シラバス情報

授業科目名
計量経済学Ⅰ (国際商経・専門科目)
(英語名)
Econometrics I (J) (国際商経・専門科目)
科目区分
専門教育科目
対象学生
国際商経学部
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCCBK1MCA7
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義・演習 (Lecture/Seminar)
開講時期
2024年度前期
担当教員
車井 浩子
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
オフィスアワー:随時(ただし、クラスプロファイルによりアポイントをとること)
場所:研究室
連絡先
クラスプロファイルにより問い合わせること。

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/3〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】複雑な社会で生じている様々な経済現象について、限られたデータを用いて理解・検証するための基礎力を身につけることが目的である。
【到達目標】計量経済学の基礎知識に基づき、基本的な回帰モデルを用いたデータ分析ができるようになることを目標とする。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:
キーワード:回帰分析 相関と因果
講義内容・授業計画
Ⅰ講義内容
計量経済学は、様々な経済現象について、データを使って理解するための学問である。本講義では、「消費と所得」「学歴と年収」など具体的な例も用いながら、計量経済学の基礎を身につける。授業は講義形式で行うが、Excel等、汎用性の高い統計ソフトを用いた演習も行う。

Ⅱ授業計画
1. ガイダンス:計量経済学とは
2. 分析のための準備:データの種類と整理 回帰モデルとは(テキスト第1章 第2章)
3. 最小二乗法1:最小二乗法とは 単回帰モデルの推定(テキスト第2章)
4. 最小二乗法2:推定結果の解釈(テキスト第2章)
5. 最小二乗法3:Excelによる単回帰分析(テキスト第2章)
6. 最小二乗法4:重回帰モデルの推定(テキスト第2章)
7. 最小二乗法5:Excelによる重回帰分析(テキスト第2章)
8. 統計学の復習(確率分布)(テキスト補論 配布資料)
9. 推定量の性質1:回帰モデルの仮定(テキスト第3章)
10. 推定量の性質2:推定量の分布とは(テキスト第3章)
11. 重回帰分析1:推定結果の評価(区間推定の利用)(テキスト第3章)
12. 重回帰分析2:推定結果の評価(仮説検定の利用)(テキスト第3章)
13. 重回帰分析3:Excelによる重回帰分析(区間推定・仮説検定)(テキスト第3章)
14  回帰モデルにおける問題点(テキスト第4章)
15. まとめ
定期試験

※進捗状況によって各テーマの回数、内容は変更になる可能性がある。
※第1回目以外は、パソコンを使用する予定である。
※生成系AIの利用について:この授業においては生成AI の利用を予定していないが、課題レポートの作成において学生が利用する場合には、生成系AI による出力結果をそのまま提出してはいけない。生成系AI の出力した内容について、参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。
教科書
谷崎久志・溝渕健一(2023) 『計量経済学』 新世社 (生協等で購入する)
参考文献
大屋幸輔 (2012) 『コア・テキスト統計学 第2版』 新世社
豊田利久 他(2010)『基本統計学』東洋経済新報社

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【事前学習】指定されているテキストについて、事前に読み込み、疑問点を挙げておく(20h)
【事後学習】授業で扱った統計手法について自身の理解度を確認する(20h)   統計手法の社会問題への適用について考える(20h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
ただし、パソコンを用いた演習を行う際には、分析結果の解釈や様々な経済事象への適用について履修生同士てディスカッションをする時間を設ける。
成績評価の基準・方法

【成績評価の基準】
回帰分析の基礎理論を理解し、簡単な実証分析を行うことができる学生については、講義目的・到達目標に記載する内容の到達度に応じて、S(90点以上)A(80点以上90点未満)B(70点以上80点未満)C(60点以上70点未満)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】
課題30%、 最終試験(前期定期試験)70%を基準として評価する。ただし、対面での定期試験を行えないなどやむを得ない事情が生じた場合は、成績評価についても変更の可能性がある(レポート・提出課題のみで評価)。

課題・試験結果の開示方法
課題については、内容を確認した上で本人に返却し、授業内で解説する。
履修上の注意・履修要件
・履修にあたっては、経済統計分析入門の単位修得済みであることが望ましいです。
・PCの台数により履修者数を制限する場合があります。経済統計分析入門の履修状況を参考に選抜し、さらに希望者が多い場合は抽選を行います。 詳細については初回のガイダンスの際に説明しますので、履修希望者はガイダンスに必ず参加してください。ガイダンスに 参加できない場合は、必ず事前にユニバーサルパスポート等で連絡をしてください。
・この科目を履修しなければ、計量経済学Ⅱ(後期)は履修できません。

実践的教育
該当しない。
備考
・この科目を履修していなければ計量経済学Ⅱ(後期)は履修できません。

英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。