シラバス情報

授業科目名
精神看護特論
(英語名)
精神看護特論
科目区分
領域別専門科目
対象学生
看護学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
ANNMN5MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
川田 美和
所属
看護学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
授業後もしくはメールでアポイントメント
連絡先
miwa_kawada@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
5◎/4〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
精神保健福祉の歴史的変遷を踏まえた精神保健福祉制度と体制について学び、今日的課題を分析し、精神保健福祉と精神医療の今後の展望と精神看護専門看護師の役割について探求する。

【到達目標】
1. 精神保健福祉の歴史的変遷を踏まえた、精神保健福祉制度と体制を理解し、説明できる。
2. 精神保健福祉制度における今日的課題を分析することができる。
3. 精神的困難を抱えた人とその家族の基本的人権の保障とQOLの向上の観点から、精神保健福祉と精神医療の今後の展望を述べることができる。
4. 精神保健福祉および精神医療における精神看護専門看護師の役割について述べることができる。
授業のサブタイトル・キーワード
【キーワード】
精神保健福祉、精神医療、人権、精神看護専門看護師
講義内容・授業計画
講義、学生によるプレゼンテーション、ディスカッションを通して学ぶ。精神保健福祉の課題を一つ選んでその歴史的背景、課題発生要因、対策の現状、今後の課題、精神看護専門看護師の役割を分析しレポートにまとめる。
【授業計画】
1. オリエンテーション 学習内容と課題・目標の設定【川田】
2. 精神保健福祉の制度と体制の変遷【川田】
3. 精神保健福祉および精神医療における最近のトピックス【川田】
4. 精神保健福祉に関連する法律と今後の課題【川田】
5. 海外の精神保健福祉および精神医療の現状【川田】
6. 精神障害者の人権擁護、倫理、スティグマ【経験専門家、福祉専門家川田】
7. 精神科病院の機能と役割【川田】
8. 地域精神保健福祉①生活支援の制度と支援機関【川田】
9. 地域精神保健福祉②自殺予防、虐待、ひきこもり等の地域保健活動【川田】
10. 地域精神保健福祉③就労支援と職場のメンタルヘルス【川田】
11. 精神保健福祉に関わる専門職とチーム医療【川田】
12. 精神保健福祉および精神医療の課題分析【川田】
13. 精神保健福祉および精神医療における精神看護専門看護師の役割①【川田】
14. 精神保健福祉および精神医療における精神看護専門看護師の役割②【川田】
15. まとめ【川田】

【生成系AIの利用】
課題の提出にあたって、学生本人が作成することを前提としており生成AIのみを使った課題の提出は認めない。利用する場合は、参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。範囲を超えた生成AIの使用が判明した場合は単位を認定しないことや単位の認定を取り消すことがある。

【授業の実施方法】
この授業は、〈面接授業科目(8回以上対面形式)〉であるが、ゲストスピーカーや外部講師の講義の際には、ライブ配信型の遠隔授業を行う場合がある。
教科書
精神保健福祉白書編集委員会編:精神保健福祉白書, 中央法規.(最新版)
参考文献
小俣和一郎 (2002):近代精神医学の成立, 人文書院.
日本社会精神医学会編 (2009):社会精神医学, 医学書院.
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【事前学習】(目安合計時間:20〜30h程度)
1〜3h/回。初回の講義時に、事前プレゼンテーション課題や予習の内容についてオリエンテーションを行います。

【事後学習】(目安合計時間:10h程度)
講義終了時に、振り返り・学習の進捗状況の確認を行った上で、事後学習についてお伝えします。

アクティブ・ラーニングの内容
・事前課題に基づくプレゼンテーションを行う
・学生同士のディスカッションを行う
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
精神保健福祉・医療に関連する今日の課題を踏まえ、今後の展望と精神看護専門看護師の役割について探求し、自らの考えを述べることができる者に単位を授与する。
到達度に応じて、S〜Cまでの成績を与える。

【成績評価の方法】
授業準備・プレゼンテーションの内容60%、授業中のディスカッションへの参加度40%を総合的に評価する。


課題・試験結果の開示方法
・授業内ならびに授業評価アンケートの教員コメント欄にてフィードバックを行います。
履修上の注意・履修要件
教員より指示のある授業準備をしてのぞんでください。



実践的教育
精神看護専門看護師の経験を有する教員が担当するため、該当する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。