シラバス情報

授業科目名
地域資源とツーリズム
(英語名)
Regional Resources and Tourism
科目区分
専門科目
対象学生
地域資源マネジメント研究科
学年
1年
ナンバリングコード
TGRMR5MCA7
単位数
1.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義・演習 (Lecture/Seminar)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
河本 大地
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標11/目標13/目標15/目標17
オフィスアワー・場所
メールでお気軽に。
連絡先
アドレスは担当教員の個人サイトや奈良教育大学教員紹介ページに記載。

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
2◎/1〇/6〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】但馬を比較の基盤にした形で、ツーリズムを通じた地域資源マネジメントの実践について理解と認識を深める。
【到達目標】①但馬の農山村地域の自然環境や社会経済について理解を深める。
②地域の魅力や課題を読み解き、相手を意識した情報を編集・発信する能力を高める。
③ツーリズムを基軸にした地域資源マネジメントに必要な考え方・政策等の基礎を理解し、説明する能力を獲得する。




授業のサブタイトル・キーワード
観光、地域づくり、多自然地域、農山漁村、地域資源、ウェルビーング、地域の在り方、地域多様性、グリーンツーリズム、エコツーリズム、ジオパーク
講義内容・授業計画
食・農・歴史・自然環境などの地域資源を活かしたツーリズムの基本的な考え方や政策について、但馬地方を中心とする国内外の実例に触れつつ講義する。そのうえで、来訪者や観光経営者の視点や実態を知り、地域のあり方を探るべく、フィールドワークを行う。そして、ツーリズムによる地域資源マネジメントのあり方を議論する。
 下記の香美町小代(おじろ)区は、担当教員が2009年から関わり続け、ゼミの卒業生が移住している山間の豪雪地域である。過疎化・高齢化等の問題を顕著に有しているが、全国の黒毛和牛の99.9%以上を子孫とする但馬牛を輩出するなどした「和牛の聖地」であり、山陰海岸ジオパークの一部でもあり、かつ兵庫県で唯一「日本で最も美しい村」連合に加盟認定されている。人口減少社会における地域のあり方を議論するためのモデルになり得ると考え、取り上げる。フィールドワークの行き先としても、周辺を含めて考えているが、履修者数や天候等を考慮したいため、日時や実施形態など詳細については追って連絡する。
 ツーリズムや地域の在り方を考えるうえで、路線バスなどの公共交通機関を自ら利用し使い勝手を体験することには意味がある。そこで、JR八鹿駅〜小代区間の全但バス秋岡線などを、単なる移動手段ではなく学びの素材としても活用する。
 移動手段及びそれにかかる費用については原則自己負担となる。

集中講義1日目
1 但馬における地域資源とツーリズム(フィールドワーク先である香美町小代区等の事例と、これまでの受講生による観光動態調査の結果を中心に)
2 多自然地域とツーリズム(グリーンツーリズムを中心に)
3 エコツーリズムの考え方と実情

集中講義2・3日目
4−10 香美町小代区及びその周辺のフィールドワークをしながら、ツーリズムを通じた地域資源マネジメントのあり方を議論

※パソコンの利用:履修者の講義中の活用有無は自由。
※生成系AIの利用:積極的に使ってください。AIで生成される地域情報の表現を見て、有用性や誤りに気づき、対応を考えることは大切です。
教科書
地域そのものが教科書です。また、読んでほしい文献等を随時紹介します。
参考文献
適宜紹介します。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
事前に読んでおいてほしい文献等をメールでお知らせします。また、事後に講義内容やフィールドワーク経験をふまえた成果物(レポート等)を提出してもらいます。事前・事後学習に合計30時間以上かけることを求めていますので、そのくらいかけて頑張りましょう。
アクティブ・ラーニングの内容
講義で得た知識や考え方をベースに、地域を歩き、地域に関わる人と話し、五感で地域に学びつつ議論することは、まさにアクティブ・ラーニング!
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 講義目的・到達目標に記する能力(知識・技能、思考力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C (60点以上)による成績評価をおこない、単位を付与する。
【成績評価の方法】
 課題(フィールドワーク等の成果物)60%、受講態度(積極的な発言等)40%を基準として総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
調べ学習や講義等の内容について、授業中にもメール等でもどんどん質問や意見を出してください。その都度コメントします。
履修上の注意・履修要件
集中講義は3日間おこなう。いずれの日も出席すること。

実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。