教員名 : 大江 理英
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授業科目名
クリティカルケア看護演習Ⅲ
(英語名)
クリティカルケア看護演習Ⅲ
科目区分
ー
領域別専門科目
対象学生
看護学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
ANNMN5MCA3
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
演習 (Seminar)
開講時期
2024年度前期
担当教員
大江 理英
所属
看護学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
水曜日13:00〜14:00・6階大江研究室
連絡先
教員への連絡は,ユニバーサルパスポートのクロスプロファイル機能を用いて行うこと
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
ー
研究科DP
5◎/4〇
全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
【講義目的】
急性・重症病態にある患者と家族の全人的苦痛を解決するための看護実践力を培うために急性・重症患者の苦痛について身体的・精神的・社会的・スピリチュアルな全人的苦痛の緩和と予防を学修する 全人的苦痛として苦痛をもたらす症状を理解し統合的アプローチとして症状マネジメントの概念モデルなどの理論や症状の機序や症状マネジメントの方法について学修する 苦痛症状の緩和や予防に向けて必要なアセスメントや治療・介入方法や効果判定について高度実践看護として適用できるように具体的に理解する 【到達目標】 急性・重症患者が有する全人的苦痛を理解し、具体的に説明できる 苦痛をもたらす症状の機序や症状マネジメント方法を具体的に説明することができる 苦痛症状の緩和や予防に向けて必要なアセスメントや介入方法や効果判定について具体的に理解し、高度看護実践への適用を表現できる 授業のサブタイトル・キーワード
【サブタイトル】急性・重症病態にある患者と家族の全人的苦痛を解決するための統合的アプローチ
【キーワード】全人的苦痛 症状マネジメント 統合的アプローチ 講義内容・授業計画
第1回 統合的に患者の症状を理解するモデルや理論
第2回 症状マネジメントにおける看護実践 第3回 クリティカルな状況にある患者と家族の苦痛緩和:トータルペインとcomfort care 第4回 クリティカルな状況にある患者と家族の苦痛緩和:疼痛・せん妄 第5回 クリティカルな状況にある患者と家族の苦痛緩和:抑うつ/不安/精神機能障害 第6回 クリティカルな状況にある患者と家族の苦痛緩和:呼吸困難・消化器症状 第7回 クリティカルな状況にある患者と家族の苦痛緩和:疲労(がん関連疲労含む)・倦怠感 第8回 クリティカルな状況にある患者と家族の苦痛緩和:拘束状態/活動不耐 第9回 クリティカルな状況にある患者と家族の苦痛緩和:睡眠障害 第10回 クリティカルな状況にある患者と家族の苦痛緩和:集中治療と緩和ケア 第11回 クリティカルな状況にある患者と家族の苦痛緩和:集中治療と緩和ケア(事例検討) 第12回 クリティカルな状況にある患者と家族の苦痛緩和:救急医療と緩和ケア・遺族ケア 第13回 クリティカルな状況にある患者と家族の苦痛緩和:救急医療と緩和ケア・遺族ケア(事例検討) 第14回 クリティカルな状況にある患者と家族の苦痛緩和のためのチーム医療 第15回 クリティカルな状況にある患者と家族の苦痛緩和のためのシステム構築 第16回 クリティカルな状況にある患者と家族の苦痛緩和に関する文献検討1:本邦の先行研究に関する文献検討 第17回 クリティカルな状況にある患者と家族の苦痛緩和に関する文献検討2:海外の先行研究に関する文献検討 第18〜28回 クリティカルな状況にある患者と家族の苦痛緩和に関する高度看護実践演習(病院演習) 第29回 フィールドワークの活動報告:クリティカルな状況にある患者と家族の全人的苦痛の緩和に関する具体的方略 第30回 クリティカルな状況にある患者と家族の全人的苦痛の緩和への看護に関する検討(統合) 教科書
・symptom management 患者主体の症状マネジメントの概念と臨床応用(1998)p.jラーソン/内布敦子編著.日本看護協会出版.東京
・Dodd, M.et al: Advancing the science symptom management, Journal of Advanced Nursing,3385,668-676 ,2001 ・Larson,P.J et al:An integrated approach to symptom management, Nursing and Health Science,1,203-210,1999 ・The University of California, San Francisco School of Nursing Symptom Management Faculty Group, A Model for Symptom Management, Journal of Nursing Scholarship,26(4),272-276,1994 ・木澤義之, 氏家良人(2021)救急・集中治療領域における緩和ケア.医学書院.東京 その他、授業内で提示する 参考文献
適宜提示する
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【事前学習】プレゼンテーション資料の作成(45時間:プレクラス含む)
【事後学習】演習内で受けたフィードバックに対する学習(15時間) アクティブ・ラーニングの内容
学⽣によるプレゼンテーションと事例を⽤いたディスカッションを行う
病院演習では教員と演習指導者とともにカンファレンスやディスカッションを行うう 成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】:演習目的・到達目標への達成度として評価項目を総合的に評価し、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)、D(60点未満)までの成績を与える
【成績評価の方法】:講義への出席(10%)、課題学習への取り組みとプレゼンテーション(30%)、レポートの提出(30%)、ディスカッションへの貢献度(30%)を評価する 課題・試験結果の開示方法
演習内でフィードバックを行う
履修上の注意・履修要件
学内演習は学生によるプレゼンテーションと事例を用いたディスカッションで構成される
各演習1週間前に教員から指導を受け、修正したのちにプレゼンテーションと事例検討を行うことが必要である 講師によって講義日程や場所の調整が必要な場合があり、状況に応じてオンラインや時間外に行うことがある 学外で授業を行う際は、教室に準じた環境を設定して行う 生成AIの利用は予定していない 学生が利用する場合は文献の存在の確認を行うこと 実践的教育
ICUや救命救急センターでクリティカルケア看護と苦痛の緩和などの看護経験を持つ急性・重症患者看護専門看護師の教員によって具体的な事例に基づくディスカッションを含めた講義や臨床で演習を行うことから実践的教育に該当する
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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