シラバス情報

授業科目名
応用国際経済学Ⅰ
(英語名)
Applied International Economics I (J)
科目区分
専門教育科目
-
対象学生
国際商経学部
学年
2年
ナンバリングコード
KCCBK2MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
(Fall semester)
担当教員
石黒 靖子
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標1/目標4/目標16
オフィスアワー・場所
木・金曜日の昼休み(希望者は事前にメールでアポイントを取るように。)
連絡先
ishiguro@econ.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/2◎/4◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
本講義の目的は,貿易政策の効果を理論的に検討する。さらに近年貿易政策の主流となりつつあるFTAを含む経済統合を取り巻く課題について論究する。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:貿易政策、GATT・WTO、経済統合
講義内容・授業計画
Ⅰ.講義内容
 本講義ではまず、貿易論の基本的な概念をみた後、貿易政策の効果を紹介する。さらに、近年貿易政策の主流となってきつつあるFTAの特徴,問題点を整理する。

Ⅱ.授業計画
1   オリエンテーション,国際収支表(複式簿記による理解)
2 GATT/WTO
3 一般的な生産可能性フロンティアと貿易均衡
4 オッファー曲線と均衡交易条件
5 貿易均衡の安定性とマーシャル=ラーナー条件
6 自由貿易の経済厚生
7 不完全競争下の貿易 国内独占と貿易
8 部分均衡分析による関税と生産補助金・消費税の比較,有効保護率
9 オッファー曲線による保護貿易分析と関税戦争
10 経済統合の経済効果(1) 静学的効果
11 経済統合の経済効果(2) 動学的効果,経済統合の政治経済的アプローチ
12 地域協定の概要
13 世界の経済統合
14 EU
15 課題の解答説明<!--[endif]-->
16   評価
教科書
授業開始時に指示する。
参考文献
クルグマン/オブズフェルド『クルーグマンの国際経済学:理論と政策、上巻 貿易編』ピアソン桐原、2010年。(学術情報館にあり)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】講義前に配布されている資料のチェックと参考書の該当箇所の事前講読。(1時間×15)
【復習】配付資料および講義聴講時のノートさらに授業最後に課す課題がある場合はその課題をもとに、講義を復習し内容の理解を深める。(2.5時間×15)また、ユニバーサルパスポートにて配布する課題の提出とその答案の解説をもとに理解を深める。(7.5時間)
アクティブ・ラーニングの内容
講義の最中や最後に演習問題を考え、希望者に解答を発表してもらう事がある。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
貿易政策の効果およびFTAを含む経済統合を取り巻く課題について理解できている程度を,S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ,単位を付与する。
【成績評価の方法】
定期試験90%,課題10%を基準とする。(ただし,授業中の発表等は考慮する。)
課題・試験結果の開示方法
ユニバーサルパスポートに掲示した課題は、ユニバーサルパスポートにて解答を配布するとともに、講義の最終回で解答を解説する。
定期試験の解答に関しては必要に応じてユニバーサルパスポート上で示す。
履修上の注意・履修要件
※「国際経済学1」を既習していることが望ましい。 
※不明点はそのままにせず,講義中または講義後に質問に来ること。復習は十分に行うこと。
※参考資料をユニバーサルパスポートにあげるので,初回の講義までにダウンロードし,講義には毎回持参すること。
※当授業は,原則すべての授業を対面で実施する予定であるが,履修人数によっては,新型コロナウィルス感染症対策として,対面授業とオンライン授業の遠隔実施を併用する場合があり,自宅等でオンライン授業の受講を視聴できる通信環境(PC・タブレット等の端末やWifi環境)が必要となる場合がある。最終的な授業方法は履修登録後に決定・連絡する。
実践的教育
該当しない。
備考
「国際経済学1」を既習していることが望ましい。 
ユニバーサルパスポートにある参考資料は,ダウンロードし,講義には毎回持参すること。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。