シラバス情報

授業科目名
論理学 (全学共通科目)
(英語名)
Logic (Logical Thinking) (全学共通科目)
科目区分
全学共通科目
-
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
IA9991GCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
島田 喜行
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4/目標17
オフィスアワー・場所
授業終了後・教室にて
連絡先
ユニバーサル・パスポートを使用

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
1-1◎/4-1◎/1-2〇
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
講義の目的
 大学生は、未来社会の担い手として、現代社会が抱える様々な課題と向き合っていかなければならない。そのような課題を解決するためには、多様な他者との協働が欠かせない。
そこで、本講義では、論理学と日本語表現の基礎の学びを通じて、他者と協働するための必須の能力として、論理的に考え、論理的に書き、論理的に話すための能力の涵養を目指す。

到達目標
1 受講生が論理学と日本語表現の基礎的知識を身に付けること
2 受講生が自分の考えや思いを他者に伝えるための論理的な文章表現能力(学術的レポートの作成方法を含む)を身に付けること
3 受講生が自分の考えや思いを他者とともに吟味するための対話能力とプレゼンテーション能力を身に付けること

授業のサブタイトル・キーワード
論理的に考える・読む・書く・話す、学術的レポートの作成方法
講義内容・授業計画
講義内容
 本講義では、論理学の歴史や役割を概観したのち、論理学の基礎知識について学ぶ。そのさい、論理的な思考とはどのようなものか、練習問題と課題に取り組みながら検討していく。
さらに、自分の意見や考えを他者に的確に伝えるための表現力(プレゼンテーション能力)を涵養するために、意見文の作成及び相互評価を行う。また、参加者の人数に応じて、グループワークも行う。

授業計画
1. ガイダンス(講義の目標、進め方や成績評価方法についての説明)
2. 論理とは何か——「論理的」とはどういうことか
3  論理的な文章を書くために(1)——意見文とは何か
4. 論理的な文章を書くために(2)——接続詞の使い方
5. 論理的な文章を書くために(3)——学術的レポートの書き方
6. 論理的に考えるために(1)——論理学の基本ルールについて
7. 論理的に話し合うために(1)——適切な対話とはどのようなものか
8. 論理的に話し合うために(2)——臓器移植問題を手引きにして
9. 論理的に話し合うために(3)——動物の権利問題を手引きにして
10. 論理的に話し合うために(4)——SNSをめぐる問題を手引きにして
11. 論理的に考えるために(2)——否定とは何か
12. 論理的に考えるために(3)——ド・モルガンの法則
13. 論理的に意見を述べるために(1)——プレゼンテーションの実践
14. 論理的に意見を述べるために(2)——プレゼンテーションの実践
15. まとめと評価(到達度の確認テスト)
教科書
使用しない。各回、プリントを配布する。
参考文献
野矢茂樹『新版 論理トレーニング』産業図書、2006年
伊勢田哲治『哲学思考トレーニング(ちくま新書545)』筑摩書房、2005年
その他、講義時に適宜紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
事前学習:課題文の読解と意見文(小レポート)の作成 4〜8時間(8〜10回分)
     論理的に考える・読む・書く・話すことに関する各自の興味・関心に基づく文献購読 10〜15時間
     確認テストの準備 3時間

事後学習:講義内容のまとめ 1時間(各回)
     講義をきっかけとしてさらに学びを深めるための自己学習 1〜2時間(各回)
アクティブ・ラーニングの内容
意見文(小レポート)の相互評価 6回を予定
プレゼンテーションの相互評価 2回を予定
成績評価の基準・方法
授業態度 25%(練習問題への取り組み、相互評価またはグループワークへの参加度合い)
課題   50%(意見文・小レポートの提出)
授業内評価 25%(第15回講義時に記述式の確認テストを実施)
この配分にしたがって、講義目的・講義目標に記載した項目の達成度に応じて、SからCまでの成績を与える。
課題・試験結果の開示方法
授業中に講評する。
意見文(小レポート)については、必要に応じてコメントを付けて返却する。
履修上の注意・履修要件
本講義は、原則として、対面形式で行う。
理由に関係なく、4回以上欠席した者は、他の成績に関係なく、単位評価の対象にならない。

各回、練習問題を行う。受講学生には練習問題への積極的な取り組みを期待する。
また、講義内容に関するコメントも求める。
参加人数により、グループ討論やレポートの相互評価を行う。
なお、参加者の希望と関心に応じて、参加者と相談の上、講義内容を変更する場合がある。

さらに、講義内容の理解を深めるための課題(意見文・小レポート8〜10回、600〜1,200字程度)を出す。
講義終了後には、講義内容をまとめ、不明な点について文献を調べるなど、しっかりと復習すること。
課題に積極的に取り組むなど、予習も怠らないこと。
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。