属
看護学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標5
オフィスアワー・場所
12:20〜12:50 工藤研究室
12:20〜12:50 能町研究室
12:20〜12:50 岡邑研究室

連絡先
工藤 yoshiko_kudou@cnas.u-hyogo.ac.jp
能町 snomachi@cnas.u-hyogo.ac.jp
岡邑 kazuko_okamura@cnas.u-hyogo.ac.jp



対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
5◎/3〇/4〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
身体的あるいは心理社会的に複雑な状況にあり、妊娠期から産褥期にある女性に対する看護ケアの提供、並びに事例検討会への参加を通して、スタッフ教育や相談機能を果たす能力を養う。事例検討会の運営やファシリテーターとしての役割を果たす能力も養う。また、実習を通して、看護実践の創造・変革・改善に向けた研究的なアプローチを検討するとともに、それらを導くためのリーダーシップ能力を養う。
【到達目標】
1.妊娠期から産褥期にある女性とその家族の健康課題/問題を的確にアセスメントし 、必要なケアが提供でき、対象の健康課題/問題に対して倫理的判断ができる。さらに、提示した健康課題/問題を解決するために、他職種との調整を行うことができる 。
2.実習施設が抱える解決が必要な問題に対してコンサルテーションを行うとともに、教育的な活動を通して、問題を解決することができる。
3.調整・相談・教育機能を果たすための活動を通して、看護実践の創造・変革・改善を導くリーダーとしての役割を述べることができる。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:看護実践、コンサルテーション、多職種連携、意思決定、ケア改善
講義内容・授業計画
【実習内容】
身体的あるいは心理社会的に複雑な状況にあり、妊娠期から産褥期にある女性とその家族の健康課題/問題に対して、倫理的判断や調整機能を含めて直接ケアを実施する 。また、実習施設が抱え、解決が必要な問題に対し相談にのり、教育的ニードに応じて教育的な支援を実施する。事例検討会の運営の仕方やファシリテーターの役割を理解するとともに、事例分析の方法や、看護職に対する相談対応や教育的支援の方法を学ぶ。これらを通して、看護実践の創造・変革・改善に向けた研究的なアプローチを検討し、それらを導くためのリーダーシップについて検討する。
【実習方法】
*実習施設
1)受け持ち事例を継続して、或いは単発で関わり、その事例の健康課題/問題をアセスメントし、必要な看護ケアを提供する。この過程で、必要時他職種間の調整を行う。
2)実習施設が抱えている教育ニードや解決が必要な問題を査定し、教育活動やコンサルテーションを行う。
3)これらの実践の中で出会う倫理的問題を分析し、解決に向けての活動を行う。
4)全活動を通して、実践・教育・相談・調整・倫理調整の役割機能を修得する。
5)実習日は原則毎週水曜日あるいは金曜日とするが、実習場所の課題解決にあわせて実習日や実習時間を調整する。
6)スーパービジョン:実践した看護援助やスタッフに対して実施した教育・相談活動、また看護職や他職種との関わりに関する調整活動、更にこれらの活動過程で生じた倫理的問題を教員と検討する。指導は、集団指導と個別指導を含む。
*事例検討会の参加
母性看護学領域が主催する事例検討会に参加し、提出された事例の分析を行ない、建設的に意見を述べ、事例検討会の運営の仕方やファシリテーターの機能を学ぶ。これらを通して、事例分析能力、他の看護職に対するコンサルテーションや教育的機能を養う。
*これらを通して、看護実践の創造・変革・改善に向けた研究的なアプローチを検討し、それらを導くために必要なリーダーシップとは何かを検討する。

この授業においては生成AIの利用を予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。
教科書
参考文献
「診療ガイドライン産科編 2023」「診療ガイドライン婦人科外来編 2023」「低用 量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬外ドライン(OC・LEPガイドライン)2021年版」「周産期メンタルヘルスコンセンサスガイド2023」「妊産婦メンタルヘルスケアマニュアル」他、適宜指示する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【復習】受け持ち事例の記録の整理(1時間/週)
アクティブ・ラーニングの内容
なし
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
妊娠期から産褥期にある女性とその家族の健康課題/問題を的確にアセスメントし、必要な看護を提供できる者に、講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に応じて、S (90点以上)、A(80点以上90点未満)、B(70点以上80点未満)、C(60点以上70 点未満)の成績評価を行い、単位を授与する。
【成績評価の方法】
実習内容(実践の分析・教育やコンサルテーションの活動内容等)40%やレポート(レポートの課題は実習要項に提示する)60 %を基準として、実習の取り組み方を含め総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
レポートはコメントを付して返却する。
履修上の注意・履修要件
履修にあたっては、主体的に取り組むこと。 実習実施に際して、困難な状況が生じた場合は、指導教員や実習受け入れ先の指導者に相談し、解決できるように取り組むこと。
実践的教育

妊娠期から産褥期にある女性やその家族に対する看護に携わった経験を持つ教員が、臨床での看護実践について指導することから、実践的教育に該当する
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。