シラバス情報

授業科目名
経済史Ⅱ (国際商経・専門科目)
(英語名)
Economic History II (J) (国際商経・専門科目)
科目区分
専門教育科目
対象学生
国際商経学部
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCCBK1MCA7
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義・演習 (Lecture/Seminar)
開講時期
2024年度後期
担当教員
大澤 篤
所属

国際商経学部

授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標1/目標9/目標10
オフィスアワー・場所

月曜日12:00〜13:00
研究棟Ⅰ A217

連絡先

aosawa@em.u-hyogo.ac.jp


対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/4〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標

【講義目的】経済学を学ぶにせよ、経営学を学ぶにせよ、現実の社会経済の姿を知ることは重要である。この講義は経済史の方法・理論をふまえて、世界経済の動向に留意しながら後進国の工業化について日本の事例に即して歴史具体的に把握することを目的とする。
【到達目標】1)日本経済史の基礎知識を習得すること、2)日本経済の現状について歴史的な視点から考察できるようになること、である。

授業のサブタイトル・キーワード

サブタイトル:後発国の経済発展
キーワード:資本主義、工業化、企業成長

講義内容・授業計画

【講義目的】経済史の方法・理論の特徴を理解したうえで、日本の経済発展にみられた歴史的特質を把握していく。基本的な論点は、1)なぜ日本経済は先進国化できたのか、2)経済発展に伴って、どのような社会経済的な構造変化が生じてきたのか、である。
授業計画は以下に示す通りである。 ※授業の進捗状況等により計画に変更が生じる場合がある。

【授業計画】

1.ガイダンス 本講義の目標や概要を説明する。
2.江戸時代の経済構造
3.幕末開港と世界経済
4.明治維新と殖産興業政策
5.企業勃興
6.産業革命と日清戦争
7.日露戦争と植民地支配
8.日露戦後不況と第一次大戦ブーム
9.1920年代不況
10.昭和恐慌
11.高橋財政と景気回復
12.戦時経済体制と大東亜共栄圏の崩壊
13.経済復興
14.高度経済成長
15.まとめと評価

定期試験
教科書

指定なし。適宜レジュメ配布。

参考文献

三和良一『概説日本経済史』第3版、東京大学出版会、2012年。
石井寛治『日本経済史』第2版、東京大学出版会、1991年。
原朗『日本経済史=現在経済の歴史的前提=』改訂版、放送大学教材、1999年。
森武麿・浅井良夫・西成田豊・春日豊・伊藤正直『現代日本経済史』有斐閣、1993年。
宮本又郎・阿部武司・宇田川勝・沢井実・橘川武郎『日本経営史』新版、有斐閣、2007年。
河崎信樹・奥和義『一般経済史』ミネルヴァ書房、2018年。
藤瀬浩二『欧米経済史:資本主義と世界経済の発展』放送大学教育振興会、2004年。
そのほかの参考文献は講義中の指示する。

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安

【予習】授業で配布されたレジュメを読む(毎回2h)

【復習】完成したレジュメを読み直す(毎回2h)

アクティブ・ラーニングの内容
各自必要に応じて書籍、論文等を調べ、入手し、読解する。
成績評価の基準・方法

【成績評価の基準】

経済史の方法・理論と日本経済の歴史的展開を具体的に理解し、論述できるものに単位を支給する。
知識・技能、思考力、表現力等の到達度に応じて、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ単位を与える。

【成績評価の方法】

定期試験100%。

課題・試験結果の開示方法

授業評価アンケートの教員コメント欄に試験結果に関するコメントも記載する。

履修上の注意・履修要件

・高校卒業程度の日本史および入門レベルの経済学および経営学の知識があることが望ましい。
・テキストの予習、配布レジュメの復習等は必要であり、必要に応じて自学自習することで疑問を解消することが望ましい。
・私語等、他人の受講環境を著しく損なう行為がみられた学生には厳しい措置をとることがある。
・履修者数に応じて、講義形式および成績評価を変更することがある。
・いかなる事情があっても単位支給の救済措置はとらない。


実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。