シラバス情報

授業科目名
経済数学Ⅰ (国際商経・専門科目)
(英語名)
Mathematics for Economics I (J) (国際商経・専門科目)
科目区分
専門教育科目
対象学生
国際商経学部
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCCBK1MCA7
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義・演習 (Lecture/Seminar)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
清水 隆則
所属
社会科学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
金曜日2限、B401
連絡先
tshimizu@g3s.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/2〇/3〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
微分法と線形代数を解説し、定性的な比較静学分析の手法を学ぶ。
【到達目標】
(1)微分法を線形代数の基礎を習得する。(2)レポートや卒業論文で定性的な比較静学分析を行うことができる。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:微分法・線形代数の経済学への応用
キーワード:微分法、線形代数、比較静学
講義内容・授業計画
I講義内容
政策の効果を分析するために、経済学では外生変数(パラメータ)が変化したときに内生変数がどのように変化するかを調べる。このような分析手法を比較静学分析と呼ぶが、内生変数の変化の方向に焦点を当てる定性的分析と内生変数の変化の大きさも考慮する定量的分析に分けられる。本講義では、前者の定性的な比較静学分析を行うために必要な知識を講義する。具体的には、微分法および線形代数を解説し、その後、定性的な比較静学分析を説明する。定量的な分析については、後期の経済数学IIで扱う予定である。
II授業計画
1.イントロダクション
2.1変数関数の微分 (1):極限値、連続性、導関数の定義
3.1変数関数の微分 (2):合成関数の微分、逆関数の微分
4.1変数関数の微分 (3):積の微分、商の微分
5.1変数関数の微分 (4):指数関数・対数関数の微分、ロピタルの定理
6.多変数関数の微分 (1):偏微分と全微分
7.多変数関数の微分 (2):ヤングの定理、陰関数の定理
8.線形代数 (1):ベクトルと行列
9.線形代数 (2):行列の演算 (i)
10.線形代数 (3):行列の演算 (ii)
11.線形代数 (4):逆行列
12.線形代数 (5):行列式
13.線形代数 (6):クラーメルの公式
14.比較静学分析 (1):定性的な比較静学分析の手法
15.比較静学分析 (2):定性的な比較静学分析の応用例
定期試験
教科書
特定のテキストは用いない。
参考文献
A.C.チャン/K.ウエインライト『現代経済学の数学基礎[第4版](上)』彩流社、2020年
尾山大輔, 安田洋祐編著『経済学で出る数学: 高校数学からきちんと攻める[改訂版]』日本評論社、2013年
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】高校で学習した数学の復習をする。参考文献の該当箇所を読む。(計30h)
【復習】講義ノートを見直す。授業で出された課題に取り組む。関連する参考文献の練習問題を解く。(計30h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
(授業規模によっては、演習問題の解答を発表してもらい、その内容を出席者で検討するなど、双方向的な授業内容を取り入れる。)
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
講義目的・到達目標の到達度に基づき、国際商経学部規程に従い成績評価の上、単位を付与する。
【成績評価の方法】
定期試験(60%)、課題および小テスト(40%)。
課題・試験結果の開示方法
課題・演習問題の解説は、授業中に行う。定期試験の解答と結果の開示は、学生の求めに応じて適宜行う。
履修上の注意・履修要件
・高校数学に関する基礎知識を有していることが望ましい。
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。