経済統計分析入門 （国際商経・専門科目）

Introductory Statisticsfor Economics (J) （国際商経・専門科目）

専門教育科目

ー

国際商経学部

学年指定なし

KCCBK1MCA7

2単位

講義・演習 (Lecture/Seminar)

2024年度後期

車井 浩子

国際商経学部

日本語

該当なし

オフィスアワー：随時（ただし、クラスプロファイルによりアポイントをとること）
場所：研究室

クラスプロファイルにより問い合わせること

1◎／3〇

ー

ー

ー

【講義の目的】統計学は身近な学問である。本講義では、経済学・経営学における統計学の役割を理解し、世の中で起こる様々な現象をデータを用いて理解することを目的とする。
【到達目標】基礎的な統計的手法を用いて、データに含まれる情報を正しく読み取ることを目標とする。

サブタイトル：
キーワード：統計基礎　記述統計　推測統計　計量経済学

【講義内容】
世の中にはたくさんのデータが溢れている。統計学は、それらデータを使って世の中で起こる様々な現象を理解・説明するためのツールである。本講義では、複雑な数式は可能な限り使わず、「道具としての統計学」を意識した講義を行う。

【授業計画】
第1回　ガイダンス：統計学の使い方（人口流出を防ぐには）
第2回　データの整理：データに含まれる不確実性を「見える化」する
第3回　データの整理：データの特徴をつかむ
第4回　データの整理：世の中にあふれる正規分布
第5回　「推定」を利用する：100世帯の行動から10000世帯の行動を推測する（世帯の選び方）
第6回　「推定」を利用する：100世帯の行動から10000世帯の行動を推測する（標本と母集団という考え方）
第7回　「推定」を利用する：100世帯の行動から10000世帯の行動を推測する（「正解」を推定してみる）
第8回　「仮説検定」を利用する：選挙の出口調査と本当の得票率（比率の検定）
第9回　「仮説検定」を利用する：スーパーマーケットの宣伝効果（平均の検定）
第10回　 データの大きさとは：正規分布とt分布
第11回  「仮説検定」を利用する：学習塾の夏期講習の効果（平均の差の検定）
第12回    標本サイズが小さいとき：平均の検定
第13回    標本サイズが小さいとき：平均の差の検定
第14回　復習
第15回　まとめ
定期試験

※進捗状況によって各テーマの回数、内容は変更になる可能性がある。
※生成系AIの利用について：この授業においては生成AI の利用を予定していないが、課題レポートの作成において学生が利用する場合には、生成系AI による出力結果をそのまま提出してはいけない。生成系AI の出力した内容について、参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。

溝渕健一・谷崎久志『統計学』ミネルヴァ書房　（生協などで購入する）

大屋幸輔 著 (2012) 『コア・テキスト統計学 第2版』 新世社
豊田利久　他著(2020)『基本統計学』東洋経済新報社

【事前学習】指定されているテキストについて、事前に読み込み、疑問点を挙げておく（15ｈ）
【事後学習】授業で扱った統計手法について自身の理解度を確認する（30ｈ）学んだ統計手法について、身近な問題への適用について考える（15h）

採用しない。
ただし、授業時間内に課題に取り組む際には、学生同士が相談をしたり、担当教員に自由に質問ができる時間を設ける。

【成績評価の基準】統計学の基礎知識を習得し、基本的なとうことができる学生については、講義目的・到達目標に記載する内容の到達度に応じて、S（90点以上）,A（80点以上90点未満）,B（70点以上80点未満）,C（60点以上70点未満）による成績評価を行う。
【成績評価の方法】課題30%、 最終試験（前期定期試験）70%を基準として評価する。ただし、対面での定期試験を行えないなどやむを得ない事情が生じた場合は、成績評価についても変更の可能性がある（レポート・提出課題のみで評価）.

課題については、内容を確認した上で本人に返却し、授業内で解説する。

・計量経済学Ⅰ（前期）を履修するためには本講義の内容を理解していることが必要となります。
・当授業は、原則対面で実施する予定です。ただし、状況に応じて、履修者を複数の教室に分けて教室間でオンラインで繋ぐ形式や自宅でのオンライン授業等に変更となる可能性があります。自宅等でオンライン授業を視聴できる通信環境(PC・タブレット等の端末やWi-Fi環境を整えておいてください（何か問題がある場合は事前に相談してください）。

該当しない。