シラバス情報

授業科目名
教育原論 (教職課程科目)
(英語名)
Principles of Education (教職課程科目)
科目区分
教職課程科目
-
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
1年
ナンバリングコード
IA9991TCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
水田 聖一
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標4/目標16
オフィスアワー・場所
授業後、教室にて
連絡先
schmzt@gmail.com

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2◎/2-1〇
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力/目標2:教え、寄り添う力/目標3:協働する力

講義目的・到達目標
教職に関する科目(教育の基礎理論に関する科目)
講義目的
・教育の理念並びに教育に関する歴史及び思想の理解
到達目標
・教育の概念と理念について現代の社会情勢に照らして理解し、説明することができる。
・教育の歴史の概要について時代区分ごとに理解し、説明することができる。
・教育の思想の概要について思想の特徴ごとに理解し、説明することができる。
・現代社会における教育の現状と課題を理解し、自らの視点をもって考えを述べることができる。
授業のサブタイトル・キーワード
教育職員免許法に定める「教育の基礎理論に関する科目」
キーワード:教育の理念・制度、教育の歴史
講義内容・授業計画
Ⅰ講義内容
 教育の概念と理念並びに教育に関する歴史及び思想を講義する。それらをもとに、教育の意義、目的及び児童福祉との関連性、教育の基礎的概念と諸理論、教育の歴史、教育の制度、教育の実践、生涯学習社会における教育、現代の教育問題など各自が考えを深め広げる機会を提供する。さらに現代社会における教育事象についても理解を深める。

Ⅱ授業計画
1.教育の歴史(古代ギリシャの教育、近代市民社会と公教育制度)
2.教育の歴史(新教育運動、日本の江戸時代の教育、明治時代の教育)
3.教育の歴史(大正自由教育、第二次大戦後の教育)
4.教育の理念(西洋と日本における教育思想の潮流)
5.教育の理念(ソクラテス、プラトン、ロック、ルソー)
6.教育の理念(ベスタロツチ、ヘルバルト、デューイ)
7.教育の理念(フレーベル、モンテッソーリ、シュタイナー、フレネ)
8.教育の制度(ヨーロッパ古代・中世の学校、近代的教育制度と学校体系)
9.教育の制度(日本の教育制度、学校運営、カリキュラムマネジメント)
10.教育課程(教育課程とその類型、学習指導要領の変遷)
11.学力論争と学力論(協働的な学び、主体的・対話的で深い学び)
12.特別支援教育研究の現在(歴史と理念、発達障害、学習障害、ADHD)
13.子どもの成長発達とその問題(認知・社会性の発達、いじめ、不登校)
14.プレゼンテーション(内容は、子どもの生活をめぐる諸問題[児童虐待、社会力、安全教育]など)
15.プレゼンテーション(内容は、家庭・地域の教育、生涯学習など)
16.評価(到達度の確認)テスト



教科書
安彦忠彦他編「新版 よくわかる教育学原論」(ミネルヴァ書房)
参考文献
吉田貴子・水田聖一・生田貞子編『新・保育実践を支える保育の原理』福村出版
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】
・毎回の授業に際して、指定された教科書の指定された部分を読み、自分なりの考えを持っておく。(15H)
・プレゼンテーションに備えてパワーポイント資料を準備する。(5H)
【復習】
・講義内容の復習。授業中に録ったノートの読み返し。さらに学びたいことをインターネットなどで検索し、学びを深める。(10H)
アクティブ・ラーニングの内容
 パワーポイント(10枚以上のスライド)を準備して、15分程度で発表してもらう予定。他の人の発表に関する意見もできる限り発表してもらう。

成績評価の基準・方法
教育の概念や理念を理解し、教育の歴史・思想について説明することができる者に単位を授与する。
講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に応じてSからCまで成績を与える。
課題・試験結果の開示方法
毎回の授業後のミニレポート(30%)とプレゼンテーション(30%)定期試験(40%)により総合的に評価する。
課題・試験結果のフィードバック方法
毎回書いてもらうミニレポートについては、次の週の授業時に返却し、コメントする。
試験については、毎回の授業でどこまで理解できていれば良いのかのルーブリック基準を示すので、試験が終わった時も自分でどこまでできたかがわかる。
履修上の注意・履修要件
予習としては、教育原論の教科書の語句や関連内容を理解すること。
教育原論の教科書の内容に基づくパワーポイントを作成すること。(後半のみ)
復習としては、教育原論の教科書の関連内容(特に人物とその思想)を整理すること。


実践的教育
該当しない
備考
教員の免許状取得のための必修科目
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。