教員名 : 撫養 真紀子
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授業科目名
ヘルスケアにおける質管理
(英語名)
Quality Management in Health Care
科目区分
ー
領域別専門科目
対象学生
看護学研究科
学年
2年
ナンバリングコード
ANNMN6MCA7
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義・演習 (Lecture/Seminar)
開講時期
2024年度前期
担当教員
撫養 真紀子、片山 貴文
所属
看護学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標8
オフィスアワー・場所
各教員に随時アポイント・研究室
連絡先
makiko_muya@cnas.u-hyogo.ac.jp
takafumi_katayama@cnas.u-hyogo.ac.jp 対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
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研究科DP
4◎/5◎/2〇
全学DP
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教職課程の学修目標
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講義目的・到達目標
【講義目的】
保健・医療・福祉における安全とリスクマネジメントおよびケアの質に関する理論と研究、我が国および諸外国におけるこれらの課題に対する具体的取り組み、現状と課題について論究し、実践現場で適用できる具体的方略を提案する能力を身に付ける。 【到達目標】 1. ヘルスケアにおける質の概念および評価の枠組みを説明できる 2. ヘルスケアにおける質評価および質管理、質保証の考え方について述べることができる 3. ヘルスケアにおける安全・リスクマネジメントとヘルスケアの質との関係について説明できる 4. ヘルスケアにおける質管理における具体的取り組みと課題について提案できる 授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:実践におけるヘルスケアの質改善に向けての方略を身に付ける
キーワード:ケアの質に関する概念の理解、顧客満足、質測定、質改善、質管理 講義内容・授業計画
【講義内容】
課題に関する基本的概念、理論等を学習した後、事例を用いた検討により、質管理・質改善の理解を深め実践に応用する。 【授業計画】 1 ヘルスケアにおける質・質評価と質管理 2 質管理に関する基本的用語・概念・モデル 3 ヘルスケアにおける「安全」の概念とリスクマネジメント 4 質評価の枠組み 5 質測定ツールの有効性の指標 6 ヘルスケアにおけるリスク表現 7 ヘルスケアの質指標におけるバイアス 8 ヘルスケアの質指標における交絡補正 9 品質管理(Quality Management)の考え方 10 質管理に関する課題分析(その1)患者満足度からの検討 11 質管理に関する課題分析 (その2)職務満足度からの検討 12 ヘルスケア領域における質改善(向上)の実践Ⅰ:組織文化について 13 ヘルスケア領域における質改善(向上)の実践Ⅱ:中小規模病院の看護管理者からの実践報告 14 看護における質管理の取り組み 15 質管理の課題解決方略の提案 【生成AI使用について】 レポート作成にあたって、学生本人が作成することを前提としており生成AIのみを使うことは認めない。利用する場合は、参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。範囲を超えた生成AIの使用が判明した場合は単位を認定しないことや単位の認定を取り消すことがある。 教科書
プリント資料を配布予定
参考文献
井部俊子監修・秋山智弥編:看護管理学習テキスト第2巻 看護サービスの質管理 第3版, 日本看護協会出版会, 2022
その他、適宜提示します 事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【事前学習】資料や文献の読み込み、プレゼンテーションの準備(20時間)
【事後学習】講義内容の理解を深めるため関連する資料の読み直しとレポート作成(20時間) アクティブ・ラーニングの内容
授業内での議論、プレゼンテーションの発表と学生同士のディスカッションを行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価方法】
ヘルスケアにおける質管理に関する課題を論理的に分析し、質改善(向上)の実践が提案できる者に単位を与える。講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に応じて、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価の上、単位を付与する。 【成績評価基準】 期末レポート50%、プレゼンテーション30%、授業への参加度20%で評価する。 課題・試験結果の開示方法
授業中のコメントや最終レポートへの講評を通してフィードバックを行う
履修上の注意・履修要件
実践的教育
ヘルスケア領域の看護管理者として質管理の経験がある教員が、その経験を活かして、質改善(向上)についての提案を行う。特に、ヘルスケアにおけるリスクマネジメント、患者満足度・職務満足度について今日的課題と新たな知見について実践的に講義するため、実践的教育に該当する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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