シラバス情報

授業科目名
心理学 (全学共通科目)
(英語名)
Psychology (全学共通科目)
科目区分
全学共通科目
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
1年
ナンバリングコード
IA9991GCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
福田 哲也
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所

講義終了後、教室にて

連絡先

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2〇
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】

 心理学は人の心の働きや心に関わる現象を科学的に検討する学問である。心は私たちにとって非常に身近なものであるため、私たちは普段の経験から人の心について様々な考えや知識、認識を持つことがある。しかしながら、私たちが持つ心に対する知識や考えは、心理学が科学的な方法を通して示してきた知見や知識と必ずしも一致しないことがある。本講義では、心理学がこれまでに示してきた知見や知識を概観する。それらを通して、人の心について明らかになっていることやその特徴を理解することを目的とする。


【到達目標】

・心と身体の関わりについて説明できる。

・人の情報処理過程について説明できる。

・人同士が関わることで生じる現象を説明できる。

・心が健康であるために必要なものを説明できる。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード: 心の仕組み・心の原理・心と日常生活のかかわり
講義内容・授業計画
【講義内容】
 人の心には様々な側面が存在し、たった一つの視点からでは心を理解することは困難である。そのため心理学はいくつかの領域に分化し、様々な領域・様々な視点から人の心をとらえ、また検討がなされてきた。この授業では、各回で心理学の代表的な領域をとりあげ、その領域で示されてきた代表的な知見や考え方を概観していく。

【授業計画】
1.オリエンテーション:心理学とは
2.心理学の歴史
3.生理心理学:人の心の生物学的基盤
4.知覚心理学:外界の情報を知る仕組み
5.認知心理学:記憶の仕組み
6.学習心理学:行動の獲得と変容
7.思考心理学:問題解決と推論
8.授業前半の振り返り:授業内テスト1回目
9.感情心理学:感情生起の理論
10.パーソナリティ心理学:類型論と特性論
11.社会心理学:他者と関わることの影響
12.発達心理学:加齢による心の変化
13.臨床心理学:心理療法
14.健康心理学:ウェルビーイング
15.授業後半の振り返り:授業内テスト2回目
教科書
使用せず、各回に資料を配布する。
参考文献

無藤 隆・森 敏昭・遠藤 由美・玉瀬 耕治(2018). 心理学 新版 有斐閣

サトウ タツヤ・渡邊 芳之(2019). 心理学・入門:心理学はこんなに面白い 改訂版 有斐閣

長谷川 寿一・東條 正城・大島 尚・丹野 義彦・廣中 直行(2020). はじめて出会う心理学〔第3版〕 有斐閣
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安

【復習】

・各授業回で配布された資料を確認し、用語の意味や理論を自らが説明できるようにしておくこと(各回につき60分)

・授業内で紹介された心理学に関する概念や現象が、自身の日常生活とどのように関わっているのかを考え、説明できるようにしておくこと(各回につき90分)

・参考文献をはじめとした授業に関連する書籍や論文を図書館やインターネット上から自ら見つけだし、熟読すること(各回につき90分)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法

【成績評価の基準】

 到達目標で記載した各項目を達成するためには、各授業回で紹介した概念や現象、理論を理解していること、また知識として習得できていることが必須となる。そのため本授業では、授業内容の理解度や修得度を評価基準とする。この評価基準に基づき、 S(90点以上)、A(80 点以上)、B(70 点以上)、C(60 点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。


【成績評価の方法】

 定期定期試験は実施せず、授業内で2回のテストを行い、その結果から総合的に評価する(計100%)。授業内テストは、授業8回目と15回目に実施する。
課題・試験結果の開示方法
・各授業回では出席確認を兼ねて、リアクションペーパーの提出を求める。リアクションペーパーに記載を求める内容は、授業に対するコメントや質問等である。記載された質問、当該授業回に関する要望(再度の説明や関連内容に関する説明の要望)に対しては、原則翌授業時に受講生全体に対して返答する。
・授業内テストに関する解説は、原則としてテストを行った授業回で行う予定である。ただし、テスト時間との兼ね合いがあるため、同授業内で十分な解説の時間が取れない場合は、その限りではない。
履修上の注意・履修要件
・教員の説明を自分でノートや資料にメモすることが求められる。
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。