シラバス情報

授業科目名
会計学入門 (国際商経・専門科目)
(英語名)
Introductory Accounting (J) (国際商経・専門科目)
科目区分
専門教育科目
対象学生
国際商経学部
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCCBK1MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
辻川 尚起
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
講義後・研究室(研Ⅰ-203)
念のため,アポイントメント(会う約束)を事前にとってください。
連絡先
メールアドレス naotujiあっとまーくbiz.u-hyogo.ac.jp(あっとまーくを@に変換して下さい)。ユニバーサルパスポートのQ&Aを通じての質問には対応しませんので注意してください。

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/3◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
■講義目的
この講義は,経済社会を支える重要な制度・技術の1つである会計について,その最も基本的な構成要素である財務諸表の概説を中心にしつつ,会計の役割や会計ブームそして会計数値の利用手段などに関して,会計をはじめて学ぶ人にわかりやすいように解説することを目的としています。
 そもそも会計とは? 例えばスポーツ競技や勉強など,その努力の積み重ねのプロセスや結果は,「めっちゃ,ちょっと,全然」など人により捉え方の変わる主観的表現ではなく,スコアや偏差値などで数値化し測定することで客観的にわかりやすくなり,過去・現在・将来を評価・比較しやすくなります。同様の目的で,会計は,ビジネスやマネジメントを「数字で見える化」する手段・行為です。

■到達目標
 会計の意義・役割,財務諸表の構造と関係性,活用方法について,基礎的な内容を理解できるよう学習し,応用するというのが,到達目標です。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:企業会計の制度および財務諸表分析の基礎
キーワード:会計制度,貸借対照表,損益計算書,キャッシュ・フロー計算書,財務諸表分析
講義内容・授業計画
■講義内容
まず,会計学の分析対象と財務会計の制度について概観します。次に,会計に関する最も重要な3つの書類(あわせて財務諸表といいます),すなわち、貸借対照表,損益計算書,キャッシュ・フロー計算書の構造と読み方を説明します。そして,これらの財務諸表の相互関係を活かして,さらに企業の実態を分析する方法を検討します。

■授業計画
第1回 ガイダンス -会計学とは何か-
第2回 会計学の対象と範囲
第3回 会計の制度(1)
第4回 会計の制度(2)
第5回 会計の制度(3)
第6回 貸借対照表(1)
第7回 貸借対照表(2)
第8回 損益計算書(1)
第9回 損益計算書(2)
第10回 キャッシュ・フロー計算書(1)
第11回 キャッシュ・フロー計算書(2)
第12回 財務諸表分析の基礎(1)
第13回 財務諸表分析の基礎(2)
第14回 財務諸表分析の基礎(3)
第15回 財務諸表分析の基礎(4)
第16回 評価

※講義における生成系AIの利用について制限を設けない。
教科書
必ず,第1回の講義をきいてから購入してください。
内藤文雄『会計学エッセンス』中央経済社,ただし講義開講時点での最新版(旧版・学術情報館所収)。
参考文献
以下の文献について,講義開講時点での最新版を用いてください。
桜井久勝・須田一幸『財務会計・入門 -企業活動を描き出す会計情報とその活用法-』白桃書房,講義開講時点での最新版(旧版・学術情報館所収)。
永野則雄[2018]『ケースでまなぶ財務会計 -新聞記事のケースを通して財務会計の基礎をまなぶ- 第8版』有斐閣(旧版・学術情報館所収)。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
2単位の講義の単位を取得するために,2時間×15回の講義に加えて,事前予習30時間(2時間×15回),事後復習30時間(2時間×15回)の授業時間外学習が必要です。
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
原則として,期末試験(100点)を実施して判定します。
なお,成績評価に関しては,この講義に対する下記のような理解度を目安とします。
(S・秀)講義内容を網羅的に適切に理解し,発展的・実践的に活用することができる。
(A・優)講義内容のうち,基礎的・応用的な事項の理解ができており,活用することができる。
(B・良)講義内容のうち,基礎的・応用的な事項の理解がおおむねできている。
(C・可)講義内容のうち,基礎的な事項の理解がおおむねできている。
課題・試験結果の開示方法
課題の意図,採点基準を事前に明確に示し,事後に模範解答例を提示する。
履修上の注意・履修要件
会計学初学者を前提に講義しますので,履修済み科目等は全くありません。関連があるという意味で,経営学系統の科目を履修するとヨリ理解が進むでしょう。
実践的教育
該当しない
備考
オフィス・アワーは研究室で対応しますが,所用で席を外している場合もあるため,アポイントメント(会う約束)を事前にとってください。質問・相談などがあれば遠慮なくお気軽に。
担当教員は,この科目と関連する会計学(財務会計)を専門研究領域としている。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。