シラバス情報

授業科目名
社会保障政策論 (国際商経・専門科目)
(英語名)
Social Security Policy (J) (国際商経・専門科目)
科目区分
専門教育科目
対象学生
国際商経学部
学年
2年
ナンバリングコード
KCCBK2MMA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
菅 万理
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
事前連絡(メール)により適宜対応します・研究室
連絡先
mkan@em.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/3◎/4〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
国や地方自治体などによって運営されている社会保障制度について、具体的な制度の理解、経済学的な考察を深めることを目的とする。

【到達目標】
専門知識を学び、それを活用して分析する能力を身につけること、さらに、それらを活用し、社会の問題を解決する能力を身につけることが到達目標である。
具体的には、限られた資源の中で住民が最も高い効用を得ることのできる社会保障政策とは何か、という提案ができるような能力を身につけることが本講義の到達目標である。




授業のサブタイトル・キーワード
経済学の考え方で社会保障制度を理解・分析する
講義内容・授業計画
まず、社会保険、公的扶助、社会福祉制度の3つからなる社会保障制度の体系を概観し、次に社会保険方式で運営される公的年金制度、医療・介護保険制度について学ぶ。

授業計画
第1週  福祉経済論を学ぶ意義、勉強の進め方
第2週  日本の社会保障制度の体系 
第3週  少子高齢化と日本社会
第4週  社会保障制度の機能
第5週  社会保障の歴史
第6週  公的年金制度のなりたち
第7週  現行公的年金制度の概要と問題点
第8週  医療保障制度の仕組み
第9週  国民医療費の動向と医療制度改革
第10週  高齢者の社会福祉と介護保険
第11週  労働者に対する社会保障 
第12週  低所得者に対する福祉
第13週  保育・育児に関する社会保障
第14週  障害者に対する社会保障
第15週  まとめと復習

※この授業においては生成AI の利用を予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。
教科書
椋野美智子・田中耕太郎(2023)『はじめての社会保障(第20版)』有斐閣アルマ(生協等で購入する)

参考文献
駒村康平編著(2018)『新・福祉の総合政策』創成社
小塩隆士 (2013) 『社会保障の経済学 (第4版)』日本評論社
その他適宜授業で案内する
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】ユニバーサルパスポートを通して事前に配布する講義ノートには、授業前に目を通しておくこと。
【復習】テキストの読み返し
予習・復習4時間×15週。
アクティブ・ラーニングの内容
講義中数人のグループに分け、学生同士のディスカッションを行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
社会保障に関する専門知識を身に着け、それを活用して分析する能力の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】

中間試験: 40%、期末試験: 60%を基準として、授業貢献(講義中の発言や講義内容に関連するニュースの報告など)を一定限度内で加味して評価する。


課題・試験結果の開示方法
中間試験の結果について、講義の中で講評する。
定期試験については、授業評価アンケートの教員コメント欄に試験結果に関するコメントも併せて記載する。
履修上の注意・履修要件
日頃から興味を持って社会保障に関する新聞記事などを読んでおくこと。
事前にテキストの該当箇所及び講義ノートに目を通したうえで、毎回講義にのぞみ、講義後はテキストの該当箇所を読み返し理解を定着させること。(詳しい説明は1回目の授業で行う)


実践的教育
該当しない
備考
授業計画はあくまでも目安であり、履修者の理解度によって調整を図ることがある。
1回目の授業で、授業の進め方や内容、評価について重要な連絡事項を説明する。履修予定者は必ず出席すること。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。