シラバス情報

授業科目名
ベッドサイドの臨床薬理
(英語名)
Bedside Clinical Pharmacology
科目区分
看護学共通科目
対象学生
看護学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
ANNMN5MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
川田 美和、岡本 禎晃、大江 理英、島津 秀紀
所属
非常勤講師
看護学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
授業時間の後1時間
連絡先
miwa_kawada@cnas.u-hyogo.ac.jp

rie_ooe@cnas.u-hyogo.ac.jp



対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
4◎/5〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
①看護がマネージする頻度の高い薬剤を中心に、薬物の分子構造、薬効、適応、用法とその根拠、薬物動態・代謝、排泄など、臨床の場で使用される薬剤についての知識を習得し、説明できる。
②薬物使用後の患者モニタリングや生活調整、快復力の促進、患者の服用管理能力の向上など看護アプローチを創造できる。
授業のサブタイトル・キーワード
【キーワード】
薬理学、薬物動態、薬物療法
講義内容・授業計画
1回目 薬物動態について(担当:岡本禎晃)
2回目 医薬品添付文書の読み方、薬物相互作用 ポリファーマシー(担当:岡本禎晃)
3回目 循環器疾患総論、心不全、不整脈、虚血性心疾患の薬物治療概論(担当:岡本禎晃)
4回目 糖尿病概論と治療薬(担当:岡本禎晃)
5回目 がん治療薬、患者の主体的参加を支える(担当:岡本禎晃)
6回目 感染制御と抗生物質(担当:岡本禎晃)
7回目 向精神薬、抗認知症薬(担当:岡本禎晃、川田美和)
8回目 妊娠期の薬の使い方(担当:岡本禎晃)
9回目 自己免疫疾患治療薬(免疫とは、疾患と病態、薬理)①(担当:島津秀紀 )
10回目 自己免疫疾患治療薬(免疫とは、疾患と病態、薬理)②(担当:島津秀紀)
11回目 血液疾患治療薬(貧血とは、白血病総論、薬理)(担当:島津秀紀)
12回目 消化器疾患治療薬(消化器生理学、疾患と病態、薬理)(担当:島津秀紀)
13回目 呼吸器疾患治療薬(担当:島津秀紀)
14回目 神経内科領域の治療薬(担当:島津秀紀)
15回目 看護における薬物療法の支援(担当:島津秀紀、大江理英)

*3回目以降の各疾患の治療薬については、応急処置を含めた薬剤の知識の提供を含んでいる。
学生は自分たちの専門領域で頻繁に用いられる薬剤を一つ選んで、開発の歴史、特徴、作用、副作用、薬理動態など一般的事項を文献によってまとめる。
さらにその薬剤を使っておられる患者さんにみられる薬剤の効果、もしくは副作用を観察し、薬物動態の知識を用いて、起きている現象、必要な看護を説明する。5回目、7回目においては、薬物使用後の患者モニタリングや生活調整、快復力の促進、患者の服用管理能力の向上という視点で看護教員が看護の役割について説明する。15回目においては、多様な治療的アプローチの中での薬物療法の位置づけや、薬物療法における看護の役割について、事例を用いて考察する。

【生成系AIの利用】
課題の提出にあたって、学生本人が作成することを前提としており生成AIのみを使った課題の提出は認めない。利用する場合は、参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。範囲を超えた生成AIの使用が判明した場合は単位を認定しないことや単位の認定を取り消すことがある。
教科書
適宜提示、プリント配布
参考文献
「治療薬マニュアル最新版」

下記については、学内貸し出し可能です。

★ベーシック薬学教科書シリーズ19薬物治療学(学内貸し出しします)

★「看護のための最新医学講座 28 薬物療法」(学内貸し出しします)

★「治療薬マニュアル2018,2022」(学内貸し出しします)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】目安時間:15〜20時間時間程度
・自分の領域でよく使用する薬剤、ならびに関心をもっている薬剤について調べる
・最終回では、ケース検討を行います。薬物療法支援について検討したいケースを1事例あげ、①ケース紹介、②薬物療法の内容、③自分なりに実践した(あるいは必要だと考えた)看護支援の内容、④悩んだことや検討したいこと、について考えておいて下さい。
・時間配分や進め方については、受講者で決めて頂きますので、話し合っておいてください。

【復習】目安時間:5〜6時間程度
以下の課題でレポートを書く(事例が必要になりますので、高度実践演習が始まったら、関心のある薬剤を使用している患者さんの選んで情報を集めておいてください)。
・自分たちの専門領域で頻繁に用いられる薬剤を一つ選んで、開発の歴史、特徴、作用、副作用、薬理動態など一般的事項を文献によってまとめる。
•さらにその薬剤を使っておられる患者さんにみられる薬剤の効果、もしくは副作用を観察し、薬物動態の知識を用いて、起きている現象、必要な看護を説明する。
アクティブ・ラーニングの内容
学生同士のディスカッションを行う
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
看護がマネージする薬剤の分子構造、薬効、適応、用法とその根拠、薬物動態・代謝、排泄などを理解し、患者のモニタリングや生活調整、快復力の促進、患者の服用管理能力について学べた者に単位を授与する。
到達度に応じて、S〜Cの評価を与える。

【成績評価の方法】
課題レポート:80%、受講態度(積極的な質問、意見交換など):20%から総合的に評価する。

課題・試験結果の開示方法
・授業時間内にフィードバックを行う
・授業評価アンケートの教員コメント欄に記載する
履修上の注意・履修要件
具体的な日程は講師と日程調整の上、7月ごろ発表します。
10月〜2月までの間の土日(4限/日×4日間)開催になります。





実践的教育
薬理学において臨床経験を有する医師・薬剤師、専門看護師資格を有する看護教員が症例を交えた講義を行うため、該当する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。