シラバス情報

授業科目名
小児看護援助論
(英語名)
Stress coping in Child Health Nursing
科目区分
領域別専門科目
対象学生
看護学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
ANNMN5MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Fall semester)
担当教員
二宮 啓子
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
授業終了後30分、又は連絡先に連絡してください。
連絡先
ninomiya@tr.kobe-ccn.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2〇/3〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標

【講義目的】

小児の健康生活にかかわる諸要因のうち、健康障害に関連するストレスに焦点をおき、

小児特有の反応と親特有の反応を探求し、個々の発達段階と状況を考慮した小児看護を追究する。

【到達目標】

1.代表的なストレスに関する理論について、その背景、主要概念、および特徴を理解し、

小児看護におけるその理論の有効性と限界について理解できる。

2.小児のストレス反応・対処行動が個人・家族・社会へ及ぼす影響について理解できる。

3.ストレス・コーピング理論を用いて小児看護における実践事例を分析し、小児のストレス対処行動と看護援助との関連が理解できる。


授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:小児のストレスとコーピングを理解する
キーワード:小児、ストレス、コーピング、健康障害、発達段階、理論
講義内容・授業計画
【講義内容】ストレスとコーピング理論、次いで、発達段階ごとのストレスの特徴、ストレス・コ ーピングに影響する要因、
最後に看護現象に応用できる看護理論を学ぶ。
【授業計画】1.ガイダンス 本講義の目標や概要を説明する。
2.現代社会とストレス−ストレスによる生体反応
3.生活ストレスとは何か
4.ストレス心理学−個人差のプロセスとコーピング
5.ストレスと情動
6.ストレスと対人関係
7.乳児期のストレス
8.幼児期のストレス
9.学童期のストレスと学校におけるストレスマネジメント教育
10.子どものストレスとコーピング
11.家族のストレスとコーピング
12.自己効力感
13.認知的不協和理論
14.ペンダーのヘルスプロモーション看護論① 基本概念
15.ペンダーのヘルスプロモーション看護論② 看護援助定期試験
パソコンの利用:1回目を除き、毎回使用予定



教科書
なし
参考文献

1.Hans Selye/杉靖三郎他訳:The stress of life, revised edition/現代社会のストレス(原書改訂版). 法政大学出版,1988.

2.Lazarus, R. S.&Folkman, S./本明寛他監訳: Stress, appraisal, and coping:ストレスの心理学. 実務教育出版, 1991.

3.アルバート・バンデューラ/本明寛・野口京子監訳:激動社会の自己効力. 金子書房, 1997.

4.Festinger, L.: A Theory of Cognitive Dissonance, 末永俊郎監訳:認知的不協和の理論, 誠信書房, 1965.

5.Murdaugh,C. Parsons,M.A. & Pender,N.: Health Promotion in Nursing Practice Health Promotion in Nursing Practice (8th Edition) .PEASON,2019.

その他、7文献は別に提示する。

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安

【予習】授業に際して指示する文献を事前に読み込み、プレゼンテーションの準備を行う。



【復習】授業内容の理解を深め定着させるために、授業資料を読み返す。
アクティブ・ラーニングの内容
セミナー形式で学生の事前学習を中心に進める。提示された代表的なストレス・コーピングに関する文献を読み、
理論や現象等を説明する際には、体験した事例を用いながら具体的に理論と結びつけて発表し、発表内容についてディスカッションする。
成績評価の基準・方法

【成績評価の基準】

ストレス・コーピングに関連する理論や小児の発達段階におけるストレス反応を理解し、

それらを用いて小児看護に活用できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、

S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】

プレゼンテーション資料と発表及び参加状況を60%、レポート40%

課題・試験結果の開示方法
レポートについては、講評を返す。
履修上の注意・履修要件

神戸市看護大学で神戸市看護大学大学院生と一緒に授業を行います。

実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。