慢性高度実践看護実習Ⅱ

慢性高度実践看護実習Ⅱ

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領域別専門科目

看護学研究科

2年

ANNMN5MCA5

3.00単位

実習 (Practical Training)

2024年度後期

森 菊子、片岡 千明

看護学研究科

日本語

目標3

木曜日・教員研究室

クロスプロファイルにより問い合わせること。

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4◎／1〇／5〇

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【講義目的】
慢性病者の特徴を踏まえた高度な看護実践を検討するとともに、高度な実践を提供するための実践力を養う。
【到達目標】
1. 慢性病者の病気の体験を述べることができる。
2. 慢性病者の病気の体験を聴くための技術が実施できる。
3. 慢性疾患の予防、健康増進、及び生活調整に関する高度な看護知識および看護実践の技術が実施できる。
4. 在宅で療養する慢性病者の生活を理解し、利用者のセルフケア能力を活かした実践を実施できる。
5. 病院と訪問看護ステーションとの連携について説明できる。

キーワード：病気の体験の理解、高度看護実践

【実習内容】
当授業は実践的教育に該当する。
1) 慢性病患者がどのように療養しているのか、ライフストーリー法を用いてインタビューを行い、病気の体験の理解を深める。
2) 看護ヘルスアセスメント、症状マネジメント、患者教育の技術を用いて、慢性疾患の予防や健康増進、生活調整に関する看護実践を行う。
3) 訪問看護ステーションで実習を行い、在宅で療養する慢性病者の生活を知り、慢性病者が在宅で療養を継続していくための看護支援について考える。
4) 訪問看護ステーションの看護師に対し、学生の専門領域に関する内容で知識提供を行う。
【実習方法】
１）病院での実習の進め方
・ 学生の専門領域におけるこれまでの臨床経験からの課題を踏まえて、実習計画をたて、実習指導者と調整を行いながら実習を進める。
・ 実習日は原則⾦曜日あるいは水曜日とするが、実習内容に合わせて実習日や実習時間を調整する。
・ カンファレンスに参加したり、病棟看護師と調整したりして担当患者の実践を行う。
・ 中間カンファレンス、最終カンファレンスを行い、実習の学びを整理する。また、実習終了後に実習の最終レポートを作成し、実習指導者に報告し、助言を得る。
２）訪問看護ステーションでの実習の進め方
・ 事前に療養者の訪問看護導入の目的、看護の内容を確認した上で訪問し、セルフケアを支援する援助について考える。1週目（2日）で訪問した利用者に対して2週目（1日）にも訪問に行き、看護実践がどのように展開されているのかの理解を深める。
・ 医療福祉制度・体制などの知識をもとに、どのように社会資源が活用されているかを考える。
・ 病棟・外来と訪問看護ステーションとの連携や他職種との連携の在り方について考える。
・ 慢性病者への看護を行うにあたり必要となる知識について、専門領域に関する内容で訪問看護師に知識提供を行う。

実習要項に基づき実施する。
この授業においては生成AIの利用を予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。

・ Ann B.Hamric et al（中村美鈴監訳）：⾼度実践看護統合的アプローチ改訂第2版,へする出 版,2020
・ 井部俊子監：専門看護師の思考と実践,医学書院,2015
・桜井厚：インタビューの社会学　ライフストーリーの聞き方,せりか出版,2004

適宜提示する。

【成績評価の基準】
・ 慢性病者の病気の体験の理解、および症状マネジメント、看護ヘルスアセスメントなどの知識を用いた実践を行い、技術が習得できた者に単位を付与する。
・ 目的・到達⽬標に記載する能力（知識・技能、思考力、判断力、表現力等）の到達度 に基づき、S（90点以上）、Ａ（80点以上）、B（70点以上）、C（60点以上）による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】
実践内容（60%)、レポート（30%)、ディスカッション（10%)を基準として、実習態度を含め総合的に評価する。

スーパーバイズ時、カンファレンスでの学びに関し、コメントを返す。
実習後に実習の学びをまとめ、臨地実習指導者に報告し、助言を得る。実習の学びをまとめるにあたり、教員と面談を行う。

日々の実習を振り返り、整理して実習に臨む。

慢性病者への看護実践経験のある教員、慢性疾患看護専門看護師である教員・実習指導者の下、教育、コンサルテーション、他職種との調整に関する実習を行うため該当する。