シラバス情報

授業科目名
クリティカルケア看護演習Ⅳ
(英語名)
クリティカルケア看護演習Ⅳ
科目区分
領域別専門科目
対象学生
看護学研究科
学年
2年
ナンバリングコード
ANNMN6MCA3
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
演習 (Seminar)
開講時期
2024年度前期
担当教員
大江 理英
所属
看護学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
毎週水曜日 13:00〜14:00 大江研究室
連絡先
教員への連絡は,ユニバーサルパスポートのクロスプロファイル機能を用いて行うこと

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
5◎/4〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
高度侵襲手術を受けるがん周術期にある患者の病態・手術侵襲・麻酔・治療・リハビリテーションなどを理解し、合併症予防と回復支援に必要な看護を学修する
術前からのトータルアプローチによる患者中心のトランジションを支えるチーム医療と地域包括ケアを学修する
がん周術期における急性・重症患者看護専門看護師の役割ならびにチーム医療の構築と変革の方法を理解し、高度看護実践の臨床適用について探求する
【到達目標】
高度侵襲手術を受けるがん周術期にある患者の病態・手術侵襲・麻酔・治療・リハビリテーションなどを理解し、合併症予防と回復支援に必要な看護を具体的に説明できる
術前からのトータルアプローチによる患者中心のトランジションを支えるチーム医療と地域包括ケアを具体的に説明できる
がん周術期等のクリティカルケアを受ける患者と家族に対する急性・重症患者看護専門看護師の役割ならびにチーム医療の構築と変革の方法を理解し、高度看護実践としての臨床適用について検討することができる
授業のサブタイトル・キーワード
【サブタイトル】高度侵襲手術を受けるがん周術期患者へのトータルアプローチによる患者中心のトランジションを支えるチーム医療と地域包括ケア
【キーワード】高度侵襲手術 がん周術期看護 トータルアプローチ トランジション 地域包括ケア チーム医療   専門看護師の役割 変革
講義内容・授業計画
第1回 がん周術期にある患者と家族の現状と取り巻く社会と問題(疾患別・ハイリスク患者:高齢/既往疾患など)
第2回 がん周術期にある患者と家族への高度看護実践:意思決定支援
第3回 がん周術期にある患者と家族への高度看護実践:術前看護
第4回 がん周術期にある患者と家族への高度看護実践:手術侵襲と麻酔/術中看護
第5回 がん周術期にある患者と家族への高度看護実践:術後看護(クリティカル期・ポストクリティカル期)
第6回 がん周術期にある患者と家族への高度看護実践:がん周術期リハビリテーション 
第7回 がん周術期にある患者と家族への高度看護実践:移行ケアと地域包括ケア
第8回 ハイリスク患者と高度侵襲手術を受ける患者への高度看護実践 
第9〜20回 がん周術期にある患者と家族への高度看護実践と変革とシステム構築(病院演習)
第21回 クリティカルケアを受ける患者と家族に対する急性・重症患者看護専門看護師の役割と実践(コンピテンシーモデル)
第22回 クリティカルケアを受ける患者と家族に対する急性・重症患者看護専門看護師の役割と実践(直接ケア)
第23回 クリティカルケアを受ける患者と家族に対する急性・重症患者看護専門看護師の役割と実践(調整)
第24回 クリティカルケアを受ける患者と家族に対する急性・重症患者看護専門看護師の役割と実践(相談)
第25回 クリティカルケアを受ける患者と家族に対する急性・重症患者看護専門看護師の役割と実践(倫理調整)
第26回 クリティカルケアを受ける患者と家族に対する急性・重症患者看護専門看護師の役割と実践(教育)
第27回 クリティカルケアを受ける患者と家族に対する急性・重症患者看護専門看護師の役割と実践(研究)
第28回 クリティカルケアを受けるがん周術期患者と家族に対する急性・重症患者看護専門看護師による高度看護実践(変革)
第29回 急性・重症患者看護専門看護師によるがん周術期にある患者と家族への高度看護実践(システム構築と評価)
第30回 急性・重症患者看護専門看護師によるがん周術期にある患者と家族への高度看護実践(統合)

教科書
・川崎優子(2017)看護者が行う意思決定支援の技法30.医学書院.東京
・公益社団法人 日本麻酔科学会(2021)周術期管理チームテキスト第4版. 日本麻酔科学会.東京
・アン・W・ワジナー,井部俊子監修,早野真佐子訳(2003)アウトカム・マネジメント─科学的ヘルスケア改善システムの臨床実践への応用.日本看護協会出版会.東京
その他、授業内で提示する
参考文献
適宜提示する
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【事前学習】プレゼンテーション資料の作成・準備(15時間:プレクラス含む) 病院演習前の課題の抽出と学習(15時間)
【事後学習】演習内で受けたフィードバックに対する学習(10時間) 病院演習から得られた課題に対する学習(20時間)


アクティブ・ラーニングの内容
学内演習は学生によるプレゼンテーションと事例を用いたディスカッションを行う 
病院演習はがん周術期患者と家族への高度看護実践と変革とシステム構築の実際を学ぶ
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】演習目的・到達目標について評価項目を総合的に評価し、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)、D(60点未満)までの成績を与える
【成績評価の方法】講義への出席(10%)、課題学習への取り組みとプレゼンテーション(30%)、レポートの提出(30%)、ディスカッションに対する貢献度(30%)を評価する
課題・試験結果の開示方法
演習時間に教員や指導者からプレゼンテーションや演習内容についてフィードバックを得る
履修上の注意・履修要件
各講義は学生によるプレゼンテーションと事例を用いたディスカッションで構成される
各講義1週間前に教員から指導を受け、修正したのちにプレゼンテーションと事例検討を行うことが必要である
病院演習については、授業資料などで事前学習を行い、演習目的・演習目標・演習内容について検討し、演習指導者に説明できるように準備を行い、演習終了後はレポートを提出すること
講師によって講義日程や場所の調整が必要な場合があり、状況に応じてオンラインや時間外に行うことがある
学外で授業を行う際は、教室に準じた環境を設定して行う
生成AIの利用は予定していない 学生が利用する場合は文献の存在の確認を行うこと
実践的教育
がん周術期看護や集学的チーム活動などの看護経験を持つ急性・重症患者看護専門看護師の教員によって具体的な事例に基づくディスカッションを含めた講義や臨床で演習を行うことから実践的教育に該当する
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。