教員名 : 大江 理英
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授業科目名
クリティカルケア看護学 治療・療養支援論
(英語名)
クリティカルケア看護学 治療・療養支援論
科目区分
ー
領域別専門科目
対象学生
看護学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
ANNMN5MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
大江 理英
所属
看護学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
⽔曜⽇13:00〜14:00・6階⼤江研究室
連絡先
教員への連絡は,ユニバーサルパスポートのクロスプロファイル機能を用いて行うこと
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
ー
研究科DP
4◎
全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
【講義⽬的】
⽣命危機に瀕し急性・重症病態にある患者の回復に必要な治療の原理・管理⽅法・処置を理解する 拘束状態にある患者とその家族を中⼼に安全で効果的に侵襲度の⾼い治療と、最適な療養⽣活を送るための治療・療養過程全般を管理する⽅法について学ぶ 個別性の⾼い急性・重症患者と家族を中⼼に治療環境を整え、総合的に管理するための集学的アプローチとチーム医療のあり⽅を探求できる 【到達⽬標】 ⽣命危機に瀕し、急性・重症病態にある患者の回復に必要な治療の原理・管理⽅法・処置について具体的に説明できる 拘束状態にある患者とその家族を中⼼に安全で効果的に侵襲度の⾼い集中治療を受けつつ、最適な療養⽣活を送るための治療・療養過程全般を管理する⽅法を具体的に説明できる 個別性の⾼い急性・重症患者と家族を中⼼に治療環境を整え、総合的に管理するための集学的アプローチとチーム医療における⾼度実践看護師の役割を説明できる 授業のサブタイトル・キーワード
【サブタイトル】
急性・重症病態にある患者の回復に必要な治療の原理・管理⽅法・処置 高度侵襲治療と最適な療養⽣活を目的とした治療・療養過程管理における高度実践看護師の役割 【キーワード】 治療・療養過程管理 集学的アプローチ チーム医療 高度実践看護師の役割 講義内容・授業計画
第1回 呼吸管理:酸素療法・⼈⼯呼吸器管理・体外式膜型⼈⼯肺・モニタリング装置
第2回 循環管理:循環補助装置 (IABP 、 ECMO 、補助循環⽤ポンプカテーテル、補助⼈⼯⼼臓)・モニタリング装置・カテーテル治療・ステントグラフト治療 第3回 脳循環管理:低体温療法・脳室/脊椎ドレナージ・モニタリング装置・ステントグラフト治療 第4回 腎・代謝/内分泌管理:輸液・輸⾎療法・⾎液浄化療法・⾎糖管理デバイス(持続⾎糖測定器・⼈⼯膵臓) 第5回 栄養管理:栄養管理⽅法と各種栄養投与⽅法(栄養管理に関する診断・治療・栄養投与⽅法) 第6回 肝・凝固系の管理:肝不全の治療(⾎漿交換)と敗⾎症と凝固系疾患の治療(抗凝固療法・補充療法) 第7回 創傷管理・重度外傷・創傷・褥瘡:定義・発症要因・治療・看護・外傷システム 第8回 熱傷管理:重症度評価・気道熱傷・初期治療・全⾝/局所療法・感染対策・栄養管理・精神ケア 第9回 鎮静・鎮痛管理:疼痛とせん妄に関する定義・発症要因・病態と⻑期的影響・診断・治療;漢⽅の活⽤ 第10回 クリティカルケアにおけるME機器の管理・安全管理・感染管理:ME機器の種類と管理⽅法・医療事故の現 状と対策・感染予防とICTとの協働 第11回 クリティカルケアにおける危機管理:災害時のクリティカルケアユニットに必要な危機管理・広域災害への対応とDMAT活動の概要と実際 第12回 個別性の⾼い患者に対する治療・療養過程への⽀援:⾼齢者・フレイル(社会的状況・概念・診断・急性期治療の特性) 第13回 個別性の⾼い患者に対する治療・療養過程への⽀援:oncologic emergency(発症要因・アセスメント・診断・治療) 第14回 クリティカルケアにおける集学的アプローチとチーム医療:呼吸チーム/ハートチーム 第15回 クリティカルケアにおける集学的アプローチとチーム医療:RRTチーム/周術期チーム 教科書
適宜提⽰する
参考文献
・⽇本集中治療医学会 集中治療室における成⼈患者の痛み,不穏/鎮静,せん妄,不動,睡眠障害の予防および管理のための臨床ガイドライン
・⽇本集中治療医学会重症患者の栄養管理ガイドライン作成委員会 ⽇本版重症患者の栄養療法ガイドライン ⽇集中医誌 2016;23:185-281 その他、適宜提⽰する 事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【事前学習】
プレゼンテーション資料の作成(30時間:プレクラス含む) 【事後学習】 授業内で受けたフィードバックに対する学習(30時間) アクティブ・ラーニングの内容
学⽣によるプレゼンテーションと事例を⽤いたディスカッションを行う
成績評価の基準・方法
成績評価の基準:講義⽬的・到達⽬標の到達度として評価項目を総合的に評価し、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上),D(60点未満)までの成績を与える
成績評価の⽅法:講義への出席(10%)、課題学習への取り組みとプレゼンテーション(30%)、レポートの提出(30%)、ディスカッションに対する貢献度(30%)を評価する 課題・試験結果の開示方法
授業内でフィードバックを行う
履修上の注意・履修要件
各講義は学⽣によるプレゼンテーションと事例を⽤いたディスカッションで構成される
各講義1週間前に教員から指導を受け、修正したのちにプレゼンテーションと事例検討を⾏うことが必要である 講師によって講義日程や場所の調整が必要な場合があり、状況に応じてオンラインや時間外に行うことがある 授業については、履修状況に応じてオンラインや時間外に行うことがある 学外で授業を行う際は、教室に準じた環境を設定して行う ※生成AIの利用は予定していない。学生が利用する場合は文献の存在の確認を行うこと 実践的教育
ICUや救命救急センターでクリティカルケア看護や集学的チーム活動などの看護経験を持つ急性・重症患者看護専⾨看護師の教員によって具体的な事例に基づくディスカッションを含めた講義を⾏うことから実践的教育に該当する
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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