シラバス情報

授業科目名
環境芸術論 (全学共通科目)
(英語名)
Environmental art (全学共通科目)
科目区分
全学共通科目
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
1年
ナンバリングコード
IA9991GCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
竹田 直樹
所属
緑環境景観マネジメント研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標11
オフィスアワー・場所
授業開始前、教室にて
連絡先
takeda@awaji.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
4-1◎
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
日常生活の中で接する公共的な都市空間に存在する芸術作品の歴史、内容、社会的性質について学ぶことを目的とする。芸術と環境の関係性や芸術の社会性について理解した上で、自らにとっての芸術の価値について考える。これにより、芸術の受容能力を高め、様々な芸術作品について自らの意見を述べることができるようになることを到達目標とする。
授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
Ⅰ 講義内容
本科目は、公共的な都市空間に存在する芸術作品に関わるものであるが、主に日本の状況に焦点をあてる。江戸時代から現代までの状況について、多数の写真資料を用いつつ解説する。その骨格は、石仏や銅像、「平和の像」、パブリックアート、アートプロジェクト、アニメなどのサブカルチャーコンテンツについてである。
Ⅱ 授業計画
1.ガイダンス 本講義の目標や概要を説明する。
2.江戸時代以前の石仏(3まで、テキスト 序)
3.明治から第二次世界大戦までの銅像 
4.1950年代の「平和の像」(テキスト第1章)
5.1960年代のパブリックアートの始まり(8まで、テキスト第2章)
6.1970年代から90年代にかけてのパブリックアートの展開
7.アメリカ合衆国のパブリックアート
8.アートディレクターによるパブリックアートプロジェクト
9.1990年代のアートプロジェクトの始まり(12まで、テキスト第3章)
10.2000年代以降のアートプロジェクトの展開(その1)
11.2000年代以降のアートプロジェクトの展開(その2)
12.2000年代以降のアートプロジェクトの展開(その3)
13.2000年代以降のアートプロジェクトの展開(その4)
14.1990年代以降のアニメなどサブカルチャーコンテンツの都市空間への進出−「アニメの像」(15まで、テキスト第4章)
15.「ガンダム建築」「トトロの森」「聖地巡礼」などのの社会現象について−サブカルチャーの社会性
16.試験(レポートの提出により行う)
教科書
『アニメの像vs.アートプロジェクト−まちとアートの関係史』公人の友社を使用する。この書籍は書店あるいはインターネットで購入できる場合もあるが、入手しにくくなっているので、本サイトからダウンロードし、プリントアウトするかタブレットあるいはスマートホンなどで授業中に使用可能にすること。
参考文献
講義内で紹介する
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキストの事前読み込み。
【復習】毎回、復習内容と感想に関する簡単なレポートをユバーサルパスポートの機能を利用して提出する。
予習と復習にはおおむね合計60時間程度が必要である。
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
〇成績評価の基準
自らにとっての芸術の価値について理解し、芸術の受容能力を高めたものに単位を授与する。この講義により獲得した芸術の受容能力の到達度に応じて、SからCまでの成績を与える。
〇成績評価の方法
定期試験60%、予習・復習など総合的な学習状況40%を基準とする。定期試験は論述の論理性と芸術の受容能力に関わる到達度を主たる評価の対象とする。オリジナリティのある自らの意見を自らの言葉で述べることが得点に結びつく。定期試験はレポートの提出により行う。ユニバーサルパスポートの機能を利用して提出する。
課題・試験結果の開示方法
最終課題のレポートの結果については、ユニバーサルパスポートの機能を利用してフィードバックする。
履修上の注意・履修要件
テキストに沿って授業を行うので、毎回、予習と復習を行うこと。予習と復習のあり方については、授業中に指示する。
当授業は、原則全ての授業を対面で実施する予定ですが、新型コロナウィルス感染症対策として、オンライン授業とする場合があり、自宅等でオンライン授業の受講を視聴できる通信環境(PC・タブレット等の端末やWi-Fi環境)が必要となる場合があります。最終的な授業方法は履修登録後に決定・連絡します。
実践的教育
民間企業で環境芸術に関わるコンサルタント業務を15年間担当した教員が、芸術を専攻しない学生に対し、芸術の受容能力を高めるための実践的な教育を行う。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。