シラバス情報

授業科目名
情報科学概論
(英語名)
Introduction to Information Science
科目区分
全学共通科目
対象学生
社会情報科学部/経済学部
学年
1年
ナンバリングコード
IAJBS1GCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
古隅 弘樹
所属
情報科学研究科,社会情報科学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
情報科学研究棟 K420研究室
連絡先
furuzumi@gsis.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
1-1◎/4-1〇
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
日々進展する情報化社会において必要不可欠となるモラルやマナーなどの情報倫理について理解するために、知的財産、個人情報、セキュリティ、関連法令や政策、時事問題などを取りあげ、ケーススタディを通じて個人や組織がどのように対処すべきかを考える。また、通信機器やコンピュータに用いられている技術や仕組み、デジタルデータの表現技法などの基礎的知識を身につけ、情報リテラシーの修得を目指す。
授業のサブタイトル・キーワード
【キーワード】情報倫理,知的財産,セキュリティ,コンピュータのしくみ,通信のしくみ
講義内容・授業計画
本講義の前半は情報倫理を中心に、後半はコンピュータやネットワークシステムの歴史および技術を中心に講義を行う。講義中に関連する複数の課題の提示と考察を行う。
1.ガイダンス
2.情報社会(情報のはたらきと性質、個人情報)
3.知的財産1(産業財産権:特許権、商標権、意匠権、など)
4.知的財産2(著作権:著作財産権、著作者人格権、著作隣接権)
5.情報倫理(インターネット利用における光と影)
6.情報セキュリティ技術(認証とパスワード、暗号とセキュリティ)
7.情報社会とセキュリティ(ネット社会における被害と対策)
8.コンピュータ概説(歴史、電算技術、通信技術、情報技術)
9.情報の表現(数値、文字、画像、音声、デジタルとアナログ)
10.数値の計算(基数変換、2進数の演算)
11.ハードウェア概説(コンピュータの五大装置)
12.ソフトウェア概説(OS、アプリケーション、文字コード)
13.CPUとメモリ(演算・制御装置、主記憶装置)
14.補助記憶と入出力(補助記憶装置,入出力装置)
15.ネットワーク概説(LAN、インターネット、TCP/IP)
教科書
毎回の講義で資料を配布
参考文献
情報教育学研究会・情報倫理教育研究グループ『インターネット社会を生きるための情報倫理:改訂版』実教出版(2018)
その他,講義資料で適宜紹介する.
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
講義内容は広範であるため,講義の前後に予習と復習が必要である(60時間)
アクティブ・ラーニングの内容
講義中に課すミニッツレポートを通じて,講義内容に関連する話題に知識を接続し,理解を深める取り組みを行っている.
成績評価の基準・方法
・成績評価の基準
情報倫理や情報処理における基本用語や概念を理解し、基礎的な情報リテラシーを修得した者に単位を授与する。講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に応じて成績を与える。
・成績評価の方法
講義毎に課す提出物30%、定期試験70%を基準として、受講態度を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
毎回の講義で課すミニッツレポートについては,次回の講義で解説を行うようにしている.他の質疑についてもコミュニケーションツールを用いて随時対応している.
履修上の注意・履修要件
【再履修者への注意事項】
過年度において指定する情報処理技術者試験の合格者に受講および定期試験の免除制度を設けていましたが,現在は免除制度はありません.

【生成AIの利用について】
・レポート等の作成については、学生本人が作成することを前提としているため、生成系AIのみを用いて作成することはできません
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。