シラバス情報

授業科目名
東洋史 (全学共通科目)
(英語名)
Oriental History (全学共通科目)
科目区分
全学共通科目
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
1年
ナンバリングコード
IA9991GCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
冨田 暁
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4/目標5/目標10/目標16/目標17
オフィスアワー・場所
授業後、教室にて
連絡先

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
1-2◎/1-1〇/4-1〇
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】近年の歴史学では、従来の陸上中心史観・一国史観などを批判し相対化する手法として、「海域史」という分野が注目され研究が進んでいる。
本講義では、「海域史」の視点からアジア史の展開を「繋がり」と「比較」を意識して概観し考察する。
【到達目標】(1)アジア史に関する知識や理解を深化・更新し、それらを説明し議論できるようになる。(2)異なる社会・文化を比較し関係づけて理解することを通じて、自分たちと異なる他者と共生・共栄する道を考案・分析・議論できるようになる。
授業のサブタイトル・キーワード
海域アジア史
講義内容・授業計画
本講義では、「海域アジア」におけるヒト・モノ・情報の移動や交流に注目し、それらと諸地域の政治勢力や社会経済の様相・動向との相互関係を見ていくことを通じて、前近代を中心した「海域アジア史」を講義する。
1. イントロダクション:「海域史」、「海域アジア(史)」とは何か
2. 海に乗り出す人類
3. 「海のシルクロード」の成立
4. ムスリムが繋ぐ海
5. 中国人の海上進出
6. モンゴル帝国の時代
7. 「交易の時代」(15-17世紀)①
8. 「交易の時代」(15-17世紀)②
9. 「海域アジア」を移動するモノ①:陶磁器
10.   「海域アジア」を移動するモノ②:香薬(香辛料・香料・香木)
11.「すみわける海」と「開発」の時代(18-19世紀前半)①
12.「すみわける海」と「開発」の時代(18-19世紀前半)②
13.「海域アジア」を移動するモノ③:コーヒー
13.「海域アジア」を移動するモノ④:茶
14.「海域アジア」を移動するヒト:アラブ人・インド人・中国人・日本人
15.まとめ
教科書
特になし。毎回の授業でレジュメや資料プリントを配布する。
参考文献
授業内で関連文献を紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
本講義の予習復習として、授業資料や関連文献の購読のほか、アジアを中心とする世界の歴史・文化・政治経済・国際関係などに関する情報に日々触れるようにする。以上を主として、一回の講義につき4時間の予習復習を目安とする。
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法

【成績評価の基準】海域アジア史に関する基礎的な歴史的展開および諸地域の特徴や地域間の交流・関係などが理解・説明できるとともに、異なる社会・文化を理解し自らの理解を適切に表現することができる者に単位を授与する。講義目的・到達目標に記載する能力(知識・理解力・表現力)の到達度に応じて、S(90 点以上),A(80 点以上),B(70 点以上),C(60 点以上)による成績評価をおこない単位を付与する。

【成績評価の方法】毎回の授業後に提出してもらうコメントペーパー(質問やコメントなどを記入)40%、学期末レポート60%を基準として、受講態度を含めて総合的に評価する。

課題・試験結果の開示方法
コメントペーパーの内容に対しては講義中などで適宜返答・解説する。
履修上の注意・履修要件
・高校までに学んだ日本史や世界史の知識、並びに一般常識程度の世界地理の知識を確認しておくこと(適宜確認すること)が望ましい。
実践的教育
該当しない。
備考
本講義は狭義の東洋史だけではなく、日本史や西洋史を含んだ「世界史」を意識した内容となります。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。