シラバス情報

授業科目名
在宅高度実践看護実習Ⅰ
(英語名)
在宅高度実践看護実習Ⅰ
科目区分
領域別専門科目
対象学生
看護学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
ANNMN5MCA5
単位数
3.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
実習 (Practical Training)
開講時期
2024年度後期
(Spring semester)
担当教員
大野 かおり、大村 佳代子
所属
看護学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
研究室。事前にアポイントをとること
連絡先
kaori_ono@cnas.u-hyogo.ac.jp
kayoko_omura@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
3〇/4〇/5〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
在宅療養生活の継続期あるいは在宅への移行期にある複雑な問題を抱えた自立促進へのケアが必要な療養者に対する事例展開を行う。事例展開を通して,在宅看護専門看護師として高度な実践能力とケア開発能力,倫理的判断能力,教育,相談,多職種多組織との連携・調整に関する役割・機能を学び,その能力向上を目指す。
 また, チームアプローチの促進にむけ重要な課題である在宅ケアスタッフに対する教育,相談,多職種多組織の連携・調整を行うことを中心としながら,倫理的問題の調整,解決の試みに関わり,在宅看護専門看護師としての卓越した実践能力を修得する。さらに,訪問看護ステーションの効果的・効率的な経営管理,ケアの質改善方法について探求する。
【到達目標】
1.自立促進へのケアが必要な療養者とその家族を対象として,包括的なアセスメントを行い,それに基づいてケア計画を立案し,計画に基づき看護ケアを実践し,評価できる。
2.看護職者を含むケア提供者に対して自立促進への看護ケアを向上させるための教育的課題を把握し,教育活動について提案できる。
3.看護職者を含むケア提供者が抱えている自立促進へのケアに関する課題について把握し,コンサルテーションを行うことができる。
4.保健医療福祉に携わる人々の間の連携の課題を把握し,必要なケアが円滑に提供されるための連携・調整のあり方について提案でき,必要に応じコーディネーションを展開できる。
5.専門知識・技術の向上や開発を図るために在宅看護の研究ニーズを把握し説明できる。
6.訪問看護師の倫理的配慮および問題について把握し,倫理的問題の解決方法について提案できる。
7.独立型の訪問看護ステーションの運営体制および経営管理について把握し,ケアの質改善方法について提案できる。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル: 自立促進のケアを必要とする在宅療養者・家族への高度看護実践
キーワード: 自立促進、卓越した実践、教育、倫理調整、連携調整、組織分析
講義内容・授業計画
【実習の展開】
1.実習時間
9:00〜17:00 ※実習施設の日勤帯に準ずる
2.実習日数
  2回/週×8〜10週
 (計16日間以上,内5日間は訪問看護ステーションの管理運営・質改善に関する実習とする)
3.実習方法
 複雑な問題を抱えた自立促進へのケアが必要な療養者とその家族を対象として,包括的なアセスメントを行い,それに基づいてケア計画を立案し,計画に基づき高度な看護ケアを実践し,評価する。現地実習指導者および在宅看護学専任教員と適宜調整を図りつつ,主体的に実習を進めるとともに,面談やカンファレンス等により適宜フィードバッグを行う。
教科書
実習の中で適宜紹介する。
参考文献
実習の中で適宜紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
予習:実習記録「疾患・病態の理解」、「教育セミナー企画書」、「SWOT分析用紙」の「外部環境分析項目」を適時事前に行う(15h)
復習:実習記録「日々の記録」、チーム分析・倫理分析の資料作成(書式自由)、「基本情報シート」、「事例の展開」、中間・最終カンファレンスに向けた「専門看護師の役割・機能」「実習のまとめ」「カンファレンスの記録」等の作成(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
学生は、実習目標・到達目標を踏まえて、指導者・教員から適時にフィードバックを受け、主体的に実習を進める。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
実習をとおして在宅看護専門看護師としての高度な実践能力とケア開発能力,倫理的判断能力,教育,相談,多職種多組織との連携・調整に関する役割・機能を学び,その能力向上ができた者に単位を授与する。講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に応じて,S(90点以上),A(80〜89点),B(70〜79点),C(60〜69点)の成績評価を行う。
【成績評価の方法】
実習での高度実践(60%)と記録・発表内容(40%),指導した専門看護師および訪問看護ステーション管理者の意見をふまえ,総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
実習記録やカンファレンスを通して、実習効果を評価し、面談やメールでフィードバックを行う。
履修上の注意・履修要件
詳細は実習要項を参照
実践的教育
実習現地において、高度な実践を行う看護師等が実習指導者を担当するため、実践的教育に該当する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。