シラバス情報

授業科目名
クリティカルケア高度実践看護実習Ⅱ
(英語名)
クリティカルケア高度実践看護実習Ⅱ
科目区分
領域別専門科目
対象学生
看護学研究科
学年
2年
ナンバリングコード
ANNMN6MCA5
単位数
4.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
実習 (Practical Training)
開講時期
2024年度前期
担当教員
大江 理英
所属
看護学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
⽔曜⽇13:00〜14:00・6階⼤江研究室
連絡先
教員への連絡は,ユニバーサルパスポートのクロスプロファイル機能を用いて行うこと

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
5◎/4〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【実習⽬的】
救命救急センターやICU・CCUなどで急性・重症病態にある患者、もしくは⾼度侵襲⼿術を受けるクリティカルな患者と家族の急激で複雑な反応とケアニーズに対して理論や病態や治療への理解に基づき、ケアとキュアを融合した⾼度看護実践を学修する
複雑なケアニーズを持つ患者と家族を中⼼にエビデンスと理論を適応することで問題解決を図り、苦痛を緩和するとともに尊厳を擁護するための倫理的問題にも対応する方略を理解する
クリティカルケアユニットでの療養⽣活を含めて移⾏ケアとしてポストクリティカルケア病棟でも⾼度看護実践を提供し、総合的な治療環境の管理の在り方を学修する
あわせて相談・教育・調整・倫理調整などの⾼度実践看護師の役割を遂⾏する能⼒について一部実施できるように学修する
【到達⽬標】
救命救急センターやICU・CCUなどでクリティカルな状況にある、もしくは⾼度侵襲⼿術を受ける患者と家族の急激で複雑な反応に対して理論や病態や治療への理解に基づき、ケアとキュアを融合した⾼度看護実践を提供することができる
複雑なケアニーズを持つ患者と家族を中⼼にエビデンスと理論を適応することで問題解決を図り、苦痛を緩和するとともに尊厳を擁護するための倫理的問題にも対応できる
クリティカルケアユニットでの療養⽣活を含めた移⾏ケアとしてポストクリティカルケア病棟でも⾼度看護実践を提供し、総合的な治療環境の管理ができる
急性・重症患者看護専⾨看護師として相談・教育・調整・倫理調整・研究などの役割を果たす⽅法について、説明できるとともに一部実施できる

授業のサブタイトル・キーワード
【サブタイトル】 クリティカルな状況にある患者と家族へのケアとキュアを融合した⾼度看護実践と急性・重症患者看護専⾨看護師の役割
【キーワード】 複雑なケアニーズ 総合的治療環境管理 急性・重症患者看護専⾨看護師の役割
講義内容・授業計画
【実習内容】
1. 救命救急センターやICU・CCUなどでクリティカルな状況にある、もしくは⾼度侵襲⼿術を受ける患者と家族の急激で複雑な反応に対して理論や病態や治療への理解に基づき、ケアとキュアを融合した⾼度看護実践を提供する
2. 複雑なケアニーズを持つ患者と家族を中⼼にエビデンスと理論を適応することで問題解決を図り、苦痛を緩和するとともに尊厳を擁護するための倫理的問題にも対応する
3.クリティカルケアユニットでの療養⽣活を含めた移⾏ケアとしてポストクリティカルケア病棟でも⾼度看護実践を提供し、総合的な治療環境の管理を⾏う
4.急性・重症患者看護専⾨看護師に対してシャドウイングや討議を⾏い、相談・教育・調整・倫理調整・研究などの役割を果たす⽅法を修得する
【実習⽅法】
1.救命救急センターやICU・CCUに⼊室している患者を受け持つ
2.周術期患者など状況に応じて⼀般病棟で患者を受け持つ
3.実習施設の急性・重症患者看護専⾨看護師が実習指導者となる
4.実習指導者から指導を受けながら患者とその家族に対して、⾼度な臨床判断をもって、複雑なケアニーズを持つ患者と家族に対する回復⽀援や全⼈的な苦痛緩和や擁護などの総合的な治療環境の管理を含めた⾼度な看護実践を提供し、その介⼊効果を判定する
5. 急性・重症患者看護専⾨看護師に対してシャドウイングや討議を⾏い、可能であれば指導を受けながら相談・教育・調整・倫理調整・研究などの役割を果たし、必要な能⼒や⽅法を検討する
6.実習終了時に実習指導や指導教員などとカンファレンスを行い、これまでの学びを統合し今後の課題を明確にする

教科書
適宜提⽰する
参考文献
適宜提⽰する
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【事前学習】 本邦における医療情勢と課題、クリティカルケア看護領域における実践上の課題、実習施設がある社会や地域特性や医療⾏政の状況、社会や地域における実習施設やクリティカルケアユニットの位置づけならびに求められている役割を明らかにすること  
実習⽬的・実習⽬標を達成するために必要と考えられる具体的な実習⽬標と⾏動計画を策定すること 
リフレクションすることで専⾨看護師の役割を遂⾏する上での課題を明らかにすること
クリティカルケア看護学概論・クリティカルケア看護病態アセスメント論・クリティカルケア看護学 治療・療養⽀援論・クリティカルケア看護演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳの復習(30時間)
【事後学習】 ケースレポート・レポート作成(30時間)
アクティブ・ラーニングの内容
実習中は患者を受け持ちながら、実習指導者や教員とディスカッションを行う
成績評価の基準・方法

【成績評価の基準】実習目的や目標の到達度として評価項目を総合的に評価して、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)、D(60点未満)までの成績を与える

【成績評価の方法】実習への出席状況(20%)・取り組み⽅・態度(30%)・実習記録(記録⽤紙:直接ケア、調整、倫理調整、相談、教育)・ケースレポート・レポート「急性・重症患者看護専⾨看護師の役割を遂⾏する能⼒と課題」(30%)・カンファレンスの内容(20%)を評価する

課題・試験結果の開示方法
実習指導者と教員より実習について、実習中やカンファレンスでフィードバックを行う
履修上の注意・履修要件
実習を始めるにあたっては、本邦における医療情勢と課題、クリティカルケア看護領域における実践上の課題などを明らかにすること そのうえで実習施設がある社会や地域特性や医療⾏政の状況、社会や地域における実習施設やクリティカルケアユニットの位置づけならびに求められている役割を事前に学習しておくこと
クリティカルケア看護学概論・クリティカルケア看護病態アセスメント論・クリティカルケア看護学 治療・療養⽀援論・クリティカルケア看護演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳを復習しておくこと
リフレクションすることで専⾨看護師の役割を遂⾏する上での課題を明確にし、問題解決できるように事前に学習しておくこと
実習⽬的・実習⽬標を達成するために必要と考えられる具体的な実習⽬標と⾏動計画などを各⾃で策定し、指導教員と実習指導者に事前に提出すること
生成AIの利用は予定していない 学生が学習で利用する場合は文献の存在の確認を行うこと




実践的教育
実習指導者並びに指導教員は急性・重症患者看護専⾨看護師で臨床での指導経験が豊富であることから実践的教育に該当する

備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。