シラバス情報

授業科目名
機器分析学
(英語名)
Instrumental Analysis
科目区分
先端医療工学研究所・オープン大学院開講科目
対象学生
看護学研究科/工学研究科/環境人間学研究科/理学研究科/情報科学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HSSMM5MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
安川 智之
所属
理学研究科 物質科学専攻
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
随時・播磨理学キャンパス研究棟403号室
連絡先
yasu@sci.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/4〇/6〇
全学DP
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力/ー

講義目的・到達目標
【講義目的】近年の機器分析装置や計測キットは,自動化,複合化が進み簡便な操作で詳細な結果を取得できる.しかし,分析装置内で進行する化学的,物理的な現象および測定原理を理解することは極めて重要である.本講義では,バイオ分析および医療・医学研究に用いられる各種分析機器や測定方法の作動原理・特長について理解することを目的とする.
【到達目標】各種計測の原理について説明できること.迅速化,簡便化および高感度化に必要な要素について説明できること.


授業のサブタイトル・キーワード
【授業のサブタイトル】分析機器の測定メカニズムを知る
【キーワード】紫外・可視分光法,蛍光分光法,光学顕微鏡,蛍光イメージング,蛍光プローブ,遺伝子,免疫測定,プローブ顕微鏡,電気化学分析,バイオセンサ,細胞分析
講義内容・授業計画
【講義内容】各種分析機器の作動原理,特長について解説し,各種バイオ分析への応用例について講義する.

【授業計画】
1.ガイダンス:本講義の目標や内容を概説する
2.紫外・可視分光法
3.蛍光分光法と蛍光顕微鏡
4.バイオイメージング
5.PCR
6.免疫測定法
7.表面プラズモン共鳴法
8.イムノクロマトグラフィー
9.走査型プローブ顕微鏡
10.電気化学分析法(原理)
11.バイオセンサ(DNA,酵素)
12.バイオセンサ(免疫)
13.バイオチップ技術
14.細胞操作法
15.まとめと評価(到達度の確認)

生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
講義資料をユニバーサルパスポートで配布する。ダウンロードすること。
参考文献

「クリスチャン分析化学II.機器分析編 原著7版」(丸善出版 2017)監訳:今任稔彦・角田欣一,ISBN:978-4-621-30110-4

「バイオイメージング」(共立出版 2020)小澤岳昌,ISBN:978-4-320-04457-9

「化学センサ・バイオセンサ」(共立出版 2021)矢嶋摂子,長岡 勉,椎木 弘,ISBN:978-4-320-04460-6

「免疫測定法」(講談社 2014)編集:小林典裕・上田 宏・三宅司郎・荒川秀俊,生物化学的測定研究会編,ISBN:978-4-06-154385-0

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】講義資料を講義前に読んでおくこと(計30時間).
【復習】講義内容の理解を深め定着させるために参考文献を読むこと.(計20時間).レポートの作成を行うこと(計10時間).
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない.
成績評価の基準・方法

【成績評価の基準】S(90点以上)、A(80 点以上)、B(70 点以上)、C(60 点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】レポートで評価する。

課題・試験結果の開示方法
不備のあるレポートは返却し再提出を要求する.
履修上の注意・履修要件

本講義は,先端医療工学研究所のオープン大学院の科目である.

講義は,対面とオンラインを併用して行う.

播磨理学キャンパスに通う学生は対面で受講すること.

オンラインで受講する学生は,自宅等でオンライン授業の受講を視聴できる通信環境 (PC・タブレット等の端末やWi-Fi環境)が必要となります.

工学,理学,環境人間学,看護学,情報科学研究科から受講できる.

修了所用単位に含まれるか否かは,各研究科の履修の手引きにより各自確認すること.

質問は,対面でもユニバーサルパスポート経由でも受け付ける.
実践的教育
該当しない.
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。