母性治療看護実習Ⅰ

母性治療看護実習Ⅰ

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領域別専門科目

看護学研究科

1年

ANNMN5MCA5

2.00単位

実習 (Practical Training)

2024年度後期

工藤 美子、能町 しのぶ、沼田 富久美、岡邑 和子

看護学研究科

日本語

目標3／目標5

12:20〜12:50　工藤研究室
12:20〜12:50　能町研究室
12:20〜12:50　岡邑研究室

工藤　yoshiko_kudou@cnas.u-hyogo.ac.jp
能町　snomachi@cnas.u-hyogo.ac.jp
岡邑　kazuko_okamura@cnas.u-hyogo.ac.jp

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4◎／1〇／5〇

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【講義目的】
治療を必要とする周産期の女性とその家族の健康課題/問題を査定し、必要な看護ケアを提供し、評価することを通して、治療を必要とする妊産褥婦に対する診断や治療方針を明らかにした上で、対象に適した治療と看護が提供できる能力を養う。
【到達目標】
1．治療を必要とする妊娠期から産褥期にある女性に対する診断や、治療方針について、医師の判断過程を理解し、対象の病態や状態をアセスメントし、述べることができる。
2．治療を必要とする妊娠期から産褥期にある女性とその家族の健康課題/問題を的確にアセスメントし、必要な看護が提供できる。

キーワード：周産期、ハイリスク、看護実践、意思決定、母親役割獲得、セルフケア、協働

【実習内容】
治療を必要とする妊娠期から産褥期にある女性とその家族の健康課題/問題をアセスメントし、必要な看護ケアを提供し、評価する。実習施設における治療を必要とする周産期の女性に対する治療方針について、その根拠となりうる必要な知識やガイドラインを確認する。また、受け持ち事例に直接的な看護ケアを実施する中で担当医師の診断や治療に関するアセスメント内容を確認し、これらを学生自身が看護を提供する際の判断に取り入れることができるようにする。
【実習方法】
切迫早産・妊娠高血圧症候群（HDP）など周産期特有の逸脱状態など、治療を必要とする妊産褥婦を継続的に受け持ち、必要な看護援助を提供する。
1） 実習施設の診断や治療の方針を確認する。診断や治療については、その根拠となりうる必要な知識やガイドラインなども確認する。
例：切迫早産妊婦の点滴量の調整、安静度の変更、妊産褥婦の血圧上昇時の薬剤投与、妊婦・褥婦への便秘に対する投薬調整、帝王切開後の鎮痛剤の投薬調整など
2） 受け持ち事例の担当医師の診断や治療に関するアセスメント内容を確認する。
3） 受け持ち事例の治療に対する身体反応や生活上の反応、心理的な反応を捉え、必要な看護援助を検討する。
4） 実習中適宜、個別のスーパーバイスを指導教員から受ける。
5） 実習は１年次後期（2月）に実施するが、日時は実習施設と協議して決定する。

この授業においては生成AIの利用を予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。

「診療ガイドライン産科編 2023」「診療ガイドライン婦人科外来編 2023」「低用 量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬外ドライン（OC・LEPガイドライン）2021年版」「周産期メンタルヘルスコンセンサスガイド2023」「妊産婦メンタルヘルスケアマニュアル」他、適宜指示する。

【復習】受け持ち事例の記録の整理（10時間）

なし

【成績評価の基準】
妊娠期から産褥期にある女性とその家族の健康課題/問題を的確にアセスメントし、必要な看護を提供できる者に、講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に応じて、S（90点以上）、A（80点以上90点未満）、B（70点以上80点未満）、C（60点以上70点未満）の成績評価を行い、単位を授与する。
【成績評価の方法】
実習内容（実践の分析・医師との協働等）40％やレポート（レポート課題は実習要項に提示する）60％を基準として、実習の取り組み方を含め総合的に評価する。

レポートはコメントを付して返却する。

履修にあたっては、主体的に取り組むこと。
実習実施に際して、困難な状況が生じた場合は、指導教員や実習受け入れ先の指導者に相談し、解決できるように取り組むこと。

妊娠期から産褥期にある女性やその家族に対する看護に携わった経験を持つ教員が、臨床での看護実践について指導することから、実践的教育に該当する