シラバス情報

授業科目名
道徳教育論 (教職課程科目)
(英語名)
Studies of Ethical Education (教職課程科目)
科目区分
教職課程科目
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
1年
ナンバリングコード
IA9991TCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
谷田 増幸
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標15/目標16
オフィスアワー・場所
授業終了後、教室にて
連絡先

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/7◎/8◎
研究科DP
全学DP
2-1◎/2-2◎/4-1◎
教職課程の学修目標
目標2:教え、寄り添う力

講義目的・到達目標
【講義目的】
本講義では,道徳教育に関する基礎的な理解(知識・理解)と,教育活動全体を通じて行う道徳教育及び道徳科における実践的な指導力(思考力,判断力,表現力等)を身に付けることを目的とする。
【到達目標】
・道徳の意義や原理等を踏まえ,学校における道徳教育の目標や内容について説明することができる。
・学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育及びその要となる道徳科における指導計画や指導方法を説明することができる。
・道徳科授業のねらいや指導過程を明確にして,道徳科の学習指導案を作成することができる。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:道徳科の指導と評価を行うための実践的力量の形成を目指して
キーワード:道徳科の特質、道徳性の発達、指導案づくり、教材の分析、発問の工夫、評価の進め方
講義内容・授業計画
講義内容
Ⅰ 講義内容
子供を取り巻く社会の変化,道徳の本質,道徳教育の歴史,道徳性の発達等を踏まえて,学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育及びその要となる道徳科の目標や内容,指導計画等について基礎的な理解を図る。その上で,教材研究や学習指導案の作成、模擬授業等を通して,実践的な力量形成に資する質の高い多様な指導方法を身に付ける。

Ⅱ 授業計画
授業計画
第1回:子供を取り巻く社会の変化と道徳教育(いじめ及び情報モラル等)
第2回:道徳の本質(道徳とは何か)と道徳教育 
第3回:わが国の道徳教育の歴史(戦前)(戦後) 
第4回:諸外国における道徳教育の実際
第5回:子供の心の成長と道徳性の発達
第6回:道徳教育及び道徳科の目標並びに主な内容
第7回:指導計画の作成と内容の取扱い
第8回:教育活動全体を通じて行う指導及び家庭や地域社会との連携
第9回:道徳科の特質を生かした多様な指導方法
第10回:道徳科の特性を踏まえた学習評価の考え方
第11回:学習指導案づくり①(教材の分析・解釈,ねらいの検討)
第12回:学習指導案づくり②(発問の工夫及び指導方法の工夫)
第13回:学習指導案づくり③(学習指導過程の構想,評価の進め方,板書計画)
第14回:模擬授業の実施及びその振り返り①(読み物教材の登場人物への自我関与) 
第15回:模擬授業の実施及びその振り返り②(問題解決的な学習)及び全体のまとめ 
定期試験は実施しない。
教科書
文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 特別の教科 道徳編』(教育出版株式会社)
小寺正一/藤永芳純編『四訂 道徳教育を学ぶ人のために』(世界思想社)
参考文献
授業中に適宜資料を配付する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】指定されたテキストをあらかじめ読んでおいたり,事前に示された課題に取り組んでおいたりすること。(全30h)
【復習】 授業後には,授業の内容や話し合いを通して得た課題を踏まえて,指定されたレポート課題に取り組むとともに,学習内容の整理や学習指導案の改善・充実等を行うこと。(全30h)
アクティブ・ラーニングの内容
グループ単位で指導案や模擬授業についての検討を行う。
成績評価の基準・方法
成績評価の基準
道徳教育に関する基礎的な事項を理解し,道徳科の実践的な指導方法を創意工夫することができる者については,
講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力・判断力・表現力等)の到達度に基づき,
S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ,単位を付与する。
成績評価の方法
レポート試験(70%),学習指導案の内容及び模擬授業の発表内容(30%)を基準として,受講態度(積極的な質問など)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
小テストやレポート課題の全体的な講評などについては、可能な範囲で講義内で解説する。
履修上の注意・履修要件
事前にテキスト及び配布資料の該当箇所に目を通し,関連する文献検索・分析をした上で,毎回講義にのぞむこと。また講義中に指示された課題に沿って十分な復習を行い,その上で予習に取り組むこと。

≪新型コロナウィルス感染症に伴う特例措置に基づく遠隔授業≫

・当授業は、原則全ての授業を対面で実施する予定ですが、履修者人数によっては、新型コロナウィルス感染症対策として、履修者を複数の教室に分けて教室間をオンラインで繋ぐ方法や、対面授業と自宅でのオンライン授業を隔週実施する方法とする場合があり、自宅等でオンライン授業の受講を視聴できる通信環境(PC・タブレット等の端末やWi-Fi環境)が必要となる場合があります。最終的な授業方法は履修登録後に決定・連絡します。


実践的教育
中学校・高等学校における教員経験及び教育委員会等における行政経験のある者が,その経験を活かして道徳教育の指導方法等について講義を行う。
備考
特になし。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。