教員名 : 森 菊子
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授業科目名
看護倫理
(英語名)
Nursing Ethics
科目区分
ー
看護学基盤科目
対象学生
看護学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
ANNMN5MCA7
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義・演習 (Lecture/Seminar)
開講時期
2024年度前期
担当教員
森 菊子、高見 美保
所属
看護学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
月曜日の授業後・教員研究室
連絡先
クロスプロファイルにより問い合わせること。
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
ー
研究科DP
1◎/4◎
全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
【講義目的】
ヘルスケアや保健政策、看護実践、看護研究などで生じる倫理的ジレンマに対する感受性を、倫理理論の理解や価値分析を通して高める。また、実践事例について倫理原則や倫理的意思決定モデルを用いながら分析し、倫理的課題を分析する能力を養うとともに、権利擁護の方法について学ぶ。 【到達目標】
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:倫理的意思決定支援
キーワード:人権擁護、権利擁護、倫理、価値 講義内容・授業計画
当授業は実践的教育に該当する。
第1回:倫理と道徳、倫理と法の違いから倫理について学ぶ。また、海外及び日本における看護倫理の歴史的流れを踏まえて、看護倫理とは何かについて学ぶ。(テキスト第2章、プリント配布)(森菊子、高見美保) 第2回:価値を説明する多様な論理(客観価値説、主観価値説、普遍妥当性をもった理想的・絶対的価値など)を比較・概観し、個人/組織/社会/文化の文脈において理解した上で、臨床における医療専門職が有する価値、価値の対立について考える。(テキスト第1章、プリント配布)(高見美保) 第3回:臨床で遭遇した倫理的課題に基づき、倫理原則(Beneficence/ Justice/ Autonomy/ Veracity/ Fidelity)のアプローチとその限界について考える。(テキスト第2章、プリント配布)(森菊子) 第4回:倫理学を説明する主題(探究方式)や理論(西洋的倫理理論、東洋的倫理理論)をふまえた上で、事例を通して看護実践に関わる倫理的概念(Advocacy/ Accountability/ Responsibility/ Caring/ Cooperation/Compassion)を学ぶ。(テキスト第3章、プリント配布)(高見美保) 第5回:A.Davisの看護実践における倫理的意思決定の枠組みと、Bridget Carnerの倫理的意思決定モデルを用いて、臨床における倫理的問題を分析する方法を学ぶ。(プリント配布)(高見美保) 第11回:分析事例について、倫理的意思決定モデル( A.Davisの看護実践における倫理的意思決定の枠組み/Bridget Carnerの倫理的意思決定モデル)を用いて分析する。(グループワーク)(森菊子) 教科書
サラT.フライ&メガン-ジェーン・ジョンストン著 : 看護実践の倫理(第3版),日本看護協会出版会, 2010.
参考文献
石井トク・野口恭子編著:看護の倫理資料集第2版, 丸善株式会社, 2007.
デービス・AJ監修, 見藤隆子・小西恵美子・坂川雅子編:看護倫理−理論・実践・研究, 日本看護協会出版会, 2002. デービス・AJ 他編集,小西恵美子監訳:看護倫理を教える・学ぶ‐倫理教育の視点と方法‐, 日本看護協会出版会, 2008. 事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】講義に際して指示するテキストの事前読み込み(全講義期間トータル8h程度)、プレゼンテーションの準備(全講義期間トータル12h程度)
【復習】講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト・配布資料を読み直す(全講義期間トータル15h程度)、グループワークの準備(グループワーク5回分トータル、15h程度) アクティブ・ラーニングの内容
分析事例について、グループ単位で発表を行い、意見交換を行う。また、各回の講義において意見交換を行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
社会や看護実践場面で生じている倫理的課題と、対応していくための方法論について理解できた者に単位を付与する。講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。 【成績評価の方法】 講義・グループワークへの参加度(20%)、プレゼンテーション(30%)、レポート(50%)を基準として総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
グループワークの発表内容については、講義の中で講評を返す。
最終レポートについては、ユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って全体の講評を返す。 履修上の注意・履修要件
授業の中でグループワークを行うが、それについては領域を超えたグループ編成が望ましい。
実践的教育
看護実践者として社会や看護実践の場で生じている倫理的課題や問題を熟知している教員が講義、グループワークを担当することから実践的教育に該当する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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